Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

心で感じる杭州へ -2/2-

2011-09-28 01:54:39 | 旅行 -China-
9月15日(木)~16日(金)杭州2日目~最終日

朝食をホテルの食堂で済ませ(おかゆに刻みザーサイ、何にも入っていない肉まんの皮だけ、焼き芋、パン、スイカ、コーヒー、紅茶など)、この日は、メインの西湖へ。

小さいホテルだけど中々頑張ってます。

バスに乗り街の繁華街に出る。
偶然にも西湖の「音楽噴水」の所に出て、タイミングよく上演中。
音楽に合わせた噴水アートショー。

うっぐ、くぎ付け!

あまりにも迫力ある水に量にうっぐ真剣な顔をして「あんなに水使ったら湖、溢れちゃうよね...」と・笑

久々のヒット!

何もしてないのにもうお腹空いたと言うので、適当なところに入り軽めのランチを。

手前は、ロンドンの中華街でよく食べた生春巻き(?)、大根や野菜の揚げ物。
まぁまぁ美味しく頂きました。

この日も本当に暑い!

木陰を探して歩く。

西湖天地の近くに大きな水牛が...

札を読むと(英語の記載あり)西湖の湖底には黄金の水牛が住んでいて、昔西湖の水がかんばつで無くなった時、この水牛が水を出してくれた伝説があるのだそう。以来、湖は干上がる事もないし、この黄金の水牛も姿をみせる事はないそう。湖の守り神ってところだろう。

湖畔の柳が風に揺れると、かすかだけど涼しく感じられる。

遊歩道もこんな彫り物が。


それにしてもあまりにも暑くて歩くのが大変なので、私達は自転車を借りる事にしました。
自転車を借りる為には、専用のICカードを購入しないといけない。
ICカードを購入できる場所は何箇所があるらしいけど、一番分かりやすいのが、西湖十景にもなっている「柳浪聞鶯」の近くの南山路沿い。

ついでにこの「柳浪聞鶯」を見てから自転車を借りる事に。
この時期鶯はいないけど、実際鳴き声が聞こえたらもっと素敵なんだろうな...


ここは、歴代の皇帝が西湖でのボート遊びに使った桟橋。

蒼色が立派。

地元の人も柳の下でおしゃべり。


200元デポジット+100元チケット、計300元/人現金で支払い、ICカードをもらう。
これをスロットがついたパーキングにかざしてロックしたり解除したり。
自転車を返すのは、スロットがある所だったらどこでもいい。
もう使わない場合は、ICカードを購入できるところでしかった分だけ差し引かれ、デポジットの200元は戻ってくる。
それにしても2人で600元は大きな出費。
慌てて現金を近くのATMで下ろしに行く。

調度、チャイルドシート付きのがあったので、それを借り、サイクリング開始~!

やっぱり楽だね~。気持ちもいい。


ここからは湖畔を離れ、ちょっと山の方へ。
登り道の休憩がてらお寺に入ってみる。

なんとも可愛らしいこま犬(?)

一通りお寺を見る。地図に載ってないから名前は分からない。


そして、再び湖畔へ。



太陽が湖に映っていて綺麗...

途中で夫とうっぐが乗っている自転車の後輪がパンクしている事に気付き、自転車を返しに、前の日に行ったスターバックスの近くまで行く。

ついでにまたここでお茶をする。
ここは本当に落ち着くスタバ。生き返る~

夕飯は、またホテルの近所で頂き、満腹、満足。

中国に来て初めてビールを飲みました「緑雨」。

うっぐも家から持って来たお箸でよく食べました。


食後の散歩にまた出て、月を見る。

鏡の様に綺麗に映ってる...
静かな一時...



こうして、心休まる杭州の旅も最終日となりました。

ホテルをチェックアウトし、お気に入りのコースを通る。
朝靄の中の静寂...

遠くに見える山々が霞んで綺麗...

途中から観光バスに乗り、最後に西湖十景の一つ、「断橋残雪」へ。


ここから運良くチャイルドシート付の自転車があれば、それに乗って、ICカードの返金をしに行きたかったけど、見つからず、結局タクシーで「柳浪聞鶯」へ(11元)。
前の日、4時間位借りて一人6元使用しただけ。
ちゃんと588元戻ってきました。

最後にもう一度、アイスクリームを食べながら湖畔に出る。
 


3日間、本当に暑くて体力消耗したけど、静かな時間が沢山持てて、心の洗浄が出来て、今回は本当にいい旅になりました。
中国楽しんでみる気になってきました!

心で感じる杭州へ -1/2-

2011-09-28 01:37:15 | 旅行 -China-
9月14(水)~16日(金)。
西安でのハプニング続きの旅の疲れも癒えぬまま、翌日から杭州(こうしゅう、Hangzhou/ハンヂョウ)へ。

上海から南西に150キロ、銭塘江の畔に開けた街、杭州。
12世紀頃、マルコ・ポーロが訪れて「地上の楽園」とよんだ街。
観光の中心は何と言っても、西湖。
私達のホテルも湖畔のそば(なんとアマンの近くだから期待できる)。
溜まった疲れを取り除きに行く旅へ。

お昼前に家を出発。
今回は、上海虹橋駅から出発する高速列車に乗って杭州へ(約1時間40分、78元/人)。

乗った列車。

こっちは、隣にいた列車。日本の新幹線500系に良く似ている...。


駅のケンタッキーでテイクアウトして列車の中でランチ。

ここまでスムーズの様に思えるけど、実はまたすったもんだありました...
最初にいつもの様に上海駅に行って一番早い便のチケットを購入したんだけど、なんと3時間後の出発だった。
上海には、他にも2つ列車の駅があって、上海南駅と上海虹橋駅だ。
上海駅から杭州へは、1日5便に対して、上海虹橋駅からは57便も出てる事が後から分かり、また窓口に並び直して、虹橋駅から乗りたいからこのチケットをキャンセルしたいと言ってもキャンセル出来ないと言う。

怒った旦那はそのチケットを破り捨て(93元x2が無駄に...)、こうして上海虹橋駅に来ていたのです。
あ~~~もうこれ以上ゴタゴタは嫌だな...何も起こりませんように...

無事に杭州に到着。
外に出た途端、空気がもわ~~っ
暑い!湿度98%って感じ!
杭州は、年間の平均湿度が70%越えてるんだそうです...。

ガイドブックによると駅前バス停から西湖方面へY2番(観光バス)が出ていて、私達のホテル近くまで行くのでこれに乗る事に。

この木目調のバスに大喜びだったうっぐ、気がついたら寝てました...
調度いい昼寝

西湖の湖畔で結婚式の撮影。


西湖をぐるっと半周して「茅家埠」で降りる。
バス停向かいに鳥居があり、その中は、お店が並ぶ。
行ってみるとすぐに私達が予約したホテルが見つかった。

昔ながらの建物を再現した感じのいいホテル。
またしても全く英語が通じない受付に少々時間がかかりましたが、部屋に通され、ほっと一息。
清潔で明るくていい感じの部屋。


時間は16時前。早速辺りを散歩。

運良く、私達のホテルは繁華街とは西湖を挟んで反対側にあるので人も少なくて静か。

西湖一帯が世界遺産として登録されているのもあって、町は本当に綺麗。
そんな湖畔を気の向くまま散歩。

もう夕方だと言うのに日差しも強く、息苦しい位に湿気があるけど、どんどん心が洗われていくのが分かる。


うっぐも嬉しそうに湖畔を散歩。
くねくね道あり、橋あり

湖には時々ボートも通るし、楽しい散歩道で良かった~。


そしていつしか西湖十景のうちの一つ「曲院風荷(チュウエンフォンホー)」の敷地内へ。

ここは、蓮の花の名所で昔は、宮廷用のお酒を醸造する所で、この蓮の花とお酒の香りが周囲に漂っていた事からこの名前がついたそう。今でも利き酒体験が出来るみたいだけど、うっぐ隊長がひたすら歩くので、ひたすら散歩しました。

暑苦しいけど、本当に静かで気持ちがいい。


ちょうど日が落ちていくのが見れました。


かなり歩き、うっぐも汗でビショビショ。私達もクタクタ
ここは、中国の龍井茶の産地。
美味しい中国茶でも飲みたい気分だけど、開いてない...
すると敷地内になんとスターバックス発見。

うっぐもひたすらスターバックスを目指す。
中国、初スタバです!

ドアを開けると冷房が効いていて静かな音楽が流れている。
お客さんは、本を飲んでいる女性が一人...
なんとも静かな空間。
うっぐもヨーグルトを食べ、満足。

しばしここでまったり。

充電した私達は、この庭園を出て、メインの西湖まで足を伸ばす。

やっぱり大きい~。


こんな景色に見とれていたら、うっぐ、「ボートに乗りたい~」と言い出す。
そうだよね、乗りたいよね...
でももう暗いし、発見所閉まってるし、と言っても聞きやしない。
結局、モーター付きのボートが行ってしまって諦めたところ手漕ぎボートがやって来た。

女性一人がその船頭さんに話しかけたけど乗らなかった。
よく見るとその女性、スタバで本を読んでいた女性だった。
夫が英語で話しかけたらどうやら1回180元だから、一人じゃ高すぎて乗らないんだ。と言う。
なら、私達と一緒でよければ、と言って、結局乗る事に。
うっぐもこの喜びよう!

良かったね~

手漕ぎボートの船頭さんが色々説明してくれてるけど私達には分からない。
彼女も約してくれる訳でもなく、なんとかくその船頭さんの声と水の音が心地いい。
また静寂な時間...

30分は乗っていたかな...
やっと涼しくなった空気が西湖の水面で更に冷やされ、頬をなでる風が気持ちよかった。
この時ばかりはうっぐも静かに楽しんでました。
時々、「あ、お星様☆」「こうもりだ」とか言うけどヒソヒソ声。

夢のような時間でした。

ボートを降りてからは、バスでホテルまで戻って隣のレストランで夕食。
外の感じも良し、中もいい感じ。

料理は、お豆腐のスープや、野菜の春巻きと小エビの入った麺類など。

健康的で胃に優しいものばかりでした。
これだけ食べて1500円もしませんでした。美味しかった~。

食べ終わってまたちょっと湖の方まで散歩しました。

満月がちょこっと欠けてるけど、すごく綺麗...

なんだかこの世とは思えない位、静かで神秘的な夜。
こっちに来てから毎日ドタバタドタバしていたのが嘘の様。

久々にゆっくりした気持ちで眠りにつきました...