よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録162(アンドロメダ座 M31中心部 4th)

2023-09-22 05:00:00 | M天体
アンドロメダ座 M31アンドロメダ銀河(NGC224)、M32(NGC221)
画像①UV IR-Cutフィルター使用、画像処理後

画像②ASIAIRのアノテーション画面のスクショ(画面中央上に『AndromedaGalaxy/M31』の文字が見える)、右中央すこし下M32

画像③スカイアトラスによる写野


M31を3回以上撮っているので、もうよいかと思っていたが、記録161見ると左上のM31が気になる。よく写っている。130PDS+ASI585MCの画角では、M31全部は入らずはわかっていたが、取りあえず中心部を撮ってみた。
ダークファイルを用意。ダークファイル適応にチェックを入れ、ASIAIRに20分の撮影制限をかけ、途中放置。
帰ってくると撮影は終わっていた。
ダークファイルを用意したためかよく写っている(画像②参照)。よし、画像処理!と思ったが、思うようにいかず撃沈。今回はiPadの『写真』アプリの処理画像(画像①)。(^^;

*ダークファイル、天体望遠鏡に蓋をして撮影した画像ファイル。CMOSカメラのノイズが写る。撮影したファイルに合わせることで、撮影ファイルのノイズを消すことができる。

(覚書)
しかしライブスタック時間6分18秒???(撮影データ参照) 20分に設定したはず。
謎は次の天体の撮影で判明。撮影3枚か4枚に1回しかライブスタックされていない。
想像だが、ASIAIRは『撮影』→『ダークファイル適応』→『撮影』→『ダークファイル適応』→『ライブスタック』→『画像をスマホ(タブレット)』へ転送』を繰り返している。この処理に時間がかかる。その間もASI585MCはどんどん撮影データを送り続けている?処理が間に合わないデータは廃棄?
PA(極軸アライメント)頑張って、露出時間を伸ばさないといけませんね。

なお、10秒露出ダークファイルなしのライブスタックでは、10分制限で約9分間のライブスタック。1回のライブスタックで1秒ほどの処理がかかっている計算になる。。


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)アンドロメダ座 - Wikipedia

8)アンドロメダ銀河 - Wikipedia

9)M32 (天体) - Wikipedia

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録101(アンドロメダ座 アンドロメダ銀河中心部) 満月・QBP使用

03)電視観望の機材008(ZWO ASIAIR Plusその3 曇り空テスト観望)

04)電視観望の記録149(アンドロメダ座 M31、M32、M110、NGC206) 

05)電視観望の記録150(ぎょしゃ座 M38散開星団+M31他) 

06)電視観望の記録153( アンドロメダ座 C28散開星団) 

07)電視観望の覚書008(天体カタログ M、C、Sh、Cr、Mel)

2023年9月19日午後9時前頃、晴れ(所々雲)
メダカ部屋観測所
アンドロメダ座 M31アンドロメダ銀河中心部(NGC224)+M32楕円銀河(NGC221)
130PDS+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=3s×126frames、ダーク補正あり、32.4°C、ライブスタック
iPadmini6上でスクショ。「写真」アプリで、各調整など


9月21日風強し、雲はあるが、星は見える。しかし新たなる障害発生。本日の電視観望は中止。その障害は、『カメムシ』。数日前から、1~2匹いたが、大発生の予感が。室内からの観望のため、窓が開けられないと観望出来ません。