筒井 康隆 著作
ブログ友達のtopikoさんからのお勧めでこの本に出逢いました♪
どうしても自分が選ぶ本と言うのは、
偏って同じような系統のものを選んでしまうので
人からのお勧めの本というのも新鮮で良かったです。
・・で感想はとういうと・・
この本の題名でもある「愛のひだりがわ」、まさしくそれなんですよね。
私達が人生という道を歩いていくとき、必ず横にいて
いつも支えてくれる相手がいる。
その人は危険から身を守ってくれ、困ったときにはアドバイスし
元気のないときは励ましてくれる。
相手は、常に変わり、変化していくのだが
たった一人で険しい人生というものを歩くということはない。
いつも誰かに支えられ、見守られている。
この本の主人公の愛ちゃんは、母を亡くし、行方不明の父を捜す旅に出る。
・・といっても、小学生の愛ちゃんの交通手段は徒歩だ。
たった一人でこの旅を続けようと出発した愛ちゃんには
不思議なことにいつも彼女を支えてくれる誰かがいた。
それは、ボーイフレンドの「サトル」だったり、愛犬の「ダン」だったり、
ある時は「ご隠居さん」と呼ばれる長老のおじいさんだったり、
いつも誰かが彼女をサポートしていた。
本書はそんな人とのふれ合いを通して、彼女の人間としての成長を
冒険風に描いている。
また、愛ちゃんが犬の言葉がわかり、会話ができるという設定もおもしろい。
「愛のひだりがわ」・・
私もいつも愛のひだりがわにいさせてもらっている。
今度は、自分が右側にいて、左の人を大切に守れるようになりたい。