Ｅ６５３系１１００番台 特急「しらゆき」

　北陸新幹線開業に伴い、高田～新潟間に
　特急「しらゆき」
　が新設されました。これは同時に廃止された快速「くびき野」の代わりとなるものです。

　特急「しらゆき」の新設に伴い、投入されたのが
　Ｅ６５３系１１００番台
　です。フレッシュひたちの増結用の４両編成をそのまま転用したものです。写真は上から
　　クハＥ６５３－１１０１
　　モハＥ６５２－１１０１
　　モハＥ６５３－１１０１
　　クハＥ６５２－１１０１
　です。Ｅ６５３系の４両編成に対してそのまま１１００番台化したような感じで、いなほ用編成に見られたグリーン車化は無く、モノクラス編成となっています。外観の塗装変更が行われ、イメージが変わりましたが、前面の愛称表示は消されて無表示となっていました。

　車名です。基本的にフレッシュひたち時代の座席そのままでモケットを変えただけという感じです。いなほ用の１０００番台も同じなのですが、新しいシートモケットはフレッシュひたち時代と比べて落ち着いた感じですね・・・。尚、それぞれの座席にはチケットホルダーが取り付けられています。

　しかし、１号車のクハＥ６５２形１１００番台では車いすスペースが設けられた関係で、その部分となる座席が１人掛けシートに交換されました。その新しい座席はＥ６５７系と同じ可動枕付きのタイプになっています。従って、同じ車両に２タイプの座席があるという感じですね・・・。

　特急「しらゆき」の側面行先表示です。表示スタイルは基本的にフレッシュひたち時代に準じています。とはいえ、４両編成が特急「しらゆき」に転用されたことにより、Ｅ６５３の全車が新潟に集結した形ですね・・・。

　上越妙高で出発を待つ特急「しらゆき」です。新幹線からの接続を受け、新潟へ向かいます。えちごトキめき鉄道区間はえちごトキめき鉄道の乗務員が担当していました。

　Ｅ６５３系の４両編成は当初いわき～仙台間の特急列車に転用される予定だったのが大震災の影響による運行見合わせの影響を受けて白紙となり、結局新潟地区へ転用される形になりましたが、安住の地が見つかって何よりです。
　以上です。