私の歩く旅 

歴史の背景にある話題やロマンを求めて、歩く旅に凝っています。ねこや家族のこともちょこっと。

大河「八重の桜」を通り抜ける~同志社大学

2012年08月26日 | 近代の歴史的建造物

京都の同志社大学の資料館を訪ね、パンフレットなどをいただきました。

絵はがきセット、
2013年大河ドラマ「八重の桜」記念「新島八重と同志社』アニメ版のパンフ
同志社女子大学編集の「新島八重の生涯」
新島襄と八重が暮らした「新島旧邸」パンフレット
アメリカン・ボード設立200周年記念「まかれた種―神戸女学院と同志社」
「目的の大なる人物を」創世記の学生たち
京都の中の同志社―相克時、調停と明治の近代化
同志社の文化財建築物

などです。
絵葉書セットまでいただけるなんて、大盤振る舞いですね。

同志社大学歴史的建造物そのものもNHKの大河ドラマ「八重の桜」の重要な舞台となるので、
改修の真最中でした。
全国の大学の入試関係者にしてみれば、羨ましい限りではないでしょうか。
同志社大学の創立と歴史的なエピソードが大河ドラマで表現されるわけですから。

今回、新島八重は綾瀬はるかさんが演じるそうですが、実際の新島八重は
ちょっといめーじがちがうようです。
実は2009年に日本テレビで
放映された「会津藩の女たち」で八重を演じた森三中の大島みゆきさんに
雰囲気が似ているということです。
勝ち気でがんばりや、たくましい女性だった八重を新島襄は
「ハンサム・ウーマン」と呼んでいます。
これは、新島襄がアメリカにいる義母ハーディー夫人に送った手紙の中に
「彼女は決して美人ではありません。
しかし私が彼女について知っているのは美しい行いをする人(ハンサムウーマン)
だということです。私はそれで十分です。」
と記されているからです。

会津藩士の娘、八重とクリスチャンで函館から密出国し、アメリカで勉強して戻った
新島襄(同志社の創設者)については、同志社女子大学編の「新島八重の生涯」で
かなりの情報を得ましたが、それはまた次回、ということで、今回は建物について。

同志社大学の中は重要文化財と有形文化財でいっぱいです。
⬇1884年(明治17)年竣工で重要文化財の彰栄館
れんが造りでは、京都最古の建物です。





設計はアメリカンボード(1810年設立のアメリカ最古の海外伝道団体)の
日本への最初の宣教師で、同志社の理事、教育者でもあった
D.C.グリーンです。






⬇は礼拝堂。やはり、D.C.グリーンの設計です。
三角に尖った切妻屋根がとくちょうです。
生い茂る大樹がこのチャペルの歴史を感じさせます。
1886年(明治19年)竣工、重要文化財に指定されています。





⬇はハリス理工学館
設計は平安女学院の明治館を設計したハンセルです。
1890年(明治23年)竣工、重要文化財です。




他にもクラーク記念館(重要指定文化財)
有終館(重要指定文化財)
アーモスト館(登録有形文化財)など、美しい建物があります。

今回は時間の関係でちょこっと通り過ぎた感じですが、
次回はじっくり時間をかけて同志社大学の建物をみてみたいものです。



にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へにほんブログ村


にほんブログ村 美術ブログ 建築・建築物へにほんブログ村