北欧デンマークおばさんの独りごちブロ

「住み慣れた地域で最期まで」をテーマにデンマーク高齢者福祉を研究し、世界のこと・日本のことを独りごちっています。

高知市老人会のよさこい

2008-08-16 | プライベート
よさこいの参加者は多彩である。
県外参加者が多いことに驚いたが、
やはり何と言っても、地元住民がいちばん多いだろう。

「十人十彩」も高知の病院の院長先生が主催するチームである。

また写真にあるように、高知市老人会もこのようにチームを組んで
出場していた。
赤い腰巻に浴衣という、超オーセンティックな衣装。
10年くらい前は、こうした衣装のみだったのかもしれない、
と、思わせる正統派である。

がんばれ!老人会。
お顔を覗かせていただいたが、
80才くらいの方もすばらしい踊りをされていた。
こちらは、女性のみでありました。

ちなみに、本日の高知新聞には、
高知市老人会連合が「戦争体験を語る会」を開催して、
77才の窪田さんという方が、40名の参加者にお話をされたようである。

http://203.139.202.230/?&nwSrl=230756&nwIW=1&nwVt=knd

私たち世代は、親から戦争の話を「原体験」として聞くことができた。
実際には、聞いたことはありませんが、、、
祖母などの口を通して、父の兄が戦死したことを
「あの子が生きていたら、どんな人間になっていたことか、、、
 (つまり、戦死した長男はもっともできが良かったということ)」
「弟がシベリアから帰ってきたときは、あんたのお父ちゃんと
 抱き合って泣いていた」
というような形で聞いて育った。

老人会がこのような形で「戦争を語り継ぐ会」をされているというのは
地域社会がしっかりしている証拠かもしれない。
19箇所あるという審査場も、各町で用意されているようで、
これもコミュニティがしっかりしていればこそ、できること。

よさこいでは、大きなお金が動くが、地域という基盤があるからこそ、
できる祭りであるのだろう。

そして、平和であればこそ祭りもでき、福祉について語ることも、
オリンピックを鑑賞することもできる。

昨日は終戦記念日だった。
平和について、皮膚感覚で考える大事な日だ。



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