Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

家の問題...

2011-09-23 09:32:28 | 日記 -China-
ご心配かけている、蘇州の旅行から戻って来てドアに挟んであった電力会社からの通達の件は、4日後にやっと連絡があり無事解決。
メールに「problem is solved」と一言。

でもこの期間何度も電話しても電源が入ってる事はなく、本当にこの電話番号は使われてるのか心配

それから先方からもう1通メールが届く。
到着と同時に現金で支払わなければならなかったDeposit(戻ってくる敷金の様な物)RMB1000がまだ支払われてないと言われ、すぐ銀行に支払いに行く。
これは、契約書にもあったから払わないとまずい思って、振込先のメモを持って銀行に行く。

銀行は日本のシステムと変わりないので番号札をとってみるとなんと1時間以上待ち。
うっぐもいるし、そんなに待つのができないのでATMで振込んでみることにしたけど、中国語のみの表示で全く分からない
運良く声をかけたスタッフが英語を話せたので、一緒に振込み手続きをしてもらった。
よかった~。これで一安心。

と思ったのもつかの間!
そう言えば、「振込人」のところで自分の名前を打込む画面が出てこなかった事に気がついた
よく控えをみると「deposit」となっているから日本で言う「預入れ」になっている

またこの控えの写真を撮ってメールに添付して振込みの確認ができたら連絡をくれとメッセージを送る。
今度は、通じた事のない携帯電話にもsmsを送ってみる。
あ~~~~~失敗した~~~~~

一つ片付いてまた心配事...いつになったら落ち着くのか...

東洋のベニス・蘇州へ

2011-09-21 01:38:26 | 旅行 -China-
9月4日(日)は、上海の近郊にある蘇州(そしゅう、Suzhou/スージョウ)に日帰りで行って来ました。

蘇州は、上海から電車で約30分西に行った太湖の畔に開けた水の都。
「東洋のベニス」とも言われているところ。
紀元前500年もの前から都が置かれ、町はシルク産業で発展してきたと言う。その大富豪達が造った庭園のうち2011年5月現在、9ヶ所が世界遺産として登録されているからすごい。
私達は、上海の街の雑踏から逃れる為にこの運河沿いの静かな町に向かう事にしたのでした。

お昼前に鉄道の上海駅に向かう。

駅の自動販売機でチケットを購入しようと思ったけど、IDカードが必要な為、窓口に並び直す。
現在、鉄道のチケットを購入するのにはパスポートが必要。
運良く片言の英語が通じたので、ガイドブックを見せながら、蘇州までの切符を購入。
片道60元/人(子供、正格には身長が130センチ以下はタダ)。

列車の発車時刻の10分前になるとX線チェックを受け、ようやくホームに入れるシステム。

なんとなく、マドリードのAtocha駅みたい。

私達は特急電車だと思っていたら、列車を見て「あれ?これ中国版新幹線?!大丈夫??」と内心不安でいっぱい。
7月の事故があってからこれだけは乗らないようにしようね、と言っていたのに...

でもうっぐは、大喜び。
政府も国民の怒りに気を使って速度を遅くしたりしてると言ってたし、大丈夫だろうと言い聞かせ乗り込む。

満席の列車はあっと言う間に蘇州に到着。
到着した蘇州の駅は、タイムスリップした蘇州のイメージからはかけ離れた上海の駅より大きい感じ。
念の為、帰りの切符を購入してからの行動にでる。
今度は、40元/人。行きより20元安いからきっとエコノミー。
席が決まってるからいいとしよう。

蘇州には、地元で評判の美味しい焼き小籠包のお店があると言うので、まずは腹ごしらえの為そのお店がある山塘街(さんとうがい/サンタンジエ)を目指す。

蘇州駅のバスターミナルで人に聞きながら、なんとか7番のバスが山塘街に行く事を把握、そのバスの停留所を求めまたバスターミナルをさ迷い、ようやくバス停を見つけ、運転手さんに降りる場所を教えてもらい、バスを降りる(2元/人)。

降りたはいいけどここはどこ?
ガイドブックに載ってる様な、素敵な町並みはなく、ただのコンクリートの町。売店の人に聞いても「???」で全く分からない。
とりあえず歩いてみる。
通りがかりのお兄さんにガイドブックを見せて道を尋ねると親切にも「着いて来い」と。
すると味気ない幹線道路から急に趣のある川沿いの町並みにいきなりタイムスリップ!

うっぐも「うわ~っ!」って。
お兄さんに何度も「謝々」と言って、ようやく蘇州を楽しめるように。





素敵な運河沿いの商店街を歩いて諦めかけたところに普通の民家のような目的地を発見。

お店に入り迷わず、焼き小籠包とワンタンスープx2、もうひとつゴマが沢山ついてる点心を頼む。
全部で24元。

中国に来て始めて食べた美味しい地元料理!
大満足でした。

お店の名前:大阿二生煎(ダーアーアルションジエン)
住所:山塘街42号

お腹も落ち着いたところで世界遺産に登録されている庭園の一つ『拙政園(せっせいえん/ヂュオヂョンユエン)』に歩いて向かう。

2キロの道のり。
暑い中、思ったり大変な道のりでした。

うっぐもよく頑張って歩いてくれたと感心。
観光客には誰一人すれ違う事もなく、ローカル色一色の道をひたすら歩いた。


やっとの思いでようやく『拙政園』(入園料70元/人)に到着。

ここには沢山の観光客が(って写真には写ってません)。
そうだよね~。皆タクシーやバスで移動したり、ツアーで周ったりしてるんだよね...と無駄な時間と体力を使ってしまった事に気づいた...反省。

庭園に入る前にうっぐにご褒美のアイスと私達も水分補給。
一気食い&飲み。

うっぐがこれ以上歩いてくれるかと心配だったけど、庭園に入ったら久しぶりの緑いっぱい、池や迷路のような小道、可愛らしい建物や橋に、うっぐ「ここ楽しいね!」と。


うっぐの気の向くままに庭園を散策。



蓮の葉いっぱいの池。これに蓮の花が咲いていたらどんなに綺麗だったんだろう...とても残念!

そんな蓮の池の真ん中に雀卓の東屋が。


うっぐはこの藍色のステンドグラスの小屋が気に入り、何度もここを行ったり来たり。うん、確かにいいね~。


それから所々にある石。登ったりくぐったり。

屋根つきの廊下も走る、走る。

最後に雨音を聴く小屋。

なんとも印象的でした。

庭園の出口には、フルーツを売る人達でいっぱい。

美味しそうに見えるけど、衛生面が心配なので、遠慮しました...

この後は、運河沿いにおしゃれなcafeが並ぶと言う「平江路(へいこうろ/ビンジアンルー)」に向かう。



なるほど、ここも昔ながらの建物がそのまま残っていて運河沿いにcafeが点在。
早速入って一休み。

静かな音楽と中国茶で生き返る。

目の前を行きかう手漕ぎボートを眺め、お店のトイプードルの赤ちゃんにうっぐも喜ぶ。


帰りは、このcafeの定員さんに聞いてバス(游1)で蘇州駅まで向かい無事帰路へ。

暑くて大変だったけど、中国に来て初めて「観光気分」で周れ、美味しい焼き小籠包を食べれて、いい気分転換になりました。

ただ部屋に帰ってきていきなり現実を突きつけられました...
ドアに紙ペラが挟まっていて、どうやら電気会社からで7月分の電気代が支払われていないので今月16日に電気を停めますと書いてあるような...なんとなく漢字でそう読みとった...

不動産会社に連絡しようも電話が通じない...
とりあえず、紙の写真を撮り、メールに添付してお知らせしました。
この先どうなるのか、ホント心配...

上海パワーに負けるな!

2011-09-19 01:52:33 | 日記 -China-
9月19日(月)

上海に来てあっと言う間に3週間が経ってしまいました。
上海市内は大分移動歩き回れるようになって来たけど、なんたって毎日蒸し暑いので行動範囲がどうしても広がらない

地下鉄は、東京と同じ様な感じなのでなんの問題もなく乗れる。
自動券売機で目的地の路線を選び、駅を選択すれば料金が出てくる(上海市内だと3~5元)。

ホームと線路の間に扉があるから落ちる心配もないからまずは安心。

しかし乗り降りが大変!
駅について降りようとすると、ドアのまん前にこれから乗ろうと言う人達が沢山いて、降りれない
どうやら乗る人が先?!
ボーっとしてると降りれない事も
何を急いで乗るのかと思いきや、みんな必死で座る場所を確保したい感じ。
大の大人が本気で走って空いてる席に突進していく。
本気で必死!

でもそんな思いで勝ち取った席も、うっぐが立っていると親切にも席を譲ってくれる人もいるから本当は優しいところもあるんだってそのギャップに驚かされてます


それから、建物やデパートも日本顔負けな位かっこよくて綺麗だったりするけど、交通マナーの適当さには本当にびっくりする。
まずは、歩道をバイク/スクーターなどが平気で走ってる
バイク/スクーターは、電動式だったりするから音もしないで近づいて来るから本当に危険!
広い歩道となれば、駐車スペースを求め、車も入ってくる。
横断歩道を歩行者が青になって渡ろうとすると、何故かクラクションをビービー鳴らしながら車やタクシー、バスなどが歩行者めがけて突進してくる。
危なっかしいから、常にうっぐの手を引っ張ってる状態で大変

こんな環境でうっぐが「歩けない!」って怒るのも無理ない。
しかし、ここはもう4歳。
さすがに抱っこする訳にもいかず、「頑張れ!」と歩いてもらうしかない

それにしても上海には、日本のコンビニ(ファミリーマートやローソン)はあるは、ユニクロ、無印良品、吉野家やラーメンなどなじみのお店が沢山あるから、そうゆう点では、マドリードにいた頃と比べて物には困らないだろう。

なのに、何故かうっぐは、マドリードで大好きだったバーガーキングに入ると言ったり、私達も生活用品を買いに最初に行ったのは、わざわざマドリードで毎日の様に通ったカルフールへ。
←カルフールの感じとちょうちんがいかにも中国らしい。
不思議なもので、なんとなくマドリードでの生活がまだ身体染みて残ってる

夫の通う大学は、家から約1時間のところにあってとっても敷地の大きな大学でまるで公園の中にある感じ。

クラスメートは働いている人も多く、夜や週末に授業がある事も多いらしい。
マドリードのクラスメートとはまた違った人種で、なかなか大変そう。
夫のような交換留学生には現地のバディー(パートナー)が割り当てられているらしく、何か困った時はその人に頼れるかなとちょっと一安心。

そんな中、私とうっぐの心強い見方がいます!
なんとマドリードで知り合ったうっぐのお友達が偶然にもご主人の転勤で上海に来ているのです。
うっぐは、上海に来てから毎日の様に「今日、Aちゃんと遊ぶ?」と聞いていて、初日に一緒に遊ぶ夢を見た位でした~
そんなAちゃんといつも行くショッピングモールでドーナツ屋さんで待合せ。
Aちゃんが「うっぐくん~!」と駆け寄ってきたにも関わらず、最初は照れていたうっぐだったけど、すぐに前みたいに打ち解けてよかった~。

うっぐも久しぶりのお友達と遊べて楽しかったね
私も、上海でのサバイバルのノウハウを伝授してもらったりとやっと少し肩の力が抜けました。
これからまたお世話になります!

そうそう、中国のインターネットは規制が厳しく、Facebookやスカイプ、ブログや検索結果など見れない物が多すぎ
特定のソフト(VPN)を入れれば普通に使えるらしく、夫は授業&これからの就職活動の為にインストールしたけど月々約1000円との事。
私は、何故か自分のブログはかろうじて更新できるので(それでもたまに画像が壊れてみれなかったり...)この2ヶ月間は我慢する事にしました。

なので、このブログ。
何かと更新に時間がかかったりしますが、これからもできる限り更新していくので懲りずに遊びに来て下さいね

しょっぱらから...

2011-09-06 00:07:25 | 日記 -China-
8月30日(火)

11:48分発の成田エクスプレスに乗って、成田空港に向かう。

日本で沢山の友達にあって、大好きな電車が身近に見れて、乗れて、美味しい物を沢山食べて、楽しかった日本を離れたくないと頑張るうっぐを、この成田エクスプレスに乗る事でで何とか説得

上海行きの搭乗口は、既に中国人でごった返していた。
ここはまだ日本だよね...??この中に日本人は、自分達だけなんじゃないかと思う位。
行く前から、中国人のパワーに押されてた...

久しぶりの飛行機にちょっと興奮気味だったうっぐ。
機内食は、当然「メンメン!」と焼きそば系を頼んで、美味しそうにいただく。
←私はご飯物♪

約3時間のフライトであっと言う間に到着
マドリードに比べたらホントに近い!
...とそこで、マドリードに着いた時の悪夢がよみがえった...
「また預け入れの荷物が出てこなかったらどうしよう...」と。
でも、今回は大丈夫。
あっと言う間にスーツケース3つとも出てきて、すんなり入国

空港から市内は、リニアモーターカー(Maglev)に挑戦。
地下鉄やバスだと約1時間かかるところを時速400キロ以上で走り、たったの10分弱でついてしまうと言う。
チケットは、一人(130センチ以上)50元(大体650円)。

中国の公共鉄道に乗る時は、必ず荷物検査がある。

地下鉄に乗る時もだから、毎回荷物をスキャンされる。

いよいよ出発!

音もなく発車して5分も経たないうちに、あっと言う間に300キロ越え!!

結局この日は、301キロを超えることがなく、残念のような、ホッとしたような...
7月下旬の中国版新幹線の事故以来、高速鉄道は全て速度を遅くして運行してるって言ってたしな...

乗ってから10分弱で市内の龍陽路駅に到着。


ここからは、タクシーでホテルに向かう。
約5キロの道のり(35元、約450円!)。
タクシー代は日本に比べてかなり割安!!

ここまでは、気持ち悪い位にスムーズ。

ところが、ここから「来た~~~~っ!!!」。
ハプニング発生

事前に予約していたアパートメントホテル(短期滞在型ホテル)にチェックインしようとしたら、なんと「予約ありません。」と!!
片言の英語しか話せない受付の人がマネージャーらしき人を呼んで来て、それから日本語を話せる人が出てきたりして、総出で予約状況を調べてくれたけど見つからない。
予約表の電話番号に掛けてもらい、その時初めて受付を通さずに直接部屋に行かなければならない事が判明。

日本語を話すスタッフによるとその物件は、「法律違反」なので気をつけるように、と...。
急に何もかもが怖くなってしまった...
夫いわく、この不動産会社はこれから通う上海の大学に紹介してもらった不動産会社だから大丈夫だと。
ただやっぱり気持ちが悪いので、前金として2ヶ月分を払ってしまっているので、10月末まではここにいるとして、私とうっぐが帰国した後の部屋は、ここにいる間に事前に見てから決める事に急遽変更した。

電話口で話した不動産会社の人に「15Fに上がって待ってるように」と言われ、エレベータに乗ると15Fで英語が殆ど通じない中国人女性が立っていて、そのまま部屋に通された。
部屋は、インターネットで事前に見ていた部屋だったけど、かなり古い...
ベランダの扉には、鍵もなければドアノブも無い。
12月までここに住む予定だったのを10月末にした事を告げ、契約書の変更をお願いして、翌日再度来てもらった。

翌朝目が覚めて窓の景色を見て河の大きさに圧倒。
それを行きかう貨物船の渋滞にも驚かされる。
なんとなく色や空気がエジプトのカイロを思い出させる雰囲気...
おまけに水の臭いもエジプトの食堂で出された水の臭いと同じ...
意外。

早速、ベランダの扉の工事をしてもらいながら、契約書にサインをする。
契約書も中国語と英語が併記されていて、信頼できるものだった。

驚いたのは、週に2回のハウスクリーニングが料金に含まれている事。
他人が入ってるのには慣れてないし、部屋にSafety boxがある訳じゃないから、パスポート等の管理が大変だけど仕方がない。
57平米の1LDK。
月々約9万円。


初日の夕飯は、近所の地元料理店。


不安の中でスタートした上海ライフ。
←101階もある上海の森ビル「上海環球金融中心」も到着の日は雲の中...

この2ヶ月、無事に過ごせますように...


上海、上陸!

2011-09-04 01:07:43 | 日記 -China-
1ヶ月ちょっとの一時帰国を経て(日本での様子はこれからアップしていきます)、8月30日、いよいよ上海での生活が始まりました!

今の上海は本当に蒸し暑くて、日本の夏以上!
冷房をつけていても湿度が70%を下らない...
日本で少し湿気に慣れていてよかった...
日本に滞在中、うっぐはあまりの湿気に体温調節が上手く出来ず、毎週の様に40度近くの熱を出していたからどうなるかと思ったけど、今のところ元気に過ごしてます。

上海は世界が注目する未来都市ともあって、東京の新宿育ちの私からみても桁違いの建物が建ち並ぶ大都会。


そんな街を流れる黄浦江(ホアンプ河)沿いのアパートメントホテルが私達が暮らすところ。
←部屋からの眺めとうっぐの遊び場

ここはスペインにいる頃から予約していてチェックインの際、早速ドタバタあったけど(詳しくは追って書きます!)、足りない物を買い揃えたりして、今日からやっと自炊(カレー!)始める事が出来ました~。
マドリードでの体験も助け、前回よりは早く落ち着けそう?!

←買物途中、ドーナツを頬張る。メロン味!

上海は、夫のMBAのコースの交換留学の為にやって来ました。
夫は、コースが終わるまでの12月いっぱいまで。
私とうっぐは、10月末までの2ヶ月の短い滞在。
私は、中国自体訪れるのが初めてなので何もかもがちんぷんかんぷん。
スペインの時も激動の11ヶ月だったけど、今度はどんな2ヶ月になるのだろう?
夫のMBA留学に着いていった私達のドタバタ日記のパートII~最終章~の始まりです。