散歩に出ると、石畳の継ぎ目にこんもりした小さな砂の山がいくつもできている。
この石畳の下にアリの巨大な帝国があるのだろう。
アリを撮影するのは意外と難しい。
座って目を近づけると、中央に穴が開いてアリたちが忙しそうに出入りしている。
ここ数日の初夏めいた陽気で、アリたちの巣作りが始まったようだ。
アリは冬眠することはないけれど、寒い冬の時期は眠ったように動かず冬越しする。
そして春も中頃になると活発に行動を始める。
そういえばこのところカラスの巣作りも始まり、あれこれ材料を吟味して持ち去る姿を目にす。
30年以上前のことだが、初期のMacでシムアントというアリの生態をシュミレートするゲームに凝ったことがある。
黒アリの巣を大きくしながら、最終停には巣がある家の住人を追い出すのだがなかなか難しいゲームだった記憶がある。
シムアントのゲーム画面。これはMac版ではなくスーパーファミコン版の画面。
都市を作っていくシムシティの画面。
同じように都市を育てるシムシティというシュミレーションゲームもあったが、こちらはあまりおもしろいとは思えなかった。
どちらもワタシひとりでやるのではなく、まだ幼かった息子たちとやったゲームである。