よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

星見娘で電視観望29(うお座 M74ファントム銀河)

2023-11-02 05:00:00 | Seestar
うお座 M74渦巻銀河(NGC628、Phantom Galaxy)

画像①画像②よりトリミング、画像処理済

画像②36分間のライブスタック、画像処理済
M74はうお座唯一のメシエ天体。地球からの距離は4000光年、大きさは天の川銀河ぐらい。メシエ天体の中でも見にくく写しにくい銀河とのこと。それでファントム銀河かと納得。発見者のメシャンさんによれば「みるのは酷く難しい。よく晴れた霜を置くような夜にははっきりするだろう」(Wikipediaより引用、資料9)。それから250年。眼視に、電視も加わり、自宅から、素人でもまぼろし銀河が見ることのできる時代になった。良い時代になった。

他に、渦巻銀河らしく、HSTの画像(資料9)は、さんかく座銀河の雰囲気ある。中央部が非常に明るいという特徴があるらしい。

画像③Seestarアプリのアノテーション

画像④iステラHDによる観望位置


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)うお座 - Wikipedia

9)M74 (天体) - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

撮影情報
2023年10月22日午後8時半頃
ベランダ プチ・リモート観測所
うお座  M74渦巻銀河(NGC628、ファントム銀河)
Seestar S50+iPhone7、10秒露出36分のライブスタック撮影
AffinityPhoto2で画像処理
「写真」アプリで、トリミング
「AIで写真高画質」でほんのり高画質化