カシオペアツインへの誘い

　今年の正月休みに北海道へ行った際、帰りに
　カシオペア
　を利用しました。
　カシオペアといえば、オールＡ個室で、個室は全て２人以上という一人旅にとっては縁遠い存在です。しかし、実際は一人でも利用できるのです。個室の定員が２人以上になっているだけで、一人だけでもＯＫです。しかし、カシオペアを一人で利用するには２人分の特急券と寝台券が必要になるので（乗車券は一人のみでＯＫ）、かなりの出費になります。拙者は覚悟して乗り込みました・・・。カシオペアスイートやカシオペアデラックスなどといったいい個室があるのですが、拙者は安いカシオペアツインを選びました。

　カシオペアツインは１階と２階があり、通路から階段で部屋に通じています。写真は１階のものですが、階段を下りれば個室が待っています。

　カシオペアツイン
　は２人用個室であるので、二人用のソファの状態でセットされた状態で乗客を待ち構えます。ソファは向かい合わせになっているので、二人であれば互いに会話する事も出来ますね・・・。ベッドはソファの背ずりを倒すことによってセットされるのですが、これは乗客自らで行います。ただ、空間の関係もあり、ベッドはＬ状になります。
　カシオペアツインの特徴はなんとも言っても、個室にトイレが付いていることです。従来のＡ個室は高級ものを除いて備え付けられていなかったのですが、カシオペアは全個室にトイレが付いているので、利用しやすいですね・・・。しかし、電源コンセントはトイレの中にあるのが何とも・・・。

　拙者が利用した時はベッドがＬ状になっているのを利用して片方のソファを倒して枕木方向をベッドとして、もう一つのソファを残しておきました。ちなみにカシオペアスィートやカシオペアデラックスにはソファとベッドが分けられているのですが、カシオペアツインを一人で利用すると、それらと同じ価値が得られます。荷棚があるから荷物の置き場所も困りません（笑）

　１２号車には
　ラウンジ
　があります。ラウンジには意外と広々としていて、落ち着いた色もあってのんびりと過ごす事が出来そうな空間になっていました。しかも、車端部は足元まで窓が広がっているので、展望は抜群です。

　食堂車
　が連結されており、ディナーや朝食などが提供されています。北斗星やトワイライトエクスプレスと同じく高価なものですが、食堂車の居心地はトップです。食堂と通路が分離されており、しかも食堂が２階にあるので展望がよいのです。朝日を浴びながら朝食もたまにいいですね・・・（普段は朝日を浴びない所で食べてますが・・・）。

　奮発して乗ったカシオペア。まさに百聞は一見にしかずでした。