北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

よさこいの経済効果を勝手に試算する

2008-08-15 | プライベート
おはようございます。

こちらは、「上総組」の踊り。
この笑顔がいい!
つくり笑ではなく、楽しみながら踊っていることが
伝わってくる。
(しかし、この暑さ!20%は作らざるをえないかも?)

これは、最前列の踊り子の方の様子であるが、
最前列にはイチバンの踊り手が配列されることは、
素人目にも明らかである。

何しろ、審査の評価は最前列の印象が重要であるから、
前から順に上手な踊り手を配していくのだ。

よって、この方の笑顔は「上総組」サイコウの笑顔なのである。

なぜ、「上総組」なのか?

そう!

上総の国(千葉県)から来なさっているからである。
総勢100名を超える連を組んで、高知まで踊りに来ているのである。

話を聞いてみると、高知出身の方々が中心で、里帰りをするような形で、
高知に踊りに帰ってきているそうな。

血が騒ぐんでしょうなあ。
だって、よちよち歩きの子も踊ってるもん。
(「東京花火」は早稲田大学の連。このように、よさこいは高知在住の人々ばかり  でなく、全国の高知県人が心のふるさと求めて帰ってきて参加している)

炎天下、ずっとこの笑顔で踊って、本当に楽しそう。

そこで、「よさこい」の経済効果を勝手に試算してみた。

例の「「十人十彩」は、参加費として3万円を払うそうだ。
最後の打ち上げコンパ費用も含めて。

そのほかに、連を主催している病院の院長先生は、
かなりな額をポケットマネーから出しているはず。

先導トラック、巨大アンプ、衣装のデザイン代、音楽の作曲代、
振り付け代、振り付け指導料、練習の会場代、、、
きりがない。

また、1.9万人の踊り手に対して、10--20万人は来高しているだろう。
踊り手の支払った費用 3万円 × 2万人 
観客が落としていく観光費用(2泊として)
           3万円 × 10万人-20万人

ざっと、36億から66億の経済効果があることになる。
あまりなどんぶり勘定に驚かれたかと思うが、
高知の経済活性化に何がしかのよき影響を与えていることは
確かである。

市内に「ひろめ市場」という、倉庫を改造して作った露天の集合体
のようなものがあり、夕食はそこで食べた。

求人誌があって、パラパラとめくって見ると、
県外での組み立て工募集の情報であふれていた。
(平均月収が30万円前後)

このことから、高知には仕事がないことが理解できる。
高齢化率も非常に高い。

地方都市は、給料が安いが物価も安いし、
みなさん土地もち、家もちで、生活は全体として
ゆかたである、という印象を受ける。

それに、「いごっそう」「はちきん」気質がある。

人々はよさこいで「完全燃焼」する。
来年も、8月9日~12日。
是非、行きたい。










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