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ハコネウツギ(箱根空木)

2006-05-23 06:07:24 | 季節感
多摩センター、上之根大通りの土手に白と薄紅色の花が咲いていた。緑の葉を受けてハコネウツギ(箱根空木)の花。この花はニシキウツギとよく似ているようだ。花冠基部からロートの口部へ急に膨らむこと、若い枝が無毛であることでハコネウツギとした。花は咲き初めで蕾みがまだ多かった。

↑)花のロート状部が急に太くなっている

↑)花はこれから盛りを迎えそう、蕾みがまだ多かった。

調べでは
箱根の地名を冠するが箱根には自生がなく特に静岡県に多く自生しており増殖は実生や挿し木でおこなう。
ハコネウツギの特徴は、花の始めは花弁が白く、だんだんと紅色に変化していく。一本の木に白から桃色そして紅色が咲いているように見える。
良く似たものにニシキウツギ(二色空木)がある。これも暖地系の植物で、宮城県南部が北限である。やはり、花のはじめは白色でだんだん紅色に変化する。花冠はロート状であるが、ニシキウツギが花冠基部からロートの口部まで緩やかに広くなるが、ハコネウツギは基部から突然広く膨れる。また、ハコネウツギの葉は無毛か裏面脈上に毛が散生するが、ニシキウツギの葉の裏面脈上には縮れた伏毛が密生する。

スイカズラ科 タニウツギ属
分布 北海道・本州・四国・九州
花言葉 移り気
   (キヅカレ)