Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

イタリアへの旅 (第7日目・ベネチア-part 2- ~ 最終日帰路へ)

2011-02-02 01:19:31 | 旅行 -Italy-
1月7日(第7日目 Venezia・Treviso~Mestre~Venizia中心部)

いよいよ、イタリアの旅も最後の1日。第8日目は朝一でマドリードに戻るだけ。
トレビソの街も見ごたえあるらしいけど、やっぱりもう一度ベネチアに行きたくて、朝早くホテルをチェックアウト。
まずは、宿泊先のメストレ(Mestre)と言う街へローカル線で移動。
メストレは、ベネチア中心部へと渡る橋の手前の街。
マルコ・ポーロ空港からも中心部からも近くて、ホテルの価格も中心部より断然お得なので...

朝8:35の列車でメストレへ。
「電車に乗るよ」と言うと、朝は苦手なうっぐもはりきって行動してくれる。

どんな電車が来るかな~?


じゃーん!今回も古くてごっつい電車。


駅の周りの雪はもう溶けてなくなっていたけど、車窓からはうっすら雪景色が続く。

前日までいたシチリアとは全然違う景色。
北イタリアに来た事を実感。

約30分でメストレに到着(3ユーロ/人)。

早速、ホテルに荷物を置きに行く。
今回はモダンでかっこいいイタリアって感じの新しいホテル。しかも今回の旅行の中で一番安い!
まだ早いからチェックインは出来なかったけど、快く荷物を置かしてくれた。
おまけにフロントで、12時間有効のマルチチケット(バス、シーバスのヴァポレットも乗り放題)が購入でき(16ユーロ/人)、早速それを使ってホテルのまん前のバス停からバスに乗りベネチア中心部へ。

バスでリベルタ橋を渡り10分弱で、ローマ広場に到着。
たった5日ぶりなのになぜか懐かしい。
うっぐもちゃんと覚えていて、1日にここに着いた時に最初に渡った橋を渡ろうとするから子供の記憶力ってすごいな~と改めて思う。

今回は、うっぐがずーっと乗りたいって行っていたヴァポレットに時間の許す限り乗って、運河、海からのベネチアを楽しもうと言う計画。
早速、大はしゃぎ!
メチャメチャ寒いけど、頑張って外からベネチアの街を見る。



朝一だろうか...


リアルト橋の下をくぐり、


河口へ。


ボートの上から見るサンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会(Santa Maria della Salute)は格別。


一旦、サン・マルコ広場でボートを降り、今度はリド島に向かう。


リド島は、国際的なリゾートで夏にはカジノも営業する、また『ベニスに死す』の舞台となったところでも有名。

あまりにも体が冷え切ってしまったので、リド島に到着するも早めのランチをする。
案の定、真冬のリゾート地...殆どのお店が閉店中...かろうじて開いていた軽食屋に入る。
ニョッキとパニーニとコーヒーを頼む。
うっぐは、こんなに寒くてもやっぱりジェラート


体も暖まったところで、ビーチを目指す。
船着場からメインの通りをひたすらまっすぐ行く。

素敵なパステルカラーのホテルもこの時期は営業していない。

アドリア海のビーチ。


写真に収められなかったけど、上空を赤いセスナ機が通った時は『紅の豚』かと思ったよ
来る前に友達からDVDを観たばかりだったから、うっぐも「豚さんかな~?」って

ビーチには、映画に出てくるようなビーチ小屋が寒そうに並んでいた。
もちろん、この季節は使えないように砂の壁で囲ってあった。


...が、うっぐは、この砂の壁にはまり、しばらく「砂の滑り台」を楽しむ。


せっかくビーチに来たのにどんより天気で「国際的なリゾート」のイメージは全くない...
でも子供にとってみたら楽しくって仕方がないのね~


真冬のリゾート、リド島を満喫した後は、サン・マルコ広場の対岸に見えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ。
教会しかない小さな島。


この鐘楼の上に上がれるというから、エレベータで鐘のあるところまであがる(3ユーロ/人)。
360度ベネチアが一望できる!

いかにも冬のベネチア。夏の賑やかな時とは全然違って静かで幻想的。

最後にベネチアングラスの島、ムラーノ島へ。



子供の頃、家族で来た時はガラス工場で見本に作ってもらったガラスの馬をそのまま頂いた。
大学の卒業旅行では、やっぱりこの島で作られた猫を買って帰った。
だけど今回は何も買わなかった。

今までは工場のイメージしかなかったこの島の、あまりにも静かでこじんまりとした感じがすごく良かった。
石でできた建物のショーウィンドーには、鮮やかな色のガラス製品がいいアクセントになっていて、すっかり気に入ってしまった。



本島に戻る頃には真っ暗。
こうしてヴァポレットに乗って運河を周遊する1日が終わっていった。

帰りのバスを乗り間違えたものの、なんとか無事ホテルに戻る。盛り沢山だったイタリアの旅も終わり。
モダンなホテルで暖かく快適な眠りにつく。
うっぐも寒い中本当に良く頑張った


翌日は朝6時半にホテルをチェックアウト、バスでマルコ・ポーロ空港に向かい、お昼過ぎにはマドリードに到着


今回のイタリア、そして前回のモロッコの旅で、このキャビンサイズのトランクはボロボロ。
つなぎ目は破れ、タイヤが一つ破損。
おまけに私のブーツまで壊れました...
この石畳のヨーロッパで木底の靴は浅はかだった...

イタリア...
行く街によって全然違う印象を与えてくれる。街の雰囲気も人も違う。
今回は特に極端に北と南だったせいもあるけど、本当に変化に飛んで刺激的だった

3度目のベネチアだったけど全てが新鮮。
そして初めてのシチリア。そしてそして夢だったタオルミーナ

うっぐも今回は沢山海でも遊べたし、大好きな電車やボートにも乗れたし楽しんでくれたから何より。

一つだけ残念だったのは、素晴らしく美味しいイタリアンを味わえなかった事
節約旅行だから仕方がないか...
やっぱり安くて美味しいイタリアンはローマかな。...ってもう行く機会ないけど...

今回の夫の留学に来て多少の旅行はするだろうと思っていたけど、こんなにするとは正直思ってもいなかった。
心の準備もできなかったから、いつも下調べが足らずドタバタ。
でも家賃を抑えた事、頑張って外食はなるべくしないようにしたり、何よりレートが助けてくれて、こんなに沢山の素敵な旅行ができて幸せです。
こんな機会を作ってくれた夫に感謝しないとね


memo: シチリア島を周るのにすごく役に立ったサイト「Sicilia Club

イタリアへの旅 (第6日目・パレルモ-part 2-~ベネチア、トレビソ)

2011-02-01 23:56:48 | 旅行 -Italy-
1月6日(第6日目Sicilia・Palermo~Venezia・Treviso)

前回、素通りしたパレルモ。
この日は19時の飛行機でベネチアのトレビソに戻る為、夕方までパレルモを散歩できる。

朝、ホテルをチェックアウト。
ホテルから一番近い観光スポット、「マッシモ劇場(Teatro Massimo)」からスタート。

19世紀に建てられたヨーロッパのオペラ劇場の中では3番目の規模で、もちろん今でも上映されている。
正装した人達が馬車に乗ってやってきて、この階段を登って劇場に入っていくのを想像しただけで、なんだか華やかなヨーロッパの社交界にデビューした気分になれる...
それから、『ゴッドファーザーIII』のラストで、マイケルの娘が撃たれるシーンとかを思い出したり、『ゴッドファーザー』の音楽が頭の中で流れたり、私の頭の中は朝からかなり忙しく回っている。

うっぐは、マッシモ劇場をグルグル走り回っている。それを追っかける夫。

この日は、本当にいい天気。
コート要らず。
劇場前の馬車の帽子が可愛い


マクエダ通り(Via Maqueda)を下り、17世紀に出来たクアトロ・カンティ(Cuatro Canti)へ。

ガイドブックには、車の排気ガスで真っ黒になっていると書いてあったけど、思ったより綺麗。

その後もガイドブックに乗っている名所を周ります。

1160年頃建てられた、3つの赤いドーム特徴的なサン・カタルド教会


路地の隙間からの教会も素敵。


そして、1560年から100年かけて建てられたというジェス教会。

パレルモでよく見かけるバロック様式。
この白い壁とクリーム色のラインが印象的。青い空に映えます!

綺麗なジェラート屋さんをみつけ、しばし休憩。


前の晩、ライトアップされていたサン・ドメニコ教会


ここからは、港を目指してひたすら歩く。

港からパレルモの街への入口となる「フェリーチェ門(Porta Felice)」


そして港。


一旦、ホテルに預けていた荷物を取りに戻り、空港行きのバス乗り場のあるポリテアーマ劇場(Teatro Politeama)へ。


この劇場がある広場でバスを待つ。

あっという間に陽が暮れていく。

パレルモ。イタリアで5番目に大きい都市。
観光名所は綺麗に手入れがされていて華やかだったりするけど、1本裏に入るとゴミが散らばっていたり、雨戸も取れかかっていたりとちょっと怖い感じ。
ホテルの人がパレルモはとてもいい街で大好きだけど、今の政府はちゃんとしてくれないから、若者は皆海外に出て行ってしまう。とすごく悔しそうにしていたのを思い出した。
確かにもう少し力を入れれば、もっともっと綺麗な街になるのにな~。
でもこの街に住んでいる人達は、本当にストレートに親切。
そんな人達がいつまでもいれば、きっといつかは。

市内から約40分バスに乗り、パレルモ空港へ。
Prestia e Comande社。
乗車券は運転手さんから(5.80ユーロ/人)。

空港で最後にどうしてもシチリアで食べ続けたアランチーニが食べたくなり、食べ収め。


美味しかった~♪

19:50発、約1時間40分のフライトでベネチアのトレビソに到着。
ここからは、事前にホテルに行き方を聞いていたので、急いで外に出て、市バスに乗ろうとした時。
「うわっ!雪だ!!

うっぐは、生まれて初めて積もった雪を見てちょっと興奮気味!
だけど、調度バスが来てしまい、慌てて乗る。
15分位乗ったところで、目的地のトレビソ鉄道駅に無事到着。
ごった返した人ごみに紛れてバスに乗り込んだから、降りるときも波に流されて降りる。
料金をまだ払っていなかったので、わざわざ、運転手さんに払いに夫が行ってくれた(2.50ユーロ/人)。

さて、ここからはホテルまでたった50m。
格安チケットはいつも時間が変で、夜到着の便だと、知らない街を暗い中歩き回る事になるから、今回は空港近くのホテルを選んだ。
大正解!ほんとに目の前だ~。よかった~

私達もホッとできたら、うっぐは少し雪の中で遊ばせる!
足を踏みしめる感じが新鮮なんだろう。
嬉しそう


ホテルは、60年代のままって感じだけど、見ようによってはレトロ風。
近くの軽食屋で軽く食事を済ませ、部屋に戻ってTVを付けたら、なんと海外用NHKが観れて、久しぶりに日本のニュースを目にしました!
英語だけど、懐かしい空気いっぱい
おまけに、キャスターを良く見ると、大学時代の先輩ではないですかぁー!!!
ラジオのNHK Worldwide newsを読んでいるのは知っていたけど、まさか、こんなところでお会いするとは!
お元気そうで何より!

モロッコでは、夫が大学の先輩に再会。今度は、(TVを通してだけど)私が大学の先輩に。世界って狭いな~



イタリアへの旅 (第5日目・シチリア島タオルミーナ~パレルモ-part 2-)

2011-01-27 19:00:36 | 旅行 -Italy-
1月5日(第5日目・Sicilia, Taormina~Palermo)

この日は、パレルモに戻る日。
モロッコから続いているバスの移動に飽きた私達は、今回は電車で帰る事にしました。
ここに来る間に何度もローカル線を見ているし、パレルモに夜着いても一度歩いているから土地勘もある。しかも2日前に泊まったホテルと同じホテル。

前日の夜にインターネットでタオルミーナ~パレルモの列車を予約。
途中メッシーナ(Messina)乗り換え、所要時間:約4時間強、片道:13.10ユーロ/人
ホテルにチケットのプリントアウトをお願いして準備OK。

列車の時刻表、料金、Online予約:Trenitalia HP

朝、イオニア海の水平線のところに「天使の道」。
太陽の光が降り注いでいるのがかすかにみえる。


最終日は、お日様も顔を出してくれました。
この日は、またロープウェイで中心地まで上がり、ギリシャ劇場(Teatro Greco)へ(入場料:8ユーロ/人)。

シチリア島で2番目に大きなこの劇場、なんと紀元前3世紀に建造され、その後ローマ人により手が加えられたそう。
イオニア海を見下ろし、背後には、ヨーロッパ最大の活火山、エトナ山があるこの劇場は、今でも夏になると、オペラやバレエ、コンサート等が盛んに行われていると言うから、すごい!



セットなんていらない、こんな素敵な環境の中で繰り広げられるバレエ...想像しただけでワクワクしてくる...


数々の舞台が上演されてきたこの劇場もうっぐにとって見たら、広~~い公園。
気持ち良さそうに走る!

いよいよ、タオルミーナの町ともお別れ、歩いて山を降ります。


小さなイタリア車、Fiatもやっぱりこの町ではしっくりきます。

最後は、帰りの長旅に備えて、イソラ・ベッラで少しマイナスイオンとα波を浴び、充電。


預けていた荷物をホテルまで取りに行き、タオルミーナの駅まで約1キロ歩く。
映画の撮影が行われた「Capo Taormina」の横を通り、ひたすら歩く。


30分位歩いてようやく駅に到着。
実は、ここも撮影に使っている。海の目の前で素朴で可愛い駅。


うっぐも電車に乗れるのでワクワク。調度電車がホームに入ってきた。


私達の乗る電車が来るまでまだ時間がある。
駅のキオスクで軽くスナックタイム。


タオルミーナの町はオレンジ香りに包まれている。そして駅もいい香り。
よく見たら、こんなに沢山線路に落っこちてるよ。


15:55。ようやく出発。

「Ciao, Taormina!」

今回は、山道ではなく、ずーっと海沿いです!


週発してから約1時間ちょっと。乗換駅のメッシーナに到着。
これもまたローカル線。


メッシーナからパレルモまで約3時間弱。
夜20:00に到着。
電車を降りて、「うっぐ、この電車がよかった~」と、かっこいい最新型の列車を見つけて暫く動かない。

残念だったね...

早速、歩き慣れたパレルモの町をホテルに向かう。
その途中のわき道で良さそうなレストランをみつけ、そこで夕飯を済ませる。


途中、サン・ドメニコ教会(San Domenico)を通り、ホテルに到着。


「Welcome back!」と歓迎され、私達も「ただいま~!」と言う気分。
うっぐは、前回泊まった部屋に直接向かう。ホテルの人も「その部屋でいいんだよ」と同じ部屋に通してくれた。
アットホームな雰囲気の中でゆっくり旅の疲れを癒しました。

イタリアへの旅 (第4日目・シチリア島タオルミーナ)

2011-01-26 01:17:49 | 旅行 -Italy-
1月4日(第4日目・Sicilia, Taormina)

昨晩の大雨は上がったものの、この日もビミョーな天気

でも朝のイソラ・ベッラも本当に神秘的。


イソラ・ベッラを眺めながら朝食を頂き、部屋に戻ってくると、うっぐはルーフバルコニーで大運動会。
かっこいい電車や、落書きだらけのローカル線、お化け電車みたいな貨物列車など、通る度に大はしゃぎ。
パンをチョコレートペーストにつけながら走る、走る

実は、イタリアに来る前に髪の毛を切りました...切り過ぎたね...ごめんね

この日は、タオルミーナの町を散策。
中心地は、山の上にある。ホテルから10分ほど歩いた所に中心地までのロープウェイ(片道2ユーロ/人、往復3.50ユーロ/人)があるので、そこを目指す。
まずは、海岸沿いの通り(Strada Statale No. 114)を行く。

このレストランは、本当に素晴らしい景色(逆行で景色が写っていないけどもちろん、イソラ・ベッラとイオニア海独り占めの景色です)。


残念ながら、このお店でご馳走になれなかったけど、ホントにいい感じだった

このお店の脇から、ビーチに降りれる階段を発見!
早速降りてみる。


こんなに寒くてもブーゲンビリアが満開。
不思議...きっと普段はもっと暖かいのね...


ここで、映画の主人公がイルカと一緒に泳いだことはあまりにも有名。
どうしても波間にイルカを探してしまうのだけど、実際は、タオルミーナ付近には、イルカはやって来ないのだそう...

でも今は営業していない海の家には、しっかりイルカのタイルが


このビーチは、小石のビーチ。
波が引く度に小石の音もコロコロコロ...と、なんともいい音。
アルファ波をいっぱい浴び、私達3人、思い思いにビーチで暫くくつろぐ。


残念ながら、小雨が降ってきて、急いでロープウェイまで行く。
ビーチからの階段は、登るのがかなりハード。
うっぐには、「ロープウェイに乗るよ!」と誘い、頑張って全部登りきった


ロープウェイは、冬期は朝の8時~20時まで、15分おきに出発する。
タイミングよく、乗り場に着いたらすぐに出発。
私達3人の貸切だ。


結構な速さでグングン登っていき、5分位ですぐに到着。
駅を出て、更に50mほど坂を登り、中心地の入口であるメッシーナ門(Porta Messina)をくぐります。


町は、ここから伸びるウンベルト1世通り(Corso Umberto I)がメインストリートで、その両脇に小道がある位の小さな町。

イタリアもスペインと一緒で1月6日までがクリスマスなのか、町は、まだクリスマスモード。飾りつけもいやみなく落ち着いた感じ。









通りの中ほどに4月9日広場(Piazza IX Aprile)があり、ここは展望台になっている。


イオニア海を見下ろす教会、そして大きなクリスマスツリー。


教会の横の階段に並べられたカフェのテーブルもこの日に限って本当に寒そう...


ここからもう少しカターニア門(Porta Catania)に向かっていったところにこじんまりとした修道院があり、この広場にある噴水が私は、見に来たかった所


町のシンボルである「女ケンタウロス像」の彫刻がついた噴水。
映画の中で、元気のないイルカをイソラ・ベッラで泳がせる為、水族館から運搬する際、この噴水で、水を掛けてあげた。
ただそれだけなのに、すごく印象に残っていて...
人魚の像も愛くるしい

そしてこの奥に、撮影で使われた修道院を改装したホテルがある。宿泊者しか入れない為、今回は立ち寄らず

そしてカターニア門。


これでメインの通りはお終い。
引き返し、暖かそうなカフェランチをする。

またアランチーニを頼み、他にはパニーニやサンドイッチなど。
アランチーニは、どこで食べても本当に美味しい♪

身体も暖まってまた探検開始。
今度は、オレンジのいい香りに誘われて、オレンジの木の並木道の階段を降りていく。




タオルミーナの坂をまた下りていくと市民公園(Villa Comunale)にぶつかり、入る。
古い建物の廃墟があったり、ちょっと楽しい。


よく見るとこんなところにベレンが...


この公園からのイオニア海も素敵です。


う~晴れていたらどんな色だったんだろう...?

公園の後ろの山の頂上には、中世の城塞(Castello)が建っている。


夏のシーズンは、ウンベルト1世通りから両脇に伸びる階段もオープンカフェでいっぱいで、もっともっと賑やかなんだろうな...
この町のホテル、レストラン、カフェの半分以上は、冬期は休暇中。
しかも小雨...寂しい位。

それでもこの癒しの空気。本当に素敵


タオルミーナ最後の晩も前の晩と同じレストランで食事。
今回は、うっぐにミネストローネのスープを頼むが、途中でダウン、ママのひざで熟睡
写真は撮れず...
夫婦で営むこのレストランもなんとなく愛着沸いちゃいました。
「アリベデルチ~!チャオ!」と言いながらお別れしました。




イタリアへの旅 (第3日目・シチリア島パレルモ~タオルミーナ)

2011-01-25 03:05:31 | 旅行 -Italy-
1月3日(第3日目・Sicilia, Palermo~Taormina)

今回は、パレルモは素通り。
目的地のタオルミーナへ向かう為、朝9時のバスに乗る為にバスターミナルへ。各都市へのバスの発着所は、鉄道のパレルモ中央駅(Staz.Centrale F.S.)の向かって左側。

バスターミナルの場所が分かっても、大型バスが沢山いて、私達が使うSAIS社のチケット売り場がなかなか見つからない!
やっと見つけたけど、2つある。とりあえず、手前のに入るが、はずれ。
「隣に行ってくれ」と言われ、そうこうしているうちに、9時のバスが目の前で行ってしまった...次のバスは1時間後...

そうそう、ついてない...

そもそも、パレルモとタオルミーナはバスも列車も直行便はなく、カターニア(Catania)かメッシーナ(Messina)経由になる。列車でも6時間の旅。そして高い。行きは、安くて早いバスを選んだ。

パレルモ~カターニアまでSAIS社(所要時間・2時間40分、14.20ユーロ/人)
カターニア~タオルミーナまでInterbus社(所要時間・1時間10分~45分、4.80ユーロ)

乗るバスが1本遅れたけど、定刻どおりカターニアに着けば元々予定していたタオルミーナ行きのバスに乗れる。不安が残る中、10時出発~

この日も朝、6時半起き。
うっぐは、バスに乗るなり爆睡


前回のモロッコのバスの旅とは違って、青々とした山景色が続く。


シチリアは、オレンジとレモンの名産地。今が旬?美味しそうなオレンジが沢山!


なだらかな道を2時間40分。カターニアに着きました。


「元々予定していたタオルミーナ行きのバスに間に合う!」
急いでバスのチケットを買いに行くが、ここでもまた1時間後のバスのチケットしか買えず...
そうは、上手くは行かないよね~

仕方なしにこの町で軽くランチを済ませることに。
バスターになるの回りは見事に何もなく...かと言ってカターニアの市内見物をする時間もない。
とりあえず、50m位離れた所にある鉄道のカターニア駅に行ってみる。

切符もないのにホームに入れるから行ってみる。
うっぐは大喜び♪

この機関車...展示するなら少し磨いてあげればいいのに...

ここから離れられなくなってしまい、結局駅のキオスクで軽くピザやアランチーニを頂く。
これがなんとも美味しい♪
アランチーニは、トマトリゾットにチーズ、ミンチ、お豆等が入れて丸めて油で揚げた物。
いわゆるライスコロッケ。
日本のおにぎりみたいな存在で、どこでも見かける。

お腹も満足したところでバスターミナルへ戻る。
「今度のバスは、イルカさんがついてるよ!」
私の影響ですっかりイルカ好きのうっぐ。ここでも「写真撮って~


今回のイタリア旅行では、うっぐは、自分から「写真撮って」と言わない限り、絶対に写真を撮らせてくれませんでした...
子供を写真に残すのは大変!

カターニアからはずっと海沿いを走ります。
オレンジの木、町、ビーチ、イオニア海...


タオルミーナの鉄道駅を過ぎた辺りでどんどん坂を登って行きます。
突然見えてきたイソラ・ベッラ島(Isola Bella)...『グラン・ブルー』の映画で使われたところ。


月明かりの中、主人公がイルカと泳ぐシーンが頭に浮かぶ。

本当に来れたんだ...なんかジーン...

やっとタオルミーナに到着。14時ごろ着く予定がもう16時半...結局1日かかってしまった。

到着したバスターミナルは、山の中腹。
タオルミーナの中心地は、徒歩でもう少し坂を登る。
しかし、私達のホテルは、実は、下の海の方...
せっかく登ってきた坂道をまた下る

30分以上は歩いただろうか...私達のホテルは、イソラ・ベッラのまん前。
早速チェックイン。通された部屋は最上階!大きなルーフバルコニー付きで、目の前の景色がこれです!


右側の岬には、やっぱり映画で使われた「Capo Taormina」と言うホテルが見えるし、もう頭の中は映画のシーンと音楽がめぐって1日の疲れも何処へやら。

海側とは反対側の窓からは、プールが見える。

ライトアップも綺麗。

もちろん、入れません。
かなり寒いです...

うっぐも別の意味でご機嫌だった。
この海岸線を線路が通っていて、時々電車が通るのだ
通る度にうっぐは、ルーフバルコニーをキャーキャー言いながら走る!
私達にはぴったりの部屋だ。

夕飯は、ホテルから徒歩1分の所にあるレストラン。


うっぐは、トマトソースのスパゲッティ。


私は、鰯とナッツの入ったリゾット、夫は、カルボナーラ。


シンプル、あっさり、私にはちょっと塩分が強いかなって感じたけど、みんな美味しく頂きました♪

まさか来れると思わなかったタオルミーナにいる。
静かな波の音も聞こえてくる、本当に綺麗で神秘的な景色。
マイナスイオンとアルファー波を感じれる

が、ホテルに戻ってまもなくすごい雨音!!
ルーフバルコニーもプール状態に...!!
タオルミーナ効果か、この雨も気持ちがいいくらい。
でも、朝には止みますように...