散歩と俳句。ときどき料理と映画。

梅雨茸

神田川沿いのソメイヨシノにきれいな苔が生えている。
日光が当たりにくい下流に向かって左岸の並木である。
今日の散歩で苔の花を見つけようとしたのだが、
苔の中から小さな真っ白の茸がいくつも生えている。
大きいものでも2㎜ほどである。

このくらい小さいとスマホのカメラではなかなかピントが合わせづらい。
うちに戻って茸の名前を調べてみたがよくわからない。
この時期に生える梅雨茸の仲間なのだろう。
たぶん一日、二日で姿を消してしまうのだろう。

苔の花。

軒忍。

ソメイヨシノの根元に生えたカタバミ。

梅雨茸を詠んだ句には次のようなものがある。

そこに疑ひのかたまり梅雨きのこ 鷹羽狩行
梅雨茸に晴れ間晴れ間の淡き風  佐藤鬼房
梅雨茸の咲くわが棺に腰掛けて  野見山朱鳥
梅雨茸の生ひては潰え書庫の裏  山口青邨
梅雨茸や不祝儀袋買置なし    安住敦
梅雨茸や低空飛行実に低し    山口誓子

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