心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

たまには顔見せろよ

2023年07月25日 | 子ども
東京で仕事を頑張っている長男が数か月ぶりに帰ってきました。

「みんなでウナギ食べるから帰ってきな」
そんな理由でも総司令官である奥さんの号令には反射的に従ってしまう彼でありました。

「ただいま」
日曜の夜に泊まって、そのまま会社に向かう長男は、通勤できる恰好です。

「げっ!あなた、ズボンの裾がボロボロじゃない」
「超忙し過ぎて、買いに行く暇もないから」

そんな解れたズボンの裾は、映画に出てくる遭難者以外見たことありません。
某大手ゼネコンの彼曰く超ブラック企業で4年目。
そこまで追い込まれるのか・・・・・・・

「よし、スーツ買いに行くぞ!」
久しぶりに息子に会った喜びもあり、良いおやじしたくなりました。


「もう、二着ぐらい買っておいた方がいい」
長男とこれはどうかな、あれはどうかなと話すのも久しぶりなので、
すっかり気が大きくなる私でありました。


そして、裾直しやら会計やらで待っている間
「そうそう、大きな現場終わったら、給料めちゃ入っていた」
「それは良かったじゃん、で、手取りで幾らぐらい?」
「え?こんぐらい」


「・・・・・・・(汗)」
彼が示した指の本数は、僕の先月のそれを超えていました・・・・・・


息子よ、言っておくがまだ親父を超えるのは早いぞ。
親父には親父の立場というものがある。言いふらさないように。


その夜は、久しぶりの全員揃っての食事。
感無量でありました。


しかし、全員揃うとテーブル狭いな
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どちらにしても結局泣く父

2023年07月24日 | 子ども
「まだしばらくは、お世話になるのでよろしくね」

就活中の大学生の長女は、就職先によっては一人暮らしを考えていたのですが、
無事に第一志望の市内の総合病院から内定を頂きました。

決め手は、薬学部の病院研修で色々な患者さんと接した事だそうです。
「お爺さんが色々話をしてくれて、研修最終日に色々ありがとうって言ってくれたの」
(人に感謝を伝えるのって大事ですね)

そうかそうか、良かった良かった。
「お祝いに友達とディズニ-行くの。ご祝儀出る?」
「そりゃもう、パパの小銭入れ大解放!お昼のコンビニ連続出場記録更新だ!(泣)」
彼女がお家から通ってくれるなら何でもします。

いずれは何処ぞの馬の骨が現れ、連れ去るのでしょうが、
物騒な世の中だし、それまでは家にいればいいよ。

あ~今日は好きなことしようと大好きなゲームをやっている彼女の横顔を見ながら、
我が家は、今が一番平和な時期なのかなと思うのでありました。
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お里が知れる

2023年04月13日 | 子ども
仕事の付き合い等で行く高級なお店
いまだに苦手です。

概ね、気取った店員の登場でまずはその雰囲気に飲み込まれます。
大きいお皿の真ん中にちょぼっとのせられた正体不明の料理は、緊張をさらに煽ります。
あ~疲れる。

お里が知れるというのもでしょう。


恥を忍んでご披露いたしますと僕のお里(50年前)では、
・食卓は丸いちゃぶ台でぎゅうぎゅう詰めでした。
・お刺身にはお醤油をぶっかけました。
・最後にお茶碗でお茶を飲み、おじいちゃんなんかは入れ歯洗ってました。
・箸を持ったまま調味料を取るから、カチンと人の器に当たりました。
・おやつは食パンにマヨネ-ズをくりくりっとのせて二つ折りにしたものでした。



そして先日、お世話になっている方から「いいお店あるから」とお食事に誘われました。
「有名料亭の料理長を務めた店主」
んもう、これだけでお店に向かう途中は、手と足が一緒に出ていました。


でも先入観は良くありませんね。
その店主の方はとっても腰が低く気さくで、落ち着いて頂くことができました。

ウニを「粘土みたいで好きじゃない」と言っていた田舎者の僕を許してください。
人生でウニを美味しいと思ったのは二回目(一回目は北海道)
鯛のお刺身でくるんで、塩で頂きました。


つい最近までキャビアを「きゃびや」と言っていたのに、誰も正してくれませんでした。
春野菜にキャビヤと、黒ゴマソ-スに牛肉
正直、キャビアはとびっこみたいだけど、黒ゴマとお肉がこんなに美味しいなんて・・・・・


凄く美味しい金目の煮つけなんだけど、この白いのはジャガイモなんです。
カツオ出汁で煮込んだそうですが、絶妙に煮つけにあいました。



と、すっかりくつろいで楽しんだのでありましたが、
お会計をちらっと見て、眼圧で目が充血しました。

こんなの滅多に行けるもんじゃない・・・・

次はまた緊張するくだりからやり直しです。
(でも楽しかった)
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彼女を怒らせない方がいいぜ

2023年04月07日 | 子ども
次女(20)は、近所のコンビニでバイトをしています。
家から歩いて3分だし、幼馴染のハヤトくんも一緒なので親としても安心です。

でも、ひとつだけ難点があります。

「んもう、店長うざっ」
「店長キモイんだけど」
いつも帰ってくるとこぼしてました。


その若い店長は、かわいい子がバイトに入ってくると、
馴れ馴れしく近づき、今度一緒に飲みにいかない?とか誘うそうです。
次女の同僚の女の子の電話帳に、その店長は「うんこ野郎」と登録されています。


親としては、「まあ、世の中いろんな人がいるから、気にしない方がいいよ」
と軽く考えていました。

ところが、昔から嫌いが顔に出る次女はその店長に目を付けられ、
あれやこれやと厳しく指導され、ついにはポロポロ泣いてしまったそうです。
それをその店長が「参ったよ、〇〇さん泣いちゃったよ」と他のバイトに言いふらしてたのです。


ある日、次女が泣いて帰ってきました。これに奥さんが黙ってるはずはございません。
「ヤツを潰す」
導火線に火をつけてしまったな・・・・・・・
長らくなかったけど、彼女を本気で怒らせたらすごいんだぞ。
昔、長男のお腹を蹴った子を、親子ともども号泣させたこともあるからな・・・・・


でも、直接言って次女が恨みを買っては元も子もありません。
親会社のお客様相談窓口に、そのバカ店長の数々の無礼を何とかしろと報告したら、
大きな企業なので「早速調査します」と連絡頂きました。


もし、こじれた場合は僕の出番。
僕も本気出せば結構な雷おやじなのね。
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デ-トのお弁当

2023年04月03日 | 子ども
先週末の夜遅く「お花見にお弁当作るから手伝ってぇ」
との次女(20)の申し出に、仕事で疲れきっている奥さんは、
「今まで一度もやったことないのにそれは甘い!弁当をなめるな!」
と、まあまあそんな言わなくても・・・と思うぐらいの反応でした。

聞けば、二女は彼氏とのお花見の約束をして、
ここで弁当作ったらハート鷲掴み間違いなしと閃いたそうです。

え?彼氏?
僕が全面協力体制を考え直したのは言うまでもありません。

でも結局、次女が自分なりに食材の用意をしたのを見て、
奥さんはその心がけに免じて私が御指導ごべんたつして進ぜようと、
足りない食材を買い増しして、二人で楽しそうにお弁当作りをしていました。



僕も一応、唐揚げの下ごしらえなど手伝いながら、
「半分はおふくろの味だよね」
「んもう、パパも一緒に行く。彼にあ~んしてやろう」
「おやじのあ~んが嫌だというのか貴様は!」
僕の独り言は、もちろん二人は無視です。

そして、美味しそうな立派なお弁当が完成し、
次女はスキップしながら出掛けて行きました。


色々言いましたが、その後ろ姿を夫婦で眺めながら、
「何か可愛いね、昔を思い出すね」とほっこりしたのでありました。
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ひいき目抜きでも綺麗

2022年11月28日 | 子ども
来年成人式の二女の前撮りに行ってきました。
山手にある落ち着いた雰囲気のフォトスタジオです。

出産から七五三、入学卒業と今までも随分写真を撮ってきましたが、
今回で最後になるかもしれないと、全員に招集をかけて家族写真も撮りました。

長男は「仕事忙しいんだよぉ」と言いつつ東京から駆け付け、
長女は「私も着物着ようっかなぁ」と結構ノリノリ。

主役の二女は、カメラマンさんに「最高にきれい!」を連発され、
色んなポ-ズとってお姫様気分を楽しんでいるようでした。
いや、ホントにきれいになったね(親ばか5車線一方通行)

兄妹三人の写真の並びは昔から決まってます。
長男・次女・長女


三人の成長した姿を、スタジオの隅から改めて眺めて・・・・・なんだか感無量。

え?親父そりゃたまらんだろうって?
はい、もちろん泣きましたよ。泣きましたとも。

それが最大のご褒美なのですから。

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全員揃うのが何よりの幸せ

2022年09月01日 | 子ども
長男の26歳の誕生会を催しました。

東京で気ままに一人暮らしをしている彼は、黙っていると2,3か月は音信不通。
でも恒例の家族の誕生会には出なきゃマズイなと思ってるみたいです。

奥さんは可愛い僕ちゃんが帰ってくると、気合の入った料理でおもてなし。


「兄ちゃん、アラサ-だね」(二女)
「お、マジかよ。やっべぇ」(長男)
「すると父さんはアラシックス?・・・・悲しい」(僕)
※今どきの二十歳の女子の間では、年齢の四捨五入制が導入されているようです。

「兄ちゃんが置いてったSWITCHもらっていいの?」(長女)
「ああ、新しいの買ったからいいよ」(長男)
「あら、気前いいのね、私はダイヤの指輪でいいわ、パパ買ってくれないから」(奥さん)
※独身貴族の彼は、お小遣いを僕の10倍は使ってるでしょう。

「あと何年かしたら結婚するかも」(長男)
「え~~~~~~っ!!!!」(一同)
「どこの女?」(二女)
「顔は?」(長女)
「私はいびるわよ」(奥さん)
「綺麗なお嫁さんがいいなぁ~」(僕)
※妹たちと奥さんは、この手の話題に超厳しい。


という感じで大変盛り上がりまして、楽しい週末のひと時でありました。


頑張って三人育てたご褒美だねと、奥さんとよく話しています。
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親の心子知らず

2022年07月19日 | 子ども
東京で一人暮らしをしている長男は、仕事柄どこに転勤になるかわからないため、
住民票を移していません。

そのため、各種郵便が我が家に届いて、たまにびっくりさせられます。

「水道料金未納のお知らせ」(!!!)
開けてみると一年間滞納(!!!!!)

「ああ、それ水道局には連絡してある、水は出てるよ」(息子)
出てるじゃないぞ恥ずかしい。いくら忙しいからって・・・・・なんて東京の水道局さんは優しいんだろう。
奥さんがすぐに支払いに行ってました。

長男はいい給料貰ってます。ただ振込が面倒くさいだけ。
家に居るときは部屋がごみ屋敷になっていたぐらい何もしません。
今のひとり暮らしの部屋は想像を絶することになっているでしょう。
あ~恐ろしい。

そんな長男がお金持って連休に帰ってきました。
奥さんの「休みに皆でうなぎ食べるから帰ってこい」との指令もありました。


予想通り、相変わらずボサボサの天パ頭で帰ってきたので、サッパリとツ-ブロックに散髪してやりました。
これがここ最近、唯一息子と会話する時間。面倒くさがりながらも喜んでる父でありました。

家族全員揃って嬉しかった父は、
「今日のおやじランチは冷やし中華だぞ!」


「いや、約束あるからもう出る」(息子)
そうそう、そんなもんですよね。いいよ、たまに顔見せてくれれば。
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そうか、やはり飲めるか

2022年06月27日 | 子ども
三兄妹の末っ子が二十歳になりました。

あの、ヤマダ電機の通路のど真ん中で、座り込んでテレビ見ていた子が二十歳。


「一応は三人とも大人にすることができたね」夫婦共々感慨深いものがあります。
我が家は、じじばばに頼ることが出来なかったので自転車操業で大変だったけど、
取りあえずは、よかったよかった。
(でもまだ大学生が二人いたりして大変~)

週末に恒例の誕生会やりました。
東京で暮らす長男も招集し、久しぶりに5人揃って父さんは嬉しい。

恒例の奥さんのケ-キ
「マンゴ-ケ-キ」

毎回素晴らしいね。

お料理は次女の好きなものばかり。

今日はカロリ-の事は忘れましょう。

そして、何と言っても今回、注目されているのは、
「果たして彼女はお酒が飲めるかどうか」なのです。
取りあえず、ほか4人は飲める。というよりどちらかというと強い。

前情報では、小さいときに僕のウイスキ-を麦茶と間違えた過去があり、
おそらく大丈夫。まさか彼女だけ下戸というオチは無いと踏んでいました。

「わたし、梅酒飲んでみた~い」
ちょっと弱めとは言え、いきなりロックで大丈夫か?

「んぐんぐ・・・・・・・美味しい」


よし!でかした!でかしたぞ次女ちゃん!
顔色一つ変えず、これも飲んでみよう、あれも飲んでみようやっておりました。

ぬはははは!これからは、お誕生会は毎回宴会だね!
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弟子にしてやってもよいぞ

2022年05月30日 | 子ども
東京で一人暮らししている社会人の長男が、一か月ぶりに帰ってきました。

自由人の彼は、ほどんど前触れもなくふらっと日曜日に現れました。

丁度僕は、週末恒例のおやじランチの準備に取り掛かるところでしたが、
長男から思いもよらぬ提案が。

「何か作ろうか?」(長男)

「えっ?・・・・・今、空耳が聞こえた。」(僕)

「最近自炊してるって言ったら、帰ってきたら作って言ってたじゃん」(長男)

「ホントに!?」(僕)
家に居たころは、なぁ~~~~~んにもしないで、若殿様だった彼の方角から再度空耳が聞こえました。


「それは是非お願い!!」奥さんは大喜び。
「ではお手並み拝見といこう。」



そして、記念すべき第1号
カルボナ-ラ

「おお!美味しいじゃないか。カリカリベーコン入れたら完璧だ。」
いわゆる市販のソ-スを使わないでこの味は、敵もなかなかやるな。

そしてなぜか
ニラ玉炒め

「うんうん、これもなかなか」
パスタとの食べ合わせとか細かいことはどうでもよかろう。
ふんわりしてて旨いぞ。


「人って成長するのね(涙)」

夫婦共々、自炊してる息子の姿を見て、その成長を喜んだのでありました。


また、彼が小さい時からやっている「おやじランチ」も無駄ではなかったはず。
きっと、やる気になった要因のひとつじゃないかな。(^^)



ちなみに、長男に張り合うようですが、
土曜日のおやじランチは、冷やしうどん。


夜はアンチョビポテトを作りました。



今度、時間のある時に対決すべく、挑戦状を叩きつけようと思います。
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