Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

ショッピングモール!

2011-06-29 01:56:39 | 日記 -Spain-
6月に入ってからぐんぐん気温は上がり、毎日40度前後。雨は一切降ってなく、湿度は40%以下。
窓を開ければ熱風が入り込んでくる毎日。
夜の19時位にならないと外に出られないくらい暑い

そんなある日、6月23日の祝日の事。

台湾人の友達から、子供達を冷房の効いたショッピングモールでランチがてら遊ばせないかと誘われ、めったに行かないショッピングモールへお出掛け。
(夫達は同じクラスで試験勉強の為家でお勉強...)

ただ日本や台湾では考えられない心配事が...

週末や祝日こそ買物をする私達日本人/台湾人にとって理解できないのが、日曜日と祝日は絶対に営業しないのがスペインのお店。
友達も事前に調べてくれて、「今日は開いてるみたい」と。

最近、スペインのIKEAも日曜日に営業する事を決めた話も聞いていたし、「お、スペインもやる気出てきたな。」と期待しながらこのショッピングモールに向かった。

その友達の住むモンクロア(Moncloa)と言う町までメトロで25分。
そこから郊外のバスに乗って更に20分。
マドリードの外のポズエロ(Pozuelo)と言う町にあるショッピングセンター「ZIELO」に到着。


周りには何にもありません。
ただプール付きの大きな一軒屋が建ち並ぶちょっと裕福な印象をうける街のはずれにある。

入口も立派。

夏のセールも始まったし楽しみに入るけど、あれれ??
やっぱりお店は薬局とレストラン、カフェを覗いて全部お休み。
残念!!
こうゆうの「開いてる」って言うのかな...

気を取り直して、ランチ、ランチ。
おしゃれなオーガニックのパン屋さんで頂く事に。
この町には、アメリカンスクールがあるらしく、珍しく英語のメニューもあって助かる~。

スコーンとゴーフルにカフェ・コン・レチェ。
美味しかった~~♪

こんなおしゃれなお店、スペインにもあったんだー!
ゆっくりしたいところだけど、子供たちが騒ぎ出し、慌ててお店をでる。

ショッピングモールの中のキッズスペースで思う存分遊ぶ子供たち。
冷房効いていて、中の温度は26度。快適。

3時間位大騒ぎして、大満足な3人。
帰りのバスではみんな爆睡


ZIELO Shopping Mall
Avenida de Europa 26 B
Pozuelo, Madrid, Spain

そう簡単に行けるような場所ではなかったけど、子供達は思いっきり遊べたし、快適だったし、スペインにもこんなところがあったんだって新鮮な一日でした~。


ひらがな・かずマシーン

2011-06-28 15:50:55 | 子供のこと
日本にいる母からベネッセの『こどもちゃれんじ』の知育玩具、「ひらがな・かずマシーン」を送ってもらってから2ヶ月。
相変わらず毎日の様に遊んでます。

自分で打った言葉を録音できたりもするから楽しいらしく、友達の名前や新幹線の名前やら録音して楽しんでいる。

そしてまだ濁点とかがよくわかっていなかったある日、「じ」はどうやるの?「が」はどうやるの?と。
何を打ってるのかなと思ったら、
「にほからじしがなくなった」と!!(「ん」が抜けている)
「日本から地震がなくなった」って。
これを聞かせてくれた後に「よかったね~~」と嬉しそうにうっぐ。

このところ地震の話は殆どしていなかったのに、本当にビックリしました。
こんなに離れているのに。
どれだけの衝撃を受けたのかと思うといたたまりもなかった。


遊んでいるうちにあっという間にひらがなはすぐマスターし、今では、自分で本を読んでいる。
自分のもっている本を持ち出しては、この「ひらがな・かずマシーン」で打って、「あーそ~かっ!」って言っている。

これは、別のひらがなの本と比べて、勉強中。

このひらがなの本は、やはり海外で暮らしている私や弟達の為に母が買ってくれた物。
うっぐの為に3月に来た時に持ってきてもらったんだ。
こんな風に役に立つとは!

そして、最近では、おおおばあちゃんにお手紙を書きました。
「お」は難しかったので、クレヨンを一緒に持って書いたものの、途中もできなくて最後の「ん」だけ。
「ん」は上手く書け、そして、自分の名前も!

生まれて初めて書いたお手紙でした

その後もお友達のお誕生日には頑張ってカードを書いているし、字が読み書きできるようになってとっても嬉しい様子♪

宣伝するわけではないけど、この「ひらがな・かずマシーン」に感謝、感謝。
日本にいたら普通に目に入ってくるひらがなもない生活の中、本当に助かってます。


船便

2011-06-28 15:30:20 | 日記 -Spain-
来月の帰国が決まってからなんとなく慌しく過ごしている毎日。

6月15日には、船便の荷物のピックアップの日でした!
冬物と上海には持って行かない物をダンボール一箱に詰めました。

我が家は、色々検討した結果、日通ペリカン便の「ペリカンシーパック」と言うサービスを利用する事に。
スペインの郵便局でも船便の取り扱いはしているものの、必須の保険とか色々足すと、金額的に感じくらいになったので、日本の業者さんにお願いしました。

荷物の制限はダンボールの3辺の和が150cm以内、20キロ未満。
ダンボールだけは郵便局で購入(3.45€)。
荷物のピックアップから、輸入代行業務、日本の住所への配送まで全て込みで、ダンボール一箱で130€。
決して安くは無いけど高くはない。

詳細はこちらから↓
Nippon de Express Espana, S.A.ペリカンシーパック

この一箱以外の荷物は全て飛行機で持って帰るから、慎重に詰める物を選びます。
なかでも一番大変だったのが、うっぐのおもちゃ。
電車のおもちゃを自分で選んで箱詰めする。
最初は良くても、間際になってやっぱり嫌だと言い出したり...なだめるのに一苦労。

でも最後は納得した上で、この笑顔。

すっきりしたおもちゃ箱に入ってます。

一足先に日本に出発した我が家の荷物。
8月下旬に無事お目にかかれますように...

再びモロッコへ~Tanger~ -2-

2011-06-25 18:51:01 | 旅行 -Morocco-
6月18日(土)第2日目。

少し曇り空。残念だけど、あまりにも暑いので丁度良いかも、なんて思いながら朝食の場所へ。
気持ちがいいからバルコニーで頂く。

パンが4種類と温かい飲み物と絞りたてのオレンジジュース。

朝食を食べるスペースの周りの装飾の見事な事!
パステルカラーのモザイクにステンドガラス。

風通しも良く心地いい風が流れ込んでくる。

さて、2日目は、タンジェの喧騒から逃れたい一心で夫が夜調べた結果、タンジェの近郊の町へ行く事に。

夫が選んだ町は、アシラ(Asilah)。
紀元前から貿易港として栄えていてその後、ポルトガル人によって町が築かれた町。
ポルトガル色の強いメディナが特徴で、パステルカラーで彩られた町並みがメルヘンチックらしい。

タンジェから列車で約45分。
ホテルからタクシーで駅に向かう。
なんとも立派なタンジェ駅。

時刻表でカサブランカ方面の電車を確認。
アラビア語の下にちゃんと英語/フランス語が書いてあるから助かる!
エジプトではこんな事はなかった。

丁度20分前。
窓口で切符を買い、いざホームへ(片道16Dh/人)。


時間5分前に電車がホームに入ってきて、アナウンスはないけど掲示板に電車の番号が出たのでそれに乗る。

車窓はこんな感じ。

なんとなくスペインと変わらない風景。

実は、ホテルを出発する前にうっぐはホテルの人と遊んでいた。
ホテルの人がうっぐを抱きかかえ、ゆらゆらして遊んでいたけどかなり激ように見えていたけどうっぐも大喜びで笑っていたから、そばで見守っていた。けど、バイバイした後、首が痛いと言い出した...

軽いムチ打ち状態になったらしい
ご機嫌斜めのうっぐ。
列車の窓の落書きが嫌だとダダをこねるし(意外とこの電車、満席で移動はできず)、落ち着くまで大変だったけどしばらくすると寝てしまった。

切符の確認に来た車掌さんにアシラは次の駅と確認し、約40分で到着。


ホームにはタクシーの客引きがいたけど、駅の目の前のビーチからアシラの町に入る為、ここから約2キロ歩きます。
ビーチはとーーーっても広い!!

そして何ともキレイなエメラルドグリーン~。

裸足になり波打ち際を歩く。

お、ラクダ発見!

ずーっと首を押さえてるうっぐ。大丈夫かな...

途中、足首位の深さの川があって、海からの波と合流するのがまた珍しく、うっぐしばらくここから動かない。


アシラの町までなんとか誘導し、カスバの入口に到着。
古い城壁の門をくぐって中に入る。


今までのとは違って、広々している。

白い壁に青のアクセント。

なんとなくミコノス島のイメージ。

モロカングッズがまたいいアクセントになって、なんとも可愛らしい町並みを作り出している。

そして青だけではなくて、パステルカラーの路地も可愛い。

これは普通の民家。
壁のペンキと洗濯物がいい感じ。


一通りカスバの中を歩いてランチをする場所を探す。
城壁の中はカフェくらいしかなかったので、一旦、外に出る。

このアーチをくぐって外に出ます。

するとそこは、ラッキーな事にレストランだらけ。

城壁に沿ってパラソルが立ててあって、木陰でランチができる!
うっぐもご機嫌。「やっと涼しい~」


食後は、帰りのバスの時間を確認しに、バスターミナルへ。
カスバの外は、ポルトガルの教会もあり、市場の前には、荷物持ちのロバが舞っていたり、ここは本当にヨーロッパとモロッコが入り交ざっていて面白い。


タンジェ行きのバスは、最終で17時台。
ちょっと早すぎるので、結局帰りも電車で帰ることに。
ただこの町には観光案内所など無い。
電車の時間を聞いても誰も知らないと。
ここで夫が一人で約2キロ先の駅に行き、時間を調べに行く。
この暑さの中、うっぐがいてはなかなか歩けない距離なので、ここは別行動。
私とうっぐは、朝歩いてきたビーチの川の辺りで夫と待合せ。

これは道端に朝顔(?)、昼顔(?)が絡まってるヤシの木を発見!


朝より潮が満ちてきているのか、海が近くなってる!

そして人も断然多い。
と言ってもこの広いビーチ。気になりません。

うっぐはビーチで水着に着替え、さっそくビーチで遊ぶ。
ラクダもビーチを行ったりきたり。列の最後には赤ちゃんラクダ。


ビーチで、同い年位の地元の男の子と意気投合。
同じようにペットボトルに水を入れて遊んで楽しそう♪


お母さんと息子の連れ3組が近くにいて、お互い片言のスペイン語でなんとおやつを交換するまでになった。

お母さんたちは、アラブの着物をまとったまま、海に入ったりしていた。
やっぱり宗教上、大人の女性は水着にはならないんだね...。

夕方17時過ぎに男の子たちは帰ってしまったけどうっぐは一人でもビーチで遊び続ける。


帰りの電車は、20:45発。
夕飯を食べてからの出発。町にもどる。

港近くでは、使わなくなった船から飛込みをして遊んでる地元の子供たち。

気持ち良さそう~~♪

今回は、カスバを外から見てみようと防波堤を歩いていると、地元のおじさんが子猫たちに食事を与えていた。
うっぐ、子猫には飛びついたけど、このおじさんを見て、怖がってしまった...

うん、確かに怖いかも...ねずみ男風...

今回最後の大西洋になるだろうと、しっかり写真に収めます。


大西洋に沈む夕陽を見るスポットがあると言うので、再びカスバの中に入り、海沿いの道を行く。
ここら辺の家は壁全体がキャンバスになっている。

『アシラのピエロ』と題名まで書いてあった。


見晴台は、城壁の一部で崖の上にある。


この町では毎年8月に芸術祭が行われているらしく、ヨーロッパ各地から芸術家が住み着いている気配がする。

こんな玄関の家に住んでみたい

夕飯は、お昼を食べた並びのレストランで。
モロッコ最後の夜だから、全てモロカンフーズ。
オレンジジュース、モロッコのスープ、タジンとクスクス。

ここのは全部美味しかった!

前回タジンが気に入って、今回の旅行の目的の一つがタジンを食べる事だったけど、前回ほど美味しいタジンにはめぐり合えていなかった。
最後の最後にやっと美味しいタジンにありつけました!!
クスクスもトマトソースをかけて頂くのだけど、初めて美味しいクスクスに出会いました!

モロッコの料理は、家庭料理が基本だからお店によって全然味が違う。
ここのは本当に美味しかった!満足、満足。

最後にチラッと夕陽を見ながら、


なんとかタクシーを捕まえ(小さい町だからなかなかタクシーが捕まらない...)、ギリギリ20:40にアシラの駅に到着。

切符を買って、慌てて反対側のホームに行く為に線路を渡ります(踏み切りも何もありません)。

すぐに反対車線の列車が来て、私達はギリギリ渡れたけど...

私達の後から来た人達は、なんと、停車中の貨物列車の下をくぐったり、よじ登ってタンジェ行きのホームまで来てる!

こんなのってあり?!

結局タンジェ行きの列車は10分遅れ、駅のホームから大西洋に沈んで行く夕陽がしっかり見れました


うっぐ、首にタオルを巻いているのは、やっぱりまだ首が痛いんだって。

列車が汽笛を「ポーッ!ポーッ!」とずーっと鳴らしっぱなしなのが気になって、眠いのに頑張って起きてました。
タンジェについたのは、21:20。
こんな顔の列車でした。


帰りはタクシーが捕まらなく、結局約45分、駅からホテルまで歩きました。
うっぐ、本当に良く頑張った。
シャワーを浴び、首に念の為いつも携帯している「熱さまシート」を貼ってあげる。

冷房もなく暑苦しい夜。
窓を開けて寝るけど、モスクからのお祈りの声や蚊に悩まされなかなか眠れない(うっぐは熟睡)。
日曜日の明け方、4時からお祈りが始まっていた…

最終日は、ホテルをチャックアウト後、タンジェのメディナを散策。
この日も猫たちに会いました。


モロッコの人達はサッカーが大好き。
少年たちはどこでもサッカーをしている。
そして着ているのが、スペインのチームのユニフォーム。スペイン大人気!

スペインの記念にうっぐの「レアル・マドリード」のユニフォームをと考えていた私達は、ここモロッコで購入する事を決定。
うっぐの「レアル・マドリード、7番、ロナウド」のユニフォーム、100Dhなり。
うっぐ、気に入ってこれを着てスペインに帰ることに。

最後のお茶も美味しそうに飲みます。

そして、空港までのタクシーを捜すために暫くあるくけど、うっぐ、張り切ってトランクを押してくれました。

ちびロナウド。
今回も良く頑張った!

前回のモロッコがディープモロッコだったとすれば今回は、ライト・モロッコ。
衝撃は前回ほど無かったけど、今回は別の顔のモロッコが見れてそれはそれでよかった。
とくにアシラの町は、可愛く、ちょっと現実離れした感じで本当によかった
アシラを選んでくれた夫に感謝。

でも今回はタンジェの子供たちに悩まされたのも事実。
私達がオープンカフェで夕食をとっていると、通りすがりの子供たちが寄ってきて、「お腹が空いてるからポテトをくれ」と言われた。
少しならいいかなと思って、ペーパーナプキンにとってあげようと思ったら、なんと「ガバッ」とポテトを鷲づかみして全部持って行っちゃった…
これには目が点!!
うっぐも何が起きたのか理解に不能。説明のしようがない!
お店の人は見ていたのかもう一皿もって来てくれたけど、あまりのショッキングな出来事
それから、町を歩いていると何か食べ物くれ~と言い寄ってきたり、ちょっと町の説明をしただけど、チップくれと来たり。
なんとも言えない気持ちになります...


急にスペインでの滞在が短くなって慌てて詰め込んだ旅行だったけど、なんとか無事終わってホッとしてます。
夫も勉強で忙しいのに、ヨーロッパにいる時しか出来ないからと、出来る限りどこかに行こうとする。
すごいパワーになんとか着いていってる私とうっぐ。

残りの生活も楽しみます!
残りわずかですが引き続きよろしくお願いします

最後にアシラの可愛らしい町並みをもっと見たい方はこちらへ↓
Asilah, Morocco in June 2011

アシラ、お奨めです!


再びモロッコへ~Tanger~ -1-

2011-06-23 11:39:37 | 旅行 -Morocco-
6月17日(金)~19日(日)、2泊3日で再びモロッコへ。

前回クリスマスに行ったのがあまりにも衝撃的で、最後にもう一度マラケシュに行きたいという夫。
でも4月の連休中にあの無形文化遺でもあるフナ広場で爆破事件があって旅行者も犠牲になった事もあってなかなか乗る気にならない私。
「じゃ、せめてタジンを食べに行くつもりでヨーロッパ色の強いタンジェは?」と言われ、ヨーロッパとモロッコの文化が入り交ざった雰囲気も味わってみたいと、タンジェ(Tanger)に行く事になりました。
スペインの最南端からフェリーで約2時間にあるモロッコの玄関口、タンジェ(Tanger)。

格安フライドをみつけ、
学校から直行する夫と空港で待合せ。
うっぐと私と二人で空港に向かう。
キャビンサイズのスーツケースをコロコロ転がすのはうっぐの役目。

家から持って行ったおにぎりとから揚げでお昼を済ませ、さぁ出発
ずーっとスペインのカラッカラの大地の上を飛んでいて、着陸のアナウンスが流れてからようやく海が見えてくる。

左側の陸がスペインのイベリア半島、右がモロッコのあるアフリカ大陸。
近い!
2時間弱で到着。

とってもモダンな空港。

ここからタンジェの町までの交通機関はタクシーのみ。
今回のホテルはメディナの中。
ホテルまでは150Dh(ディルハム)と言われ、メディナの外のグラン・ソッコ(Gran Socco)と言う広場までお願いする。
値段100Dh(約1000円ちょっと)。

約20分乗ったところで、この先がグラン・ソッコだと言われタクシーを降りる。
商店街を抜け、

ひろい広場にでる。ここがグラン・ソッコ(Gran Socco)。

マラケシュとは全然ちがう雰囲気。
確かに建物の色や形がヨーロッパに近い。

メディナの門をくぐり、

旧市街に入った途端、色んな人が声をかけてくる。
「モロッコに来た~!」って実感沸いてくる。

そこで、何やら映画の撮影?
こんな感じでセピア色の映画になるのかな?と勝手に妄想が膨らむ。


マラケシュのメディナに比べたらそれほど入り組んでないし、一人でも歩ける感じだけど、とにかく勝手に人がついてくる。


なんとか偽ガイドを振り払い、ホテルに到着。

今回のホテルは、Hotel Continental。
1888年にタンジェで最高級のホテルとしてオープンして、イギリスのビクトリア女王の息子のアルフレッド王子を迎えたこともあるけど、今は古びてわびしい感じ。
でも雰囲気のあるホテルで映画『シェルタリング・スカイ』で使われた事もあるんだとか。

まったくバリアフリーでないホテルのエントランス。
小さい荷物でよかった!


部屋からはタンジェの港が見えます。

室内は古いけど、ペンキを塗り替えたばかりのようで色はきれいで、値段からすると、まぁ納得。
トリプルルームでお風呂付(お湯も出る)、エアコンは無いけど朝食付きで一晩、54€/部屋。

ホテルの写真をまとめてみました↓
Hotel Continental, Tanger, Morocco in June 2011


荷物だけ置いて早速お昼を食べに町に繰り出す。
廊下はモロカンピンク。

マラケシュは、街全体がこんな色だった。
私達の部屋3階(日本の4階)。エレベータなし。
小さい子供がいる場合は目が離せません。

階段のステンドグラスはうっぐによる撮影。

街の建物も人が着ているものもどこかカラフル。

古いメディナの壁を抜けると港町のある新市街にでる。
今は使われていない鉄道の駅前広場のレストランでランチ。
モロカンサラダにミントティー、タジンそれとコーラを注文。

全部で80Dh(約860円)なり。

その後はタンジェのビーチでのんびり。
波打ち際まで遠い!

海の向こうにスペインのアンダルシアの山が見えてなんだか感動。うっぐも「イェーイ!」とパチパチパチ。
馬の向こうにうっすらと写ってるのがスペインです。

そう。ここのビーチではラクダではなく馬に乗れるみたい。
そして、同じビーチでもやはり女性は全身を着物でまとってます。
これがモロカンビーチなんだな~。

ビーチ沿いの遊歩道は整備されていてとっても歩き易い。


旧鉄道駅前の広場はとってもスペインぽい。


メディナに戻り、焼きとうもろこしを頂く。
1本3Dh(約30円)。


タンジェのメディナにもカスバ(昔のお城)があり、そこからの夕焼けがキレイだと言うので行ってみる。

ちょっとした広場の真ん中にキレイな色のインコが売られている。

スークを潜り抜け、住宅街をさまよいなんとかお城までたどり着く。


ここにも沢山の猫がのんびり生活している。


調度夕焼けが始まっていた。


アンダルシアも夕焼けに染まっていました。

メディナを歩いていて思ったことがある。
モロッコの人達の「扉」に対する想いってなんなんだろう。
建物のペンキがはがれていたり窓などが壊れていても家への扉や門はとっても綺麗に手入れされている。
なんだろう...

それにしても可愛らしい玄関口。

ここは私達のホテルの入口。

そしてサロンへの門。

うっぐもくつろぎます。

部屋に戻ったら、なんと「ハマム(モロッコのサウナ)」みたいに蒸している!
冷房が無い!扇風機もない!慌てて窓を開けて風をとおす。

モロッコの時間で22:30過ぎ(マドリードタイムでは23:30)。
調度お月様が登っていて妖しくオレンジ色に大きくタンジェの街を照らしている。

裏のモスクでは夜のお祈りの声が夜中中響き渡って、なんとも異国情緒あふれる雰囲気の中で眠りにつきました...


(2日目につづく...)