定年後の人生を幸せに

第三の人生、心に刻みながら残る寿命を明るく過ごします。

オドリコソウ(踊り子草)

2006-04-30 03:34:30 | 季節感
2週間くらい前、林の中に青紫蘇が生えていると思った。
今度見たら白い花をリング状にたくさん付けていた。見たことのない花である。
早速コンピュータで調べると、ある方のブログに同じ姿のピンクの花がオドリコソウ(踊り子草)としてUPされていた。ネット検索で見ると白い花もあることが判った。
また、花の名を知る楽しみを味合った。

↑)二段のやぐらで12、13人の踊り子が輪になっている


↑)踊り子を下から見ると


↑)あっちにも、こっちにも踊り子の輪が出来ている

調べると
高さ30-50㎝。茎は柔らかく節に長い毛がある。葉は対生し長さ5-10㎝、粗い鋸歯があり、網目状の脈が目立つ。花冠は長さ3-4㎝で色は白色~淡紅色まで変化がある。
和名は花の形を、笠をかぶった踊り子がやぐらの上で輪になって踊っている様子に例えたもの。

シソ科 オドリコソウ属
分布 北海道、本州、四国、九州
花言葉 快活 陽気
   (キヅカレ)


ユキザサ(雪笹)

2006-04-29 03:33:55 | 季節感
先日チゴユリに会ったことをUPしたが、葉は同じようで茎の先に白い小さな花をたくさん付けたのを見つけた。名前が判らず、最近の花掲載のブログで調べたらユキザサ(雪笹)らしい。そこでネット検索で確認したら判明した。コンピュータは便利になったとつくづく思った。判ってみると淡雪が茎の先に軽く積もった感じに見える。また花は雪の結晶のよう。




調べたところ
和名は花穂の白い花を雪にたとえ、葉がササに似ていることから名付けられた。丸い果実は秋に赤く熟す。
若芽、若葉はアズキナと呼ばれ甘味があって食べやすい。
根、根茎を生薬として用い頭痛、リウマチによる疼痛に効く。

ユリ科 ユキザサ属
別名 アズキナ
分布 北海道、本州、四国、九州。山や丘陵地の林の下やへりなど
   (キヅカレ)

「BLOGRANGER」gooラボの利用法

2006-04-28 16:11:16 | Weblog
私は野草の花に興味を持っています。野原や林で知らない花に出会ったり、認識のある花を見たりします。そのような時、gooラボ次世代型ブログ検索実験の「ブロガーで選ぶ」のキーワード欄に時節に咲いている花の名前を入力します。野草の花に興味を持っているブロガーの一覧が出てきます。それぞれをクリックすると時節に咲いている花をテーマにしているブログ記事が表示され、花の名前を知らなくても綺麗な写真が掲載されています。その記事を見ていくと名前の知らない花にめぐり合えます。また、知っている花でも新しい内容を知ることができ、コメントを入力するとブログ仲間ができます。
   (キヅカレ)

アマドコロ(甘野老)

2006-04-28 03:37:46 | 季節感
スズランに似た形の花が公園に咲いていた。名前はアマドコロ(甘野老)
50cmほどの茎が弓なりに立って、楕円形の葉を2列互生し筒状の白い花が下垂して咲いている。初めて知る花名で、早速調べる。




根茎がヤマノイモ科のトコロという植物に似ていて、食べると甘みがあることから名づけられ、アマドコロの根茎は黄白色の円柱形で横に伸び、ところどころに節があり、乾燥させたものが生薬の萎蕤(いずい)または玉竹(ぎょくちく)となる。滋養、強壮、強精、老化防止、美肌、色白、脳卒中、糖尿病、胃潰瘍の目的で用いられる。

ユリ科 アマドコロ属
分布 日本全土、朝鮮半島、中国の山地、原野に自生
花言葉 元気を出して、心の痛みの分かる人
   (キヅカレ)

エビネ(海老根)

2006-04-27 03:26:11 | 季節感
庭園の細道の影にエビネ(海老根)が咲いていた。葉の間から20cmほどの花茎を出し8~12個の花を付け、花は2㎝ほどで平開している。
萼片は紫褐色、側花弁と唇弁は淡紫色に白色の縁取り。
派手ではないが、ランの優雅な雰囲気で味わいの深い花である。

名の由来は、地下に連なっている茎と、そこから生えている根の様子が、まるでエビの頭を指でつまんで持ち上げたように見えるところから、コオズ・サツマ・ヒゼン・タカネ・ミクラ・ヤマトなどの雑種にはエビネと言う名は付けず、アカエビネ・地エビネ・黄エビネ・キリシマエビネ・サルメンエビネ・ニオイエビネ・ナツエビネなどエビネと付くのは全て原種ですだそうだ。
エビネ属には30近い種類が記されている。

ラン科 エビネ属
原産  日本
   (キヅカレ)

シロヤマブキ(白山吹)とヤマブキソウ(山吹草)

2006-04-26 03:51:07 | 季節感
ヤマブキ(山吹)に似てヤマブキとは違う種類の花、二つに出合った。
先ずはシロヤマブキ(白山吹)

素人の私は白い花のヤマブキと思い込んでいた。ところがこの花はヤマブキ属ではなく独自のシロヤマブキ属に分類されている。ちがうところはヤマブキは 5 弁花で,シロヤマブキは 4 弁花、葉の大きさや形は多少似ているが、なにより枝への着き方がヤマブキの互生に対しシロヤマブキは対生と調べで判った。

バラ科シロヤマブキ属
原 産 中国、朝鮮半島、日本(中国地方)

次の花はヤマブキソウ(山吹草)

花の色はヤマブキと同じ色で山吹を草花にした感じ。
この花も花弁は4枚で、ヤマブキの花弁の5枚とは異なる。ヤマブキソウ根生葉は長い柄があり、羽状複葉で5-7小葉からなる。植物分類学的にはクサノオウと同属でアルカロイドを含み有毒である。

ケシ科クサノオウ属
本州、四国、九州に生える多年草
別名 クサヤマブキ(草山吹)
花言葉 すがすがしい明るさ
   (キヅカレ)

チゴユリ(稚児百合)

2006-04-25 02:47:02 | 季節感
以前から会いたいと思っていた花に出会えた。一本杉公園の散策道路の脇に、下向きに曲がった茎の先端に、少しクリーム色を混ぜた白い花が2cmほどの大きさで可憐に咲いていた。 
チゴユリ(稚児百合)、小さくて可憐な花を稚児(小さい子供)に見立てて,名前がつけられている。名前のとおり私は地面に横になり「君に会いたかったよ」と語らいかけながらカメラに記録した。

球根はなく、白くてやや太い根が地面をはって伸びる茎を出し、その先に新しい芽をつくって増えていく栄養増殖を行う多年草、芽が出ると親株は必ず死んでしまうため、疑似一年草とも言われる。

先日ブログのお仲間がこの花の写真をUPされていた。羨ましいと思ったが今日は心に嬉しさが込み上げて来た。(来年また君の分身たちに会いに来るからと呟いた)

ユリ科 チゴユリ属
分布 本州、四国、九州
花言葉 恥ずかしがりや
   (キヅカレ)

シャガ(射干;著莪)

2006-04-24 03:19:44 | 季節感
散策コースの竹薮の近くにシャガ(射干;著莪)の群生がある。
今までシャガの名を知らなかった。白い4,5cmの花が綺麗だと思いながら眺めていた。
白に近い淡い薄紫の花弁に紫と橙の斑模様が綺麗である。
チョウチョや飛ぶ鳥を連想させ清楚であるが妖しい魅力をたたえている。



調べてみると和名の「射干」はもともとヒオウギのことで、俳句の世界では「著莪」の字をあてられる。アヤメやハナショウブなどより早い時期に咲き、一つの花の命は1日限りで、朝開いて夕方にしぼむ。

古い時代に中国から渡来したものが野生化したと考えられている。
橙色と青紫色に彩られた外花被(萼に相当)。先端が二つにくびれた内花被(花冠に相当)。先端がふさふさになった雌しべがそれぞれ3個ずつ見える、などが記載されていた。

アヤメ科 アヤメ属
原産 中国
別名 コチョウカ(胡蝶花)
花言葉 清らかな愛、反抗、抵抗、決心、私を認めて など
   (キヅカレ)


セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)

2006-04-23 03:37:20 | 季節感
庭園の道端に青紫色の花がにょきにょき出て咲いていた。
アジュガの名札がついていたが、お仲間のブログを見ていたら同じ花が掲載されていた。
タイトルはセイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)だった。
十二単とは、いかにも奥ゆかしい響きを感じ、早速調べてみるとジュウニヒトエ(十二単)は日本固有種で花の色がやや白っぽい紫色で花の形はそっくり、このセイヨウジュウニヒトエは外来の園芸品種であることが判った。
西洋が付いても十二単のほうが覚えやすいのでアジュガはやめた。
花茎の高さは約12cm、びっしりと花がついて葉が下方で受け止めているかのようだ。1本の花茎に青紫の花が重なりあって咲く様子から、単(ひとえ)の上に袿(うちき)や唐衣(からぎぬ)、裳(も)を重ねて着た宮中の女房装束に見立てて名前が付けられたという。また、一つの花をアップで見ると、衣のすそをひろげて立つ女官に似ているからという説もある




セイヨウジュウニヒトエは食べると苦いハーブで薬用として血圧を下げる効果があるそうだ。

シソ科 キランソウ属
原産 ヨーロッパ
別名 アジュガ、セイヨウキランソウ(西洋金瘡小草)
花言葉 強い結びつき、 日陰の愛
   (キヅカレ)

ハナズオウ(花蘇芳)

2006-04-22 03:42:15 | 季節感
路傍の斜面の枯れ枝に何時の間にか、赤紫の花をたくさん咲かせていた。
まだ若葉が出ていないので,作りものの木のように見える。
花の姿からはちょっとライラックを思い出す。
名はハナズオウ(花蘇芳)、枝が隠れるほど花が付き遠くから見ても綺麗だ。
花形はチョウチョのよう、私には目出度い鳥の鳳凰が翼を広げた姿を連想した。花のあと豆果をつける。




染め色の名で(ハナズオウの心材を煎じた汁で染める)紫がかった赤色を蘇芳色と言う。

マメ科 ジャケツイバラ亜科 ハナズオウ属
別名 ズオウ(蘇芳)
原産 中国
分布 北海道南部から九州
花言葉 豊かな生涯
   (キヅカレ)

今、一番行ってみたいところ

2006-04-21 16:07:41 | Weblog
私はヘミングウェーの小説「武器よさらば」が好きです。ロックハドソンとジェニファージョーンズの出た映画を10回以上見ました。その中でイタリアの戦線から二人でスイスに逃れ、束の間の生活をし、二人でスイスのアルプスの裾野を散歩している画面がありました。その景色が美しかったのを今でも思い出します。その時、一生の間に一度でいいから大自然のアルプスの裾野を歩いてみたいと思いました。60歳代半ばの現在でも、まだそれを夢として抱いています。
   (キヅカレ)

ピンクのイカリソウ(錨草)

2006-04-21 04:26:40 | 季節感
先日(4/13)白のイカリソウを掲載したが、林の落ち葉の地面にピンクのイカリソウ(錨草)を見つけた。
まだ蕾もあり綺麗に咲いていた。
花を近くで見ると4枚の羽根をいっぱいに広げ中央の部分の口で小さな虫を飲み込みそうな感じである。
もっとも、受粉のため虫を呼び込むのが目的なのだから。
花びらの開きかけが錨を連想するのだろう。




調べでは、イカリソウはメギ科の落葉多年草。花は赤紫色が多く春に咲き、葉は複葉で、1本の茎に1つ出るが、3枚の小葉が3回ずつ、計9枚つくことが多い。薬草としても栽培され、日本在来のイカリソウは男性向けには強精、強壮剤として、女性向けには生理不順の治療薬として用いられ、神経衰弱にも効くとの説もある。「ユンケル」など多くのドリンク剤にも使われているようだ。

メギ科 イカリソウ属
別名 サンシクヨウソウ(三枝九葉草)
花言葉 人生の航海、 あなたを捕らえる
   (キヅカレ)


シュンラン(春蘭)

2006-04-20 03:24:04 | 季節感
ランと言えば華やかでゴージャスな花を連想するが、日本のラン、シュンラン(春蘭)は容姿が外国のランとは違っている。
林の片隅でひっそり咲いているシュンランは、淡黄緑色の花で,唇弁は白っぽく紫の斑点がある。実に地味な姿をしている。
シュンランは日本の工芸品の文様に使われている。
水墨画の題材となったり、お盆に彫られたり、漆物の絵柄、焼物の文様と馴染み深い。
地味で清楚な姿が小間の茶花としても珍重される。

シュンランには風流な別名がついている。
唇弁にある濃紫色の斑点が、ほくろやしみに似ていることからホクロ(黒子)と言われ、また、ぺろっと下がった唇弁を婆さんに、中央の雄しべの部分を爺さんのはげ頭に見立てジジババ(爺婆)と呼ばれる。
食用としても、蕾を天ぷらや酢の物にしたり、花は塩漬けにして白湯を注ぎ、蘭茶としてめでたい席に用いられるそうだ。

ラン科 シンビディウム属
分布 北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国など
別名 ホクロ(黒子)ジジババ(爺婆)
   (キヅカレ)


ウラシマソウ(浦島草)

2006-04-19 03:09:06 | 季節感
ムサシアブミに似たウラシマソウ(浦島草)に出会った。
花は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれるレインコートのフードのようなものに包まれていて、花軸の先端部(付属体という)が糸状に伸び上がり、途中から垂れ下がる。この形が浦島太郎の釣姿を連想し,名が付いた。実際は奇妙な姿だが日本人の風流心に感銘する。



仏炎苞は紫褐色で背丈2、30cmの葉より下につき、葉は1つで鳥足状に深裂し、小葉は11~15個付いている。糸状の長さは40cmから50cmと長い。
ウラシマソウは地下に塊茎(いも)があり、それが十分に育つまでは雄株として花粉を作って育ち、「体力」がつくと雌株に性転換し実をつける不思議な植物だ。
薄暗い林の中、蛇の鎌首のような姿から別名ヘビクサ(蛇草)の名がある。
糸状のひょろひょろが蛇に似ている説もある。

サトイモ科 テンナンショウ属
日本の北海道(南部)、本州、四国、九州に分布
花言葉 変わりやすい愛 懐古 回想
   (キヅカレ)

キバナカタクリ(黄花片栗)

2006-04-18 01:16:03 | 季節感
中央公園にある庭園の片隅に背丈20cmほどの黄色の花が咲いていた。
名札にエリスロニウム パコダと書かれていた。
調べてみると洋種のカタクリでキバナカタクリ(黄花片栗)と出ていた。
花は俯いてカタクリに似ている。キバナカタクリの方が馴染みやすい。

普通のカタクリの花は盛りを過ぎて、ほとんど見られなくなった。
キバナカタクリは今が盛りのようだ、見ていてなつかしい気分になった。
黄色が春らしい雰囲気を振り撒き、姿は可憐な感じであった。

ユリ科  カタクリ属
原産地 北米
   (キヅカレ)