玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

1999年から四半世紀(4)

2024-09-26 09:42:42 | 政治

この年は、国会では問題の多い法案を多数決でドンドン可決した年とも言える。

この年以降、国会審議は質疑時間が終われば多数決によって法案を処理するという方法が横行するようになる。

この時は「冷めたピザ」と云われた小渕政権で、自由党と公明党と自自公連立政権だった。中野晃一は自民党は権力維持のための数の確保のために小沢の自由党にせっつかれて国家主義的な政策を展開した、と言う。

そう言えば、昨今、政権交代の為に野田と手を組んだ立民党の小沢一郎の本心は何処にあったのだろうか。結局、揺さぶっただけの政治家と後世に評価されるのか、…。

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1999年から四半世紀(3)

2024-09-25 19:28:22 | 報道

朝日新聞の経済部出身の箱島信一社長「普通の会社になろう!」と言い、毎日新聞も決算期に「21世紀の変革」というスローガンを掲げた。

この前後からメディアは事業の多角化経営を進展させる。2000年前後を機に新自由主義・市場原理主義の波に飲み込まれた。メディア企業はまさに「普通の会社」になって行った。

あれから四半世紀、寸劇のような官房長官記者会見が確立し、各紙の一面の見出しがほぼ同じというようになってきた。

まさにメディアは変節したのだ。もうこれから、どういう企業になるのだろうか、それとも消えて無くなるのか・・・。

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別の見方

2024-09-25 10:18:05 | つぶやき

近頃、一月万冊をあまり見なくなった。所謂、マンネリ。そして安富歩が名誉教授となり、実社会との縁が薄くなってコメントのキレがなくなったからかな?

たまにチラッとは見るが、昨日は兵庫県知事のことを「他の地方の首長には似た程度、もっと酷いのも居る」が頷けた。そして「告発はしない方が普通だ」とも言ったが、鋭い指摘だ。

机を叩くとか、怒鳴るとか、民間会社ではよくあること。ただ人の死に対して、公職にある者が定式の深甚な弔意を示さない。そこが日本人として、やってはいけない事だろう。

大統領選挙のトランプが選挙の敗けを認めなかった。どうも、そちらにも似ている…。

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1999年から四半世紀(2)

2024-09-24 10:11:28 | 政治

この前年の11月に自民党と公明党は地域振興券で合意し、11月に自民党と公明党とは連立に合意した。

かれこれ四半世紀、自公連立政権としてやってきた。あまりに長い、もう合体すればいいのに。

この年は労働者派遣法を改正し、非対象業務を限定列挙して、原則自由化にした。あれから四半世紀、今や非正規雇用者は約4割(37%)と云われている。

今の自民党総裁選挙では、企業の従業員の解雇の自由まで議論されている。今後益々非正規が増えるのではないだろうか。

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1999年から四半世紀(1)

2024-09-23 10:20:45 | ぼやき

かつて、作家辺見庸は1999年を「堤防が決壊した年」と謂った。

労働者派遣法改正/周辺事態法/盗聴法(通信傍受法)/国民総背番号法(改正住民基本台帳法)/国旗国歌法、が相次いで国会を通過した。

国旗国歌法は、小渕首相のもとに、多数決で強行採決で「君が代」と「日の丸」が国旗・国歌と定められた!!

大阪の橋下氏は、卒業式に教員が国歌を歌っているか、口パクじゃないかを、教頭や校長に確認させた。東京の石原氏も、国歌を入学式や卒業式に強制し、以後、延べ約500人を懲戒処分した。

強制から良いモノは生まれないことを知らない寂しい権力者である。今の兵庫県知事のケースの予兆とも言える。

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