玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

嘘で造ったモノの限界

2022-12-01 14:12:38 | あれこれ

嘘をつき、嘘で固めて、その嘘を強要して、よく8年間も政権が持ったものだ。

誉れのない長期記録の政権として、この國の政治史に、それを支えた官僚とメディアの不実と無能さも、併せて刻まれるだろう。

メディアを牛耳れば、情報を隠匿し、或いは歪曲し、SF映画の未来政府のように国民を騙し続けていく。そうしたSF的な実験政権でもあったと、評価されるかもしれない。

メディアの声を上層部の経営者から口を塞いだ。ともかく表面は何もなかったことにして、勝ちそうな時だけ選挙をやって、形としての長期政権を持たしてきた。

ところが、最後はコロナ・ウィルスの猛威の前に、国民全員に布マスク配布をするというピント外れの政策を打って、俄かに崩れていった政権であった。

彼が言った言葉の中で「どうも目詰まりができてPCR検査が進まない」と云った言葉だけは真実だった気がする。

厚労省傘下の医系技官という人種は、医者でもなく、官僚でもなく、ただ医師免許の鎧を着た内閣人事局の恫喝も効かない、別ルートで異動する不思議な官吏で、いまもコロナ対策全体を牛耳っている。彼らを一掃しなければ、この国の高度な医療体制は宝の持ち腐れに終わるだろう。

振り返れば、実体経済から離れた、株価は上がるが、金持ちだけがニャと笑う空っぽの経済であった。時に、誰もが忘れた戦前への回帰のような古びた家族政策を掲げ、時代錯誤の政権だった。

その政策決定に隣国のカルト宗教が浸みこんでいたかもしれない。また別に、その仕掛けが長期政権を維持する源だったとしたら、・・・。いろんな疑問が山積みになって残された長期政権の不実な果実だった。

この畑に何ができるのか、楽しみだ。

 


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