Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

週末のレティーロ公園

2010-10-26 00:53:07 | 日記 -Spain-
10月17日(日)

久しぶりにマドリードで過ごした週末。
夕方16時位からいつものレティーロ公園に向かう。
  
朝晩、大分冷えてきたせいですっかり秋模様

  
うっぐは、最近購入したボールで遊ぶと張り切り、まずは、ならしで軽く走る。
そして、まず投げる。何故か後ろに行ってしまう...何回投げても後ろへ...

それがとっても楽しい~♪


一通りボールで遊んだら、パパにこの間お友達と遊んだ滑り台をみせる。
張り切って上って、滑って見せる。
 

夫は、しばらくジョギング。その間、ずーっと公園で遊ぶ。
この間友達と思いっきり遊んだのが余程嬉しかったんだろう。
この日は、地元も子供達に混じって、楽しそうに遊んでました

夕方18時過ぎ。私達が帰路に向かう頃、更に賑わいをみせるレティーロ公園。

本当にマドリード市民の憩いの場なんだな~♪

お友達

2010-10-24 23:46:24 | 子供のこと
10月11~15日

バルセロナから帰ってきてから、なんだか急に寒くなってきた
夜から朝に掛けて、パーカーの上にカーデガンを着ても寒い。
さすがレンガ造りで、床がタイルなだけあって、底冷えする
早くセントラルヒーティングつかないかな...

でも外に出れば、半そで一枚でも大丈夫なくらい。

そんな中、午前と午後、うっぐと公園に行く毎日。
午前中は、日陰のところが多くうっぐも鼻水を垂らしながら遊んでいる。
周りには、すっかり冬仕様で遊びに来ている子供達ばっかり。
セーターにコートといった感じ。
「そこまでは寒くないだろう」と思うけど、スペイン人は寒がりだって聞くから、大事なわが子に着込ませるのは無理ないだろう...

どうも最近、仲良く遊べる子とそうでない子があるらしい...
最近、砂場セットを購入し、砂場で遊んでいると、どんどん子供達が寄ってくる。
無言で当たり前のように、人の物で遊ぶ。
うっぐもこれにはびっくり。
戸惑いながらも一緒に遊べたり、上手く貸せなかったり...

ある日、同い年位の女の子に自分が遊んでいた遊具をとられて、分からない言葉で話されたから、珍しく大泣きしてしまった
私も相手の親に片言のスペイン語で謝るが、向こうが何言っているのかさっぱり分からなくてアタフタ
帰り道に「うっぐと一緒に遊びたかったんじゃない?」って言っても「だって嫌だったんだもん」の一点張り。

この頃から、うっぐのおねしょが始まりました...
寝る前、ちゃんとトイレに行くのに。
夜寒いからなのか、まだ身体のリズムが整っていないのか、精神的にちょっと不安定なのか...
そおっと見守るしかない。
早く落ち着きますように...

公園もあんまり行きたがらなくなっていた頃、最近知り合ったうっぐより1歳半お兄ちゃんの日本人のお友達からお誘いがあった
うっぐもこれには喜び、久しぶりに公園で思いっきり遊ぶ
日本語だし、うっぐより少しお兄ちゃんで、うっぐは大好き!なんでも真似っこします。
 
お兄ちゃんがブランコで立ちこぎすれば、うっぐもする(この日初チャレンジ)

しばらくして、もう一人同じ年の女の子も加わり、この日は3人で意気投合♪


この日は、お馬さんに乗った警察が見回りに来て、3人で追っかけたり...



最初は、怖がっていた高い滑り台も、
 
皆ですべるとこんなに楽しい~♪


結局3時間、思いっきり遊んで、家に帰ったら、すぐシャワー、リンゴを食べながら、そのまま朝まで寝てしまいました

久しぶりに我が子が思いっきり遊んでる姿が見れて、ホッと一安心
一緒に遊んで下さったお母さん方は、こっちに駐在されてる方々。私も頼れる!心強い!
これからも親子共々お世話になります





念願のバルセロナ!...(つづき)

2010-10-24 13:09:48 | 旅行 -Spain-
10月9日(土)

バルセロナ2日目。前の晩ぐっすり寝れたから、もう元気。
復活です。ご心配掛けました!
「そうだ!ここは地中海の海岸沿い。朝日は?」と思いカーテンを開けると...bingo!
朝8時過ぎ、調度陽が昇り始めるときでした。

地中海の朝日です

この週末は雨って言われていたのに天気予報、はずれ。快晴ではないですか。Lucky!
朝のビーチ沿いの散歩も気持ちがいい~。

この日はまたBarcelonetaまで歩き、20年越しの夢だったガウディの「Parc Guel(グエル公園)」とサグラダファミリアの中に入るのがが目的。
Barcelonetaの地下鉄の駅を目指すものの、思いのほか暑くて(陽射しがジリジリ痛い...)港で休んでいたら、うっぐが急に「なに?あれ~?」指差した方をみると港からバルセロナ市街を一望できるモンジュイックの丘まで行くゴンドラが。
結局乗る事に(片道9ユーロ/人、6歳まで無料)。
これがなんと並ぶ事2時間!うっぐも生まれて初めて乗るゴンドラの為に珍しく大人しく並んでいた。
エレベータで乗り場に上がるともう、興味津々。


丘の上まで5分ちょっとの空中散歩でしたが、天気にも恵まれ、圧巻でした。
  

同じスペインとは思えない位、バルセロナは開放的。
マドリードとは空気の色が違う。

ここの丘には、ミロ美術館があったりするんだけど、もう既に3時過ぎ
急いで丘を歩いており、地下鉄に乗り込み、グエル公園を目指す(Parallel駅→Lessseps駅)。
ここからまた20分位歩き、急な坂を上り、やっと到着!

閑静な住宅街の中にいきなりすごい観光客!
写真を撮るのも一苦労。
 
まず最初にこのトカゲさんが出迎えてくれ、
  更に階段を上ると、

この斜めのトンネル、ずーっと歩いてみたかった。
念願叶い、嬉しい。うっぐも楽しい♪

この乾いた石、タイル、カーブとそれをとりまく植物。ここはヨーロッパなんだろうけど、そうでもないような...
やっぱりスペインは、独特な雰囲気のあるところ

所々、この神秘的な空間を利用して、ミュージシャンが、想い想いに演奏をしているのも素敵

色んな空間があり、うっぐもそんなガウディの演出を楽しんでるみたい。
  

だんだん日が落ちてきてまた違う雰囲気に。
   

あっという間に時間が経っていて、急いでもう一つの目的地、サグラダファミリアへ。
地下鉄の駅構内もこんな演出 

  
だけど、時間切れ...中には入れず...
でも一般に教会として開放されている地下に入る事が出来ました。
ガウディの眠るところも見れたし、
 
たまたま結婚式を挙げていて...それはそれでいいといしょう。

なかなか思うように予定は進まないけど、グエル公園を満喫できただけで私は満足でした。
私達が最終日の予定を話しているとうっぐは、ちゃんと一人でベッドに入って寝る気満々。
きっと満足してくれたのかな。


10月10日(日)
バルセロナ3日目。

夜中は、すごい嵐でした。こっちに来て始めての嵐しかも海沿い。
大きな雨粒がバシバシと窓ガラスをたたきつけ、ピカッ、ゴロゴロ!
でも夫とうっぐも爆睡中

朝は、どんより雨雲。ホテルをチェックアウトしたらやっぱり雨...これが本来の予定していた天気。
仕方なしに荷物を持って、ガイドブックにコインロッカーありと書かれているEstacio de Franca(フランサ駅)まで行く。 ...が、あっさり裏切られ、荷物を持ったまま結構激しい雨の中歩く。

結局、最初の日に行ったシーフードの近くのお店に行き、今度は、Big Lunchをしながら、雨が上がるのを待つ事に。
初日は、体調不良の為、手をつけられなかったのでリベンジ!
 

ガッツリ頂きました。
ゆっくりしたので、ビショビショになったジャンパーや傘もストーブで乾き、外に出たらちゃんと雨が上がってました

もう帰りの飛行機まであまり時間がないから、ビーチで遊ぶ事に。
うっぐも私達の手を引っ張られる事なく自由に遊べてすごく楽しそう♪
  

最後にはお日様も出てきてくれてホントのんびり休日を過ごす事が出来ました。

毎日のように訪れたバルセロネータのオリンピック村。

20年越しの夢だったバルセロナの旅だった。
夫も子供もいて思うように行動できなかったけど、家族だから自分の知らないバルセロナが発見できてよかった。
バルセロナは、マドリードに比べて、英語も通じるし、近代的だし、国際的。
夫がバルセロナの学校を選んでいたら全く違う生活が待っていたのかも知れないと思うと、なんだか複雑な気持ちに。
夫は特にそう思ってるに違いない。

でもこっちにいる間にまた来たいと心に誓ったのであった
Asta luego~!

念願のバルセロナ!

2010-10-23 00:12:01 | 旅行 -Spain-
夫の授業が11月から本格的に始まると、ちょっと遠くに行く気持ち的余裕がなくなるだろうと判断し、ちょっと開放的な海岸沿いの町に行こうと決め、今度は、バルセロナへ。

10月8日(金)~10日(日)2泊3日の旅。

10月8日(金)
今回は飛行機でバルセロナ入り
朝始発(06:05)の地下鉄で空港まで約20分。外は、まだ真っ暗、夜中の雰囲気。地下鉄のホームも誰もいないんだろうな...と思いきや、陽気なパーティー帰りの人達で、ちょっとにぎやかそう言えばこっちでは、朝7時位までは、日本の夜中みたいなもんだって誰かが言ってたな...

07:50ほぼ時間通りに出発、8時を回ってようやく陽が昇ってきて、うっぐも「だんだん明るくなってきたよ~」って。初めて夜明けを体験。
 

1時間ちょっとでバルセロナに到着。
空港~市内へとRenfe(高速鉄道)に乗る(3ユーロ/人)。

夫は、最後の最後までバルセロナの学校にするか、マドリッドの学校にするか悩み、面接で今年の3月に来て以来2回目。
私は、初めて!学生の頃からずーっと来たかったところ。
うっぐももちろん初めてだけど、Renfeに乗り、景色を楽しみながら、「う~。バセローナ~♪」と『それでも恋するバルセロナ』のテーマソングを上機嫌に歌う。

25分程乗り、Passeig de Gracia(パセジ デ ガルシア)で降り、ホテルに行くまでちょっと街を散策。
←Loeweの入っている建物も素敵
すると突然、ガウディのCasa Batllo(カサ・バトリョ)が見えてきて、テンションが上がる
昔、伊勢丹の美術館にグエル公園のレプリカが来た時に大興奮し、「絶対に行くんだ!」って決めてたから何十年たったんだろう。とにかく嬉しい


うっぐにカメラを向けるとこのポーズ。「なんでそんな顔?」と思ったけど、この建物を見ての第一印象だったのかな?うっぐには、顔の口が開いているように見えるのかな...面白い!

早速、中に入る事に(17.50ユーロ/人)。音声のガイド付き。
最初に入って、まずマンションの階段のランプに目が行く。

階段の手すりは魚の背骨のよう...でも手に良くなじみ、なんか楽しい♪
そう、この家は、海をイメージしているのだそう。
そしてリビングへ。
  



この窓は、海の中から水面を見ているイメージなんだって。太陽の光がキラキラ海の中に入ってくる感じ。

色使いがとっても素敵で、ダイニングからのパティオには波打ち際をイメージしたようなモザイクが敷きつめられています。
屋根裏の階段から屋上にでると...
 

ここに今も住んでいる人たちが本当に羨ましい...
きっと居心地がいいんだろうな~。

名残惜しいけど、ここを後に、もう一つのガウディのマンション、Casa Mila(カサ・ミラ)を通り、Sagrada Familia(サグラダ・ファイミリア)に行く。が、うっぐが限界。ずっと抱っこ、おんぶで写真すら撮れなかった...
仕方なしに地下鉄に乗って、ホテルにチェックイン。

ホテルは、海岸沿いにあり、ちょっと休んだ後、海岸沿いを散歩。
天気予報では、3日間とも雨で、どうなるかと思ったけど、なんとかもってます...ちょっと風があるけど、日中暑かったから調度いい感じ。

うっぐ、地中海デビューの巻き~♪
  

なんだかんだ40分近く海岸沿いを歩き、オリンピック村のあるBarceloneta(バルセロネータ)のヨットハーバーのシーフード屋さんで夕食を。


この後なんと私は、とうとうダウンスペインに来て初めての本格的なスペイン料理を前に何にも食べれなかった...
一人15ユーロで、前菜(サラダ、ムール貝のトマト煮込み、イカフライ)、メイン(シーフードパエリア)、デザート(プリンとレモンシャーベットを注文)...写真も撮れなくてスミマセン
でも夫とうっぐは楽しんで食べてたから良しとしよう。

あともう一つ重大な出来事が。
こっちに来てから、夫の勉強の為、我が家では英語を使っているのですが、この日、うっぐが、パエリアをさして「May I have it?」と聞いてきたので、夫と私はビックリ知らない間に吸収してるんだね~。すごい

感動がいっぱいな一日でした

...バルセロナの旅、つづく...







Segovia(セゴビア)へ

2010-10-17 23:53:36 | 旅行 -Spain-
10月3日(日)のこと。
新居が大分落ちついてきて、引越し疲れを癒す為にまたプチ旅行に出掛けて来ました♪

今回も世界遺産の古都で、マドリードから北西へ95km、標高1002mの高地にあるセゴビアと言うところ。
ローマ時代の水道橋と丘の上に建つアルカサル(お城)が有名で、ディズニー映画の『白雪姫』のお城のモデルになったお城みたい♪

スペインはバスが充実していて、電車より安くて便利!電車好きのうっぐには申し訳ないけど、今回は往復バスで移動。約1時間ちょっと、片道6.73ユーロ/人。もちろんうっぐは膝の上だからタダ
メトロ(地下鉄)でPrincipe Pioまで行き、そこのバスターミナルから、大型バスに乗って出発♪

うっぐもバスの中でりんごをかじったり、紅茶を飲んだり、遠足気分満開
出発してから20分位経った頃から、辺りは平野、平野、平野。いかにも乾燥してるって感じ。

ただ進行方向は、どんより雨雲が...
こっちに来て初めての雨になるかも...しかも傘なし!と思いながらあっという間にセゴビアに到着。
バスを降りて第一声が「寒ーい
家を出た時は、晴れ間もあったのに、かなり薄着な私達。

バスターミナル周辺は、ただの田舎町だったけど、最初の角を曲がったら、なんと、そこはもう15世紀いきなりタイムスリップしたみたい

石畳の道の先に水道橋が見えて、寒いのを忘れてかなりテンション上がりました


じゃーん。これが約2000年前にローマ人によって作られた水道橋。
15キロ離れた川から水を街まで引いていたそうだが、驚く事に1884年まで実際に上を水が通っていたらしい。そして1928年からは、同じ所に水道管が設置され、今も役目を果たしているんだって。更にこの橋、石の間に接合材など使われていないらしい。地震の無い国ってすごいねー

しばらく旧市街を歩きお昼に食べる所をさがす。
   

街の中心のカテドラルについた頃、とうとうポツポツと雨が降って来ちゃいました...
広場のcafeに入り、手軽にランチセットを頼み、私はとりあえず得意の「cafe con leche」を注文♪(出発前に通ったスペイン語講座で教わったのをそのまま使ってます)が、うっぐも相当寒かったのか、結局半分以上飲まれてしまった...
 

沢山食べ、身体も暖まったところで、外に出たら雨は止んでました
うっぐも元気に歩くようになり、『白雪姫』のお城まで一直線!

うっぐが気に入ったお城の見張り台。下は、崖で城壁の外は、なんにも無い...ちょっと寂しいところ。
珍しく「かわいい顔するよ。撮ってね。」とカメラに向かって表情をつくる。
 
(お城の全貌は、あいにく城壁の外に出ないと見れなかったのでありません...残念)

中には入らなかったけど、ドイツの『シンデレラ城』のモデルになったノイシュバンシュタイン城の華々しさとは打って変わってかざりっけの無い、素朴なお城でした。また今回のこの天気が、魔女が白雪姫に食べさせる毒リンゴを作ってるところを連想させてくれて、ちょっと幻想的な空気を演出してくれて、現実離れした感じ。

うっぐは、こんなお城を見てどう思ってるんだろう。「すごいね~!」とは言ってるけど...
城壁の上を歩いたり、迷路みたいな石畳を歩いたり、坂を駆け下りたり...大きな公園だと思ってるのかな...でもとにかく楽しそう♪
 

帰る前に街の中心にあったカテドラルの中に入りました(3ユーロ/人)。
 

あんなにもハイテンションなうっぐもさすがに、この雰囲気に圧倒され、小さな声で「ここ、すごいね~!」って驚いてあたりを静かに見て廻ってました(ホッ)思えば、赤ちゃんの頃から空気を読める子だったもんな...えらいぞ。

最後に、「橋の上に行く!」と張り切って階段を上って、しばらく橋を見入ってました...


帰る頃になって、晴れ間が広がりやっとお日様が出てきました。

最初に見た教会もこんなに違うイメージです。

今回は、曇りのお陰で神秘的なプチ旅行になりました。
天気によって受ける印象全然違うから、何度でも旅行したくなりますね