定年後の人生を幸せに

第三の人生、心に刻みながら残る寿命を明るく過ごします。

キランソウ(金瘡小草)

2006-05-03 03:39:37 | 季節感
多摩ニュータウンは東京南西部の丘陵地帯に造られた、計画人口約30万人、総面積2890haの日本最大のニュータウンである。私の住まいは多摩ニュータウンの南端に位置し、多摩丘陵の原形を残す町田市が10分ほどの距離にある。その町田市小野路町にはまだ昔のままの雑木林が残っている。車も入れない山道を行くと陽のあたる斜面に出る。私の知らなかった草花が有った。
斜面の土肌を平らに張りつくように葉をひろげ濃い紫色の唇形の小さい花が咲いていた。ブログで知ったキランソウ(金瘡小草)である。セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)とよく似た花を咲かせ、地面に蓋をしたようにへばりついていることから、ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)と物騒な別名もある。

↑)地面にへばり付く様に生えているので(地獄の釜の蓋)

開花期(早春から晩春)に全草を採取して、天日で乾燥したものが生薬の「筋骨草(きんこつそう)」と呼ばれ、気管支炎で咳や痰が出る場合に煎じて服用する。解熱、健胃、下痢、腹痛、高血圧にも効果があると言われ、また、野山で虫に刺されたときに、茎や葉をもみつぶして患部に塗れば治と言われる。

シソ科 キランソウ属
別名 ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)
分布 本州、四国、九州
花言葉  あなたを待っています
   (キヅカレ)