斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

東海道本線205系とリニューアル車

2013年02月14日 22時05分42秒 | 鉄道
 来る3月16日ダイヤ改正で東海道本線で活躍している
 205系
 が運用終了し、東海道本線から撤退する事になりました。東海道本線の205系は2011年3月ダイヤ改正で復活したものの、わずか2年で運用終了する事になります。そんな中で、2012年には体質改善工事が行われ、行先表示器のLED化や内装の変更などが行われています。



 東海道本線用の205系は全編成が
 体質改善工事
 が行われ、外観は行先表示器のLED化、運用番号表示の撤去、通風器の撤去などが行われています。205系は加工の難しいステンレス車体であることから特に手を加えていません。
 側面行先表示器は「号車」表示もLEDによって表示されています(223・225系はLEDではない)。因みに号車表示は回送時もそのまま表示されます。




 車内は
 321系
 と似たスタイルへ大幅に変更されています。化粧板や床、手すりなどが変わっています。そして、座席については従来のままであるものの、大型の仕切りが付いたことが目に付きます。そして、先頭車の車端部には車いすスペースも設けられています。
 JR西日本の体質改善工事はその時の新型車両と似たものへ変身するのですが、103系と201形時の207系ベースから321系ベースへ変化している事が伺えます。とりあえず、健在という事ですね・・・。



 ドア部です。ドアのガラス押さえが変わった他、ドア上にはLED式の車内案内表示器が付きました。321系のようなLCD式でなく、207系と同じLED式になりましたが、号車表示がLEDになっているのがポイントです。私鉄ではリニューアル時に車内案内表示器がLCDになった例が出ていますが、JR西日本はLEDで行くようですね・・・。





 そして、
 サハ205形
 については体質改善工事対象外となったようで、外観では通風器が存置されています。ただし、側面行先表示器はLED化されています。そして、車内は座席に大型の仕切り板、ドア上部に車内案内表示器が付いた以外は従来のままになっています。なので、隣の車両との違いがはっきりとしています。工事の対象外となったのは今後を考えての事でしょうね・・・。とはいえ、車内案内表示器が付くなど手を加えているとは驚きですが・・・。



 1日1回しか見られない京都行きと土休日を含め毎日見られる回送列車です。LEDやと新鮮ですね・・・。


 幕時代の205系です。東海道本線での運用が再開された当初はまだ体質改善工事が始まっていなかったので、オリジナル形態も残っていました。

 こんなに早く運用終了するとは思いもしませんでした・・・。以上です。


 P.S.


 本日、3A号経路→26号経路→16号経路にポンチョのF-3032が充当されていました。この運用はS-1073が固定で入っており、S-1073が運用入りできないときは中型車が代走するのですが、ポンチョが代走するのは珍しいと思われます。ポンチョは普段石山駅に来ないだけに驚きました。

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12 コメント

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205系と私 (黒べえ)
2013-02-15 02:24:48
宿泊勤務明けで帰宅するとき、まれにこの205系に乗ったことがあります。
103系や201系との内装、外装における大きな違いは、窓枠をそのままにしておいたことです。平日の朝のみの尼崎までの運行で、便数もごくわずかでした。
いずれにしても本格的な運行にはならなかったようで、東海道本線からの撤退もやむを得ないことですね。
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Unknown (快速205号)
2013-02-15 06:59:42
せっかく、リニューアル工事をして新車同然に綺麗になった205系なのに、東海道本線から早速撤退とはもったいないですね…。

まぁ体質改善工事をしている以上、どこかよその線区に転属して、活躍を続けるのでしょうけど…。
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Unknown (斬剣次郎)
2013-02-15 22:48:01
 黒べえ様
 コメントありがとうございます。

 205系は元々207&321系がおおさか東線の直通快速への充当に伴う車両不足を補うためだったのですから、運用減に伴う撤退はやむを得ないですね・・・。
 窓枠がそのままなのは加工が難しいステンレス車体であるが故ですが、その分原型をとどめている事になりますね。
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Unknown (斬剣次郎)
2013-02-15 22:49:37
 快速205号様
 コメントありがとうございます。

 リニューアルしてすぐの撤退はもったいないかもしれませんが、その分今後の使用を見込んでの事ですから、新しい場所で活躍を続けることになりますね・・・。どうなるか気になるところです。
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Unknown (ほたっしょー)
2013-02-16 07:47:56
205系が集まっている阪和線に転属させてほしいところですね。
そうなると、再び水色帯に戻りますけど。

東西線に乗り入れできないために、207系・321系と共通運用が組めず京都線の朝ラッシュ限定運用になってましたから、阪和線に転属すれば終日活躍できそうですし。
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Unknown (冬みかん)
2013-02-16 18:01:50
205系の転属先が興味深いですね。
候補としては大和路線、阪和線、和田岬線が考えられると思います。
大和路線も和田岬線も、30Nのみで組成されていますし。。
阪和線では最近の編成組み替えでオール30Nの6連が復活しましたので、それが置き換え対象になるかもしれません。
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Unknown (まっちゃん)
2013-02-16 19:10:43
東海道に戻ってきたのに、すぐに他線に転属するなんて思わなかったですね。
東海道緩行線に山手線に継ぐ新製車が来るなんて思わなかったので、とてもうれしかったです。
当時は103系がゴロゴロしていたので201系が投入後間もない時期にさらに、205系が投入されたのでビックリしましたね。
サハだけが未更新である事から、廃車にするつもりなんでしょうけど、残りの24両をどこに持って行くんでしょう?
大和路線に行ったら山手線の再来になるかも!?
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Unknown (準特急高尾山口)
2013-02-16 23:33:46
琵琶湖線の輸送力がちっとばかり足りてない、新快速歯抜け部分と朝夕ラッシュ時の各駅停車の草津~京都折り返し用に使ってほしいですな。
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Unknown (斬剣次郎)
2013-02-17 00:05:29
 ほたっしょー様
 コメントありがとうございます。

 阪和線に転属すると、205系は再び阪和線に集結することになりますね・・・。阪和線に行けば4扉車では一番新しい車両なので終日活躍できそうですね・・・。
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Unknown (斬剣次郎)
2013-02-17 00:09:47
 冬みかん様
 コメントありがとうございます。

 大和路線、阪和線、和田岬線・・・なるほどですね。ひょっとしたらおおさか東線も・・・。サハ抜きで6両編成やし。今後の流れに注目ですね。
 103系ですが、大規模な転属により阪和線での体質改善工事車もオール30Nの編成が出来るほど増えましたね・・・。大和路線は相変わらず0両ですが・・・。
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