斬剣次郎の鉄道・バス斬り

 拙者、斬剣次郎である。たった今から、鉄道・バスを斬る

西鉄3000形

2008年09月09日 23時21分04秒 | 鉄道
 九州唯一の大手私鉄である西日本鉄道に2006年より新型車両の
 3000形
 が登場しました。3000形は老朽化された600形及び700形を置き換える目的で新造されたもので、西鉄としては初めてとなるステンレス製車両となります。ただ、前面のみ普通鋼とし、傾斜を付けることでデザイン性を高めています。また、西鉄としては初めてとなるシングルアーム式パンタグラフを採用しています。
 3000形は3両編成と2両編成の2パターンがあり、これらを組み合わせることで2両から最大の7両まで編成を組むことが可能です。最初は6両編成で主に急行列車、4両編成で主に普通列車に充当されていましたが、今は5両編成で主に急行列車(西鉄小郡行きがメイン)に充当されています。


 車内は特急用車両の8000形以来となる
 転換クロスシート
 を採用しています。3000形は急行列車への充当を考慮して設計されているため、3扉で車端部はロングシートになっています。転換クロスシートですが、扉側の座席が通常なら固定式のはずが転換式になっているのが大きなポイントで、すべての座席において進行方向に向けて座ることができるように工夫されています。これによって、扉側には大型の仕切りが設けられています。ちなみに同じ転換クロスシートを採用している2000形と8000形は扉側が固定式になっています。


 3000形のもう一つの大きなポイントは近年流行の
 液晶ディスプレイ
 が設置されていることです。液晶ディスプレイは車端部に1台ずつ設置され。行先表示、停車駅案内、西鉄CMが表示されています。液晶ディスプレイは九州ではあまり例が少なく、非ワンマン車としては西鉄が初めてになります。液晶ディスプレイだけではなく、LED式の車内案内表示器もドア上部に千鳥配置で設置されています。
 液晶ディスプレイの隣にローレル賞のプレートがありますが、3000形は2007年度のローレル賞に輝いています。

 西鉄の最新鋭車両として増備が続いていますが、3両編成と2両編成の2パターンがあるという利点を活かしてさまざまな種別に用いられているようで(5両編成の急行がメインですが・・・)、これからに期待です。

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2 コメント

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Unknown (じんけんくん)
2009-02-04 21:06:18
プライバシーの点から
目にモザイク処理をしましょう。
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Unknown (斬剣次郎)
2009-02-05 23:32:07
 じんけんくん様
 コメントありがとうございます。

 ご指摘ありがとうございます。今後からは気をつけたいと思います。該当写真についてはモザイク処理をしたものに交換いたしました。
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