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定年後の人生を幸せに

第三の人生、心に刻みながら残る寿命を明るく過ごします。

七事式(茶道)

2005-03-06 02:07:35 | 茶道
今月(昨日)の七事式の稽古は嘉友(かゆう)でした。
嘉友は陶淵明の漢詩中にある言葉から付けられた名称で人数は亭主と客4人の5名で行われます。

花を賞し、香を聞き、茶を点てる良き友、その一刻に茶道の妙境を大いに楽しむと言うのが目的です。
したがってお香、茶花、花月でのお茶が組み合わされています。

最初の折居(おりすえ)で月、花の札により月がお香、花が花月の最初の点前をします。
月に当たった人は香を炷(た)きます。
香を炷いている間に月、花の札以外の人は茶花を生けます。
正客から茶花を生け終わった順に香を聞き、全員が聞き終わると花月に入ります。

花月では折居で月札に当たった人はお茶を飲み、花の札に当たった人は次のお茶を点てます。
お茶は三服で終わります。

亭主役は道具の運びと片づけをします。
亭主と客はお香、茶花、点前に当たる可能性が有ります。
折居で役を決めますので、どの役が当たるか判りません。
全体の所作に慣れる必要があり、なかなか難しい七事式です。

今回は3回稽古をして頂き亭主と最初の花の札が当たりました。
二回茶花を生けました。
茶花は難しく主格の花、従格の材料の選び方について指導を受けました。
でも大変楽しく稽古が出来ました。
     (キヅカレ)

七事式(茶道)

2005-02-19 15:50:46 | 茶道
月一回の七事式の稽古に行ってきました。
今日の七事式は尚友(しょうゆう)でした。
尚友は孟子の中にある言葉から因んで付けられた名称で人数は亭主と客4人の5名で行われます。

折居(おりすえ)で春、夏、秋、冬の札により順番を決めます。
春に当たると貴人点てでお茶を点て、秋の札の人が貴人客としてお茶を頂きます。

夏に当たると重茶碗の母茶碗(おもちゃわん)でお茶を点て、冬の札の人がお茶を頂きます。

秋の人は重茶碗の子茶碗(こちゃわん)でお茶を点て、春の人がお茶を頂きます。
冬の人は棗を包帛紗にして母茶碗(おもちゃわん)でお濃茶を点て、夏の人がお茶を頂きます。

亭主役は道具の運びと片づけをします。
客は必ず点前をしてお茶を頂きます。
折居で春、夏、秋、冬役を決めますので、どの季節札が当たるか判りません。
全体の所作に慣れる必要があり、なかなか難しい七事式です。

今回は2回稽古をして頂き春と秋の役に当たりました。
歩き方が難しく何回も注意を受けました。
でも大変楽しく稽古が出来ました。
     (キヅカレ)

初釜

2005-01-04 19:56:39 | 茶道
今日は暖かな冬の晴れ間、東京では18.5℃を記録しました。
昨日初釜に行ってきました。
稽古場の茶室で先生の家族のもてなしにより濃茶と薄茶を戴き、その後近くの料理屋で懐石料理を味合いました。

茶室の床には「柳色新」の軸
くい炭飾り
太神楽(つばき)、突く羽根、松が竹の花入れに生けられ
螺鈿の香合が飾られていました。

扇面の形の棚に立瓜型の塗り水差し
唐津焼の茶入れ
炉には透き木釜
ちぎり型の赤絵の蓋置

そして主菓子は花びら餅を戴き
嶋台のお茶碗でたっぷりとした濃茶を頂戴しまし。
続きお薄で薄茶を戴き終わって、記念撮影をして食事会場へと向かいました。
お天気に恵まれ新年の出発にふさわしい茶会でした。
   (キヅカレ)

中仕舞いをして茶銘の挨拶よ

2004-12-09 17:17:35 | 茶道
ブログでお茶の稽古の記事を拝見して
休んでいたお茶の稽古に出かけました。
先生がビックリされるといけないので電話をかけました。
「いらしてよろしいですよ」との返事が返ってきました。

午前10時稽古場に入室、軸、花、釜を拝見し、先生に挨拶を致しました。
まだお弟子さんが見えておられず早速濃茶の平点前をさせて頂きました。
先生と二人きり、一亭一客の心境でお茶を点てました。
中蓋(釜の湯が冷めないように茶を点てるまで釜に蓋をする)はさらりと出来たのですが私の点てた濃茶を先生が飲まれ「美味しい」とお褒めの言葉を聴いたとき、気持ちの緊張が切れてしまい、次の所作の中仕舞いを忘れ、先生から「中仕舞いをして茶銘の挨拶よ」と注意されてしまった。
褒められたり、注意されると心は動揺してしまう。
聖徳太子は7人の話を同時に聴かれ、それぞれに対応されたと聞いている。
茶道を嗜んでいると言うなら褒められた程度で点前から心が離れるとは情けない。

私はお客様と歓談をしながら納得の出きる薄茶を点てみたいと常々思っている。
「平常心是道」「無心」などのお軸を拝見しますが、見ると会得とは大きな隔たりが有るものと心に感じました。

濃茶の稽古が終わりまだお弟子さんが訪れないので、先生から「茶入れ飾りをして御覧なさい」との言葉が聴こえてきました。
「忘れてしまって出来ません」と喉まで出かかったのをこらえ、先生は既に私が茶入れ飾りを忘れていることは承知されているはず、稽古とは注意を受けて前進するものと覚悟を決めて「茶入れ飾り」の点前をしました。
注意や説明を受けたことは言うまでも有りません。
おかげで昔習ったことを少し心に戻ってきました。
    (キヅカレ)

濃茶付き花月

2004-12-04 19:56:58 | 茶道
茶道の稽古で月一回の七事式に行ってきた。
七事式は表千家七世如心斎、裏千家八世一燈、大徳寺無学和尚と如心斎の高弟川上不白により考案された。

最も基本となる七事式は花月式であり、5名で学び合う稽古、薄茶を折据(おりすえ)と言う竹製の札で順番を決め4服か5服点てそのお茶も折据で決めて頂く。
花月の前に折据で濃茶手前を決めて濃茶を点て飲む式を濃茶付き花月と呼び、今日はその濃茶付き花月を稽古した。

折据で順番を決めるので誰に何が当たるか判らず気持ちを抜くと間違えてしまい、他の方に迷惑を掛けてしまう。
点前だけ上手に行うだけではない、折据の廻し方、お客の席の変わり方、歩き方、道具の拝見など全員が心を一つにしないと上手くまとまらないので大変難しい。

濃茶は全員で三口半ずつ一椀の茶を頂き、飲み終わった後お茶碗の拝見も行う。
上座の正客と詰客は茶碗の拝見度合いも変えるのが巧者である。
お客同士の雰囲気に気配りし合うこともなかなか難しい。
花月の点前が終わった後、茶入れ、茶杓、仕服(茶入れを入れる袋)の拝見もする。

所作の多い点前は濃茶、薄茶の初めと最後の点前であり、今日は三回稽古をしたが最後と中間の薄茶点前が当たり、薄茶を二服頂いた。
濃茶点前は当たらないで済んだ。
点前の当たらない回は席に坐ってる時間が長いので足がしびれ他の方に迷惑を掛けてしまった。
     (キヅカレ)

壺飾り付き花月

2004-11-06 17:20:09 | 茶道
危篤状態にあるアラファト・パレスチナ自治政府議長の中東情勢に与える影響は大きそうだ。
イスラエルとパレスチナ間が激化しそうな動きである。
一方日本は平和な感じがする。

プロ野球のパ・リーグ「東北楽天ゴールデンイーグルス」のパ加盟が承認された。
しかし、西武ライオンズの球団売却を複数企業に打診していることがわかった。
まだまだパ・リーグは混沌としている。

11月2日から東京は晴天続き、心も晴ればれして来る。
気持ちがお天気に影響されるのは私だけだろうか。
趣味として時々茶道を嗜んでいる。
稽古はほとんど欠席しているが、ひと月に一回の七事式と言う稽古だけは出席している。
五名で折据(おりすえ)と言う竹製の札で点前の順番を決め、夫々の点前を学び合う稽古である。
五名が揃わないとうまく稽古が進まない。
休むと仲間に迷惑を掛けるので出席している。
今回は壺飾り付き花月、昔の茶人は初夏に獲れた新茶を壺に保管し、11月に口切の茶事として壺の封を切り抹茶にして茶を点てる。
その壺の扱いを主とした七事式である。
床に飾ってある壺の網を解きお客が壺を拝見し、花月(折据で茶を点てる人、飲む人を決める)の時
壺に飾り紐を結ぶ。
この壺に飾り紐を結ぶのが難しい。
三回ほど稽古をするが皆さん懸命に点前をするので終わると、精神的にすっきりした気持ちをあじわえる。
明日も晴れるといいな・・・
   (キヅカレ)