よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録4056(こと座 M57リング星雲 by Mak127)

2024-06-12 22:30:00 | MC天体
こと座 M57/NGC6720 リング星雲/環状星雲

苦節7日、やっとMak127+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTiでM57のライブスタックに成功。M57の中心星も写せました。\(^o^)//ギリギリかな(^^;
Mak127(SKYMAX127)+ASI585MCでプレートソルブが可能と気付いて、ネットの先輩方のブログ等に学び、やっと成功しました。先輩方ありがとうございます。m(__)m

画像イ、30秒露出51枚のライブスタック
(スマホ用ペルチェ冷却ファンにて、-6°C、ダーク補正あり、トリミング・画像調整あり)
M57はこと座の惑星状星雲。地球からの距離は約2600光年。Wikipediaによれば、
星雲の中心にはWD 1851+329と呼ばれる白色矮星あるいは惑星状星雲中心星が存在する。この星から数千年前に放出されたガスが白色矮星からの紫外線を受けて蛍光灯のように輝いている。
とのこと。

空の状態が悪い日が続く。今回も曇り模様。しかし、こと座周辺は星が見える。先ずはベガの導入を試みる。失敗。β星シュリアク失敗。ζ星で突如プレートソルブが成功し、自動導入成功!急いで『Sync』ボタンをタッチし位置情報を同期。ベガの導入に成功! 
ここから、バーティノフマスクでピントをつめる。
そして、念願のM57ヘ、ライブスタック開始。ビミョ-だが、どうにか中心星も写っているようだ。しかし25分越えてガイドが大きく乱れだした。ガイド星が窓枠を越えた模様。ライブスタック終了。なんとか目標達成で一安心。(^^)
これでEVOGUIDEでのDSO観望に進める。

*DSO=Deep Sky Objects=太陽系外天体

画像ロ、導入成功画面

この時のASIAIRによる焦点距離は1401mm
画像ハ、焦点距離の表示
焦点距離1401mmの接続
右下に見えるヘリコイドを足して使うと1577mmとなる。


画像ニ、ライブスタック終了後のライブ画面

覚書)
①自動導入に成功しない時は、100秒プレートソルブを延々と繰り返すので、適当なところで打ち切って、導入場所を何度か変えて上手くいった。
②M57の次の天体の観望は、露光エラー(?)で失敗。Seestar観望を準備している間に一11°Cほどにペルチェ冷却で結露したのかもしれない。カメラを見るとカバ-は曇ってないが内外に微小な水滴が見られた。あわてて拭き取る。未熟者無理しないと終了。
③ピント合わせ、昼間40mmアイピースで合焦させ、CMOSカメラに変えて合焦。夜、ピントのぶを逆時計まわりに回して合焦。多分ピント位置を後ろにズラしているのだと思う。ベガを導入後バーティノフマスクでピントをつめた。
④Mak127のバランス、1.8kgウェイト(KASAI)+ASIAIR本体であってしまった。動きもスムーズ。
⑤ASIAIRへの主鏡の登録で焦点距離がはっきりしない時(レデュサー使用、バロー使用、マクストフカセグレン鏡・・・)のときは「0」を打ち込む。

⑤PA(極軸アライメント)、室内設置かつ窓から見える範囲が狭いので、8日前にFMA135で合わせたまま。導入後のズレで狂っているのはわかるが方法も思いつかないので。取りあえずなんとかなった。

人類にとっては微少ともいえないぐらい本当に小さな一歩だが、
私にとっては大きな一歩となった!
う~ん?(^_^)
これで次の観望は空の状態のよい時焦らずにできる。
今回の経験を次に生かす。

撮影情報
2024年6月11日午後8時~10時頃
メダカベヤ観測所
こと座 M57
主鏡 Mak127+ASI585MC+CBPフィルター
ガイド SV165+ASI120MM-mini+UV IRカットフィルター
架台 赤道儀化AZ-GTi
制御 ASIAIR Plus32G+iPad mini6
30秒露出25分のライブスタック、gainM(252)(ダーク補正あり)
写真アプリでトリミング・画像調整等

参考資料等
    JUNPYさんの銀河星雲マニアのためのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク
    東京のど真ん中で天体写真しているHIROPONさんのブログ
07)元天文少年の星撮りブログ Mak127とEVOGUIDEを使ったDSO観望のブログ。愛読させて頂いています。

電視観望の記録等関連Blog

よしべ~の業務報告
2024-06-12
EVOGUIDE50EDⅡ(5cm屈折)+ASI715MC+IR640Pro2フィルターで月
ShacpCap4.1太陽/月/惑星ライブスタッキング100枚
2024年6月13日追加
翌日、100枚保存AVIをASIStudio VideoStackで50%スタック
















星見娘で電視観望4093(いて座 M20三裂星雲)

2024-06-12 01:00:00 | Seestar
星1つ見えない曇り空が1時間程で大星夜に変身した6月10日夜半。
普段なら観望終了を意識する時刻からの観望スタート。
Seestarで終わりに見た天体2つ。M20と土星。

I、いて座 M20三裂星雲
画像イ、10秒露出33分のライブスタック
(Seestar調整・写真アプリで画像処理あり)
散光星雲が暗黒星雲で分けられたウメボ・・・もといM20三裂星雲。青い反射星雲と赤い散光星雲と星団の複合天体。赤い星雲にまとわり付く青(緑?)がこの大星夜で、どの位写るか確かめたくラス前観望に選ぶ。なんとライブスタック開始すぐに青色が確認できた(画像ロ)。期待は膨らみ、ライブスタックを見守る。
空の状態は良いようだが、スタックエラー続出で、迷いながら、午前1時を過ぎていることもあり33分で打ち切り(所用時間60分程)。前回の60分ライブスタック(画像ハ)よりは少し良いぐらいで終了。(^^;まあこんなもの。
導入が中心からずれて見えるので、どうしようと迷ったが、無理しないとそのまま。結果として良かった。私的には、左上のM21、M20、左下の赤でつくる三角形がGoodだった。M20をもう少し右に寄せても良いぐらいか。
また機会があればチャレンジしたい。(^^;
画像ロ、ライブスタック1分のスクショ
(真夜中の夢か、暗闇で見ていると凄いIと興奮する写りだったが、一夜明けて見るとそこ迄は思いませんね;^^)
画像ハ、アノテーション

画像ニ、導入画面

画像ホ、60分のライブスタック
(5月9日観望、画像調整あり)

撮影情報
2024年6月11日午前0時半頃から
ベランダ プチ・リモート観測所
いて座  M20/NGC6514
Seestar+iPhone7、10秒露出33分のライブスタック
Seestar『調整』で画像処理
写真アプリで画像調整等

Ⅱ、Seestar(Fl250mm)による土星
最後の観望は今シーズン初めての『土星』。観望に時間かからないので(^^;
画像へ、導入直後の土星(スクショ)

自動で導入してくれるの楽だが、やはり小さい(^^;
天文趣味始めた頃は、Mak127での眼視で、このくらいでも『輪があることがわかる』と感動したものだが贅沢になってきた。
画像ト、4倍モードでさらにピンチアウトで拡大。
(どうにか輪を確認)

ちなみに昨年のベストは
電視観望の記録178(10月中旬~ 惑星) - よしべや自然博物館

電視観望の記録178(10月中旬~ 惑星) - よしべや自然博物館

2023年10月~11月初旬頃惑星I.土星(Saturn、鎮星)①2023/11/1PM6:10、SKYMAX127+Neptune-CⅡで撮影(RGB24、800x600、5000枚30%、Exp10ms、Gain481)ベランダでの観望で本年は...

goo blog

 
今シーズンはこれ越えられるように頑張る。精進あるのみ。

よしべ~の業務報告
2024-06-11
久しぶりにお月さま
Seestarで雲越し

地球照、いまひとつですが







星見娘で電視観望4092(おとめ座 M84レンズ状銀河)

2024-06-12 00:59:00 | Seestar
おとめ座 M84レンズ状態銀河
Seestar15分しばりメシエ天体シリーズ
画像イ、15分のライブスヌック
M84は距離約6000万光年のレンズ状銀河。楕円銀河に分類する資料もあるとのこと。

私から見るとマルカリアン・チェーンの始まりの銀河。今シーズンも何回も写してます。(^^;
今シーズンのおとめ座の最後の天体。撮るのに4日もかかってしまった。(^^;
来シーズンはもっと考えて計画的に観望しようと思う今日このごろ。

画像ロ、アノテーション

画像ハ、導入位置

撮影情報
2024年5月25日午後8時頃
ベランダ プチ・リモート観測所
おとめ座 M84
Seestar S50+iPhone7 10秒露出15分のライブスタック
写真アプリで、各調整など

参考資料等
02) 銀河星雲マニア / Seestarマニア JUNPYさんのサイト
03)Constellation~StellarScenesさん『星座』へのリンク

電視観望の記録等関連Blog
07)星見娘4051(おとめ座 M61渦巻銀河)ライブスタック40分