散歩と俳句。ときどき料理と映画。

辛子蓮根

所用で出かけた銀座で用事をすませたあと、
偶然〈銀座熊本館〉という熊本県のアンテナショップを発見。
こういうショップが好きなワタシはすぐに店内へ。

飯田橋にある青森県のアンテナショップのことは以前書いた。
また新宿南口のタイムズスクエアにある宮崎県のアンテナショップも楽しい。

熊本県の名産と言えば、やはり辛子蓮根と焼酎、そして馬肉だ。
馬肉は高いのでパスして辛子蓮根を買うことにした。
とは言え辛子蓮根が安いわけでもないが。

球磨焼酎の呑み比べセット。ミニボトル(110cc)の三本入り。球磨焼酎の原料は米である。

大昔のことになるが、父親が晩酌のアテにしていたのは、
辛子蓮根であり、サラシクジラだった。
この二品はいまではけっこうな値段である。
サラシクジラは現在捕鯨が制約を受けていることを考えれば、高価なのはわかる。
父親がサラシクジラを晩酌のアテにしていた頃は、大衆的な値段だったのだろう。
ワタシたちの世代は動物性タンパク質は鯨からいただいていたのだ。

サラシクジラを大人になって食べたヒトは必ず「これは石鹸か!」と言う。やはり子どものころからの食体験は重要である(笑。

では辛子蓮根はどうだろう。

これはワタシの根拠のない推測なのだか、今市場に流通しているような、
つまり今日買ったような高価な辛子蓮根とは違う、
(福岡市の)柳橋連合市場などの八百屋や惣菜屋が作っていた
辛子蓮根があったのではないだろうか。
名産品とか特産品とか土産品とは違う、
庶民の暮らしのなかで消費される
低価格の辛子蓮根があったのかもしれない。

数年前、福岡に帰ったときに柳橋連合市場を歩いてみた。
子どものころに買い物の母に連れられてよく行った市場だ。
あいにく辛子蓮根は目に入らなかったが、
魚屋が作ったという明太子はよく見た。
鮮魚店それぞれのやり方で作られた明太子である。
土産品ではない、庶民の暮らしの中で消費される明太子。
どれも大手メーカーの商品よりも安価だった。

ここを訪れたのは5年ほど前だったろうか。昔とほとんど変わらない姿で営業していた。

なかなか武蔵国分寺跡に戻ることができない。
続きはそのうちに。

iPhoneから送信

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「酒のアテ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事