本日は、名古屋へ行き、神経内科専門医の講習会。
講演はやはり上手、下手がでる。
あまりに専門的な話では、さすがに眠くなる。
今日は、なかなか上手な講演だった。
治療の指針の変化に驚かされる。
医学の進歩はゆっくりだが、毎年変化している。
ただ研究や治療の手法は
ＭＲＩと遺伝子解析が加わって、詳しくはなっているが、
それ自体、新しいことではないので、どこか限界を感じる。
私が研修医のときにＣＴが出てきて、画期的だった。
そのあとＭＲＩが出て、さらに神経学は変わり、
遺伝子解析によって、病型分類がかなり変化した。
しかし、難病の多くがまだまだ治療できない。
あと、日本の医学研究はすっかり遅れてしまい、
アメリカに追随しているだけのようにうつる。
世界で使われている新薬もすぐには日本で使えないし、
政治的な戦略もあるのだろうが、とにかく遅い。
医局の内部では相変わらず権力闘争のようで
教授選も以前と同じようなもの。
私が医局批判や大学病院の問題を指摘して、２０年くらい
経過した、結局変わったようで変わっていないのが医学部と日本の医学
なのだろうか。