Spanish Breeze

夫のMBA留学に4歳の息子とついて、マドリードと上海での14ヶ月の生活を紹介していきます.

イタリアへの旅 (第5日目・シチリア島タオルミーナ~パレルモ-part 2-)

2011-01-27 19:00:36 | 旅行 -Italy-
1月5日(第5日目・Sicilia, Taormina~Palermo)

この日は、パレルモに戻る日。
モロッコから続いているバスの移動に飽きた私達は、今回は電車で帰る事にしました。
ここに来る間に何度もローカル線を見ているし、パレルモに夜着いても一度歩いているから土地勘もある。しかも2日前に泊まったホテルと同じホテル。

前日の夜にインターネットでタオルミーナ~パレルモの列車を予約。
途中メッシーナ(Messina)乗り換え、所要時間:約4時間強、片道:13.10ユーロ/人
ホテルにチケットのプリントアウトをお願いして準備OK。

列車の時刻表、料金、Online予約:Trenitalia HP

朝、イオニア海の水平線のところに「天使の道」。
太陽の光が降り注いでいるのがかすかにみえる。


最終日は、お日様も顔を出してくれました。
この日は、またロープウェイで中心地まで上がり、ギリシャ劇場(Teatro Greco)へ(入場料:8ユーロ/人)。

シチリア島で2番目に大きなこの劇場、なんと紀元前3世紀に建造され、その後ローマ人により手が加えられたそう。
イオニア海を見下ろし、背後には、ヨーロッパ最大の活火山、エトナ山があるこの劇場は、今でも夏になると、オペラやバレエ、コンサート等が盛んに行われていると言うから、すごい!



セットなんていらない、こんな素敵な環境の中で繰り広げられるバレエ...想像しただけでワクワクしてくる...


数々の舞台が上演されてきたこの劇場もうっぐにとって見たら、広~~い公園。
気持ち良さそうに走る!

いよいよ、タオルミーナの町ともお別れ、歩いて山を降ります。


小さなイタリア車、Fiatもやっぱりこの町ではしっくりきます。

最後は、帰りの長旅に備えて、イソラ・ベッラで少しマイナスイオンとα波を浴び、充電。


預けていた荷物をホテルまで取りに行き、タオルミーナの駅まで約1キロ歩く。
映画の撮影が行われた「Capo Taormina」の横を通り、ひたすら歩く。


30分位歩いてようやく駅に到着。
実は、ここも撮影に使っている。海の目の前で素朴で可愛い駅。


うっぐも電車に乗れるのでワクワク。調度電車がホームに入ってきた。


私達の乗る電車が来るまでまだ時間がある。
駅のキオスクで軽くスナックタイム。


タオルミーナの町はオレンジ香りに包まれている。そして駅もいい香り。
よく見たら、こんなに沢山線路に落っこちてるよ。


15:55。ようやく出発。

「Ciao, Taormina!」

今回は、山道ではなく、ずーっと海沿いです!


週発してから約1時間ちょっと。乗換駅のメッシーナに到着。
これもまたローカル線。


メッシーナからパレルモまで約3時間弱。
夜20:00に到着。
電車を降りて、「うっぐ、この電車がよかった~」と、かっこいい最新型の列車を見つけて暫く動かない。

残念だったね...

早速、歩き慣れたパレルモの町をホテルに向かう。
その途中のわき道で良さそうなレストランをみつけ、そこで夕飯を済ませる。


途中、サン・ドメニコ教会(San Domenico)を通り、ホテルに到着。


「Welcome back!」と歓迎され、私達も「ただいま~!」と言う気分。
うっぐは、前回泊まった部屋に直接向かう。ホテルの人も「その部屋でいいんだよ」と同じ部屋に通してくれた。
アットホームな雰囲気の中でゆっくり旅の疲れを癒しました。

イタリアへの旅 (第4日目・シチリア島タオルミーナ)

2011-01-26 01:17:49 | 旅行 -Italy-
1月4日(第4日目・Sicilia, Taormina)

昨晩の大雨は上がったものの、この日もビミョーな天気

でも朝のイソラ・ベッラも本当に神秘的。


イソラ・ベッラを眺めながら朝食を頂き、部屋に戻ってくると、うっぐはルーフバルコニーで大運動会。
かっこいい電車や、落書きだらけのローカル線、お化け電車みたいな貨物列車など、通る度に大はしゃぎ。
パンをチョコレートペーストにつけながら走る、走る

実は、イタリアに来る前に髪の毛を切りました...切り過ぎたね...ごめんね

この日は、タオルミーナの町を散策。
中心地は、山の上にある。ホテルから10分ほど歩いた所に中心地までのロープウェイ(片道2ユーロ/人、往復3.50ユーロ/人)があるので、そこを目指す。
まずは、海岸沿いの通り(Strada Statale No. 114)を行く。

このレストランは、本当に素晴らしい景色(逆行で景色が写っていないけどもちろん、イソラ・ベッラとイオニア海独り占めの景色です)。


残念ながら、このお店でご馳走になれなかったけど、ホントにいい感じだった

このお店の脇から、ビーチに降りれる階段を発見!
早速降りてみる。


こんなに寒くてもブーゲンビリアが満開。
不思議...きっと普段はもっと暖かいのね...


ここで、映画の主人公がイルカと一緒に泳いだことはあまりにも有名。
どうしても波間にイルカを探してしまうのだけど、実際は、タオルミーナ付近には、イルカはやって来ないのだそう...

でも今は営業していない海の家には、しっかりイルカのタイルが


このビーチは、小石のビーチ。
波が引く度に小石の音もコロコロコロ...と、なんともいい音。
アルファ波をいっぱい浴び、私達3人、思い思いにビーチで暫くくつろぐ。


残念ながら、小雨が降ってきて、急いでロープウェイまで行く。
ビーチからの階段は、登るのがかなりハード。
うっぐには、「ロープウェイに乗るよ!」と誘い、頑張って全部登りきった


ロープウェイは、冬期は朝の8時~20時まで、15分おきに出発する。
タイミングよく、乗り場に着いたらすぐに出発。
私達3人の貸切だ。


結構な速さでグングン登っていき、5分位ですぐに到着。
駅を出て、更に50mほど坂を登り、中心地の入口であるメッシーナ門(Porta Messina)をくぐります。


町は、ここから伸びるウンベルト1世通り(Corso Umberto I)がメインストリートで、その両脇に小道がある位の小さな町。

イタリアもスペインと一緒で1月6日までがクリスマスなのか、町は、まだクリスマスモード。飾りつけもいやみなく落ち着いた感じ。









通りの中ほどに4月9日広場(Piazza IX Aprile)があり、ここは展望台になっている。


イオニア海を見下ろす教会、そして大きなクリスマスツリー。


教会の横の階段に並べられたカフェのテーブルもこの日に限って本当に寒そう...


ここからもう少しカターニア門(Porta Catania)に向かっていったところにこじんまりとした修道院があり、この広場にある噴水が私は、見に来たかった所


町のシンボルである「女ケンタウロス像」の彫刻がついた噴水。
映画の中で、元気のないイルカをイソラ・ベッラで泳がせる為、水族館から運搬する際、この噴水で、水を掛けてあげた。
ただそれだけなのに、すごく印象に残っていて...
人魚の像も愛くるしい

そしてこの奥に、撮影で使われた修道院を改装したホテルがある。宿泊者しか入れない為、今回は立ち寄らず

そしてカターニア門。


これでメインの通りはお終い。
引き返し、暖かそうなカフェランチをする。

またアランチーニを頼み、他にはパニーニやサンドイッチなど。
アランチーニは、どこで食べても本当に美味しい♪

身体も暖まってまた探検開始。
今度は、オレンジのいい香りに誘われて、オレンジの木の並木道の階段を降りていく。




タオルミーナの坂をまた下りていくと市民公園(Villa Comunale)にぶつかり、入る。
古い建物の廃墟があったり、ちょっと楽しい。


よく見るとこんなところにベレンが...


この公園からのイオニア海も素敵です。


う~晴れていたらどんな色だったんだろう...?

公園の後ろの山の頂上には、中世の城塞(Castello)が建っている。


夏のシーズンは、ウンベルト1世通りから両脇に伸びる階段もオープンカフェでいっぱいで、もっともっと賑やかなんだろうな...
この町のホテル、レストラン、カフェの半分以上は、冬期は休暇中。
しかも小雨...寂しい位。

それでもこの癒しの空気。本当に素敵


タオルミーナ最後の晩も前の晩と同じレストランで食事。
今回は、うっぐにミネストローネのスープを頼むが、途中でダウン、ママのひざで熟睡
写真は撮れず...
夫婦で営むこのレストランもなんとなく愛着沸いちゃいました。
「アリベデルチ~!チャオ!」と言いながらお別れしました。




イタリアへの旅 (第3日目・シチリア島パレルモ~タオルミーナ)

2011-01-25 03:05:31 | 旅行 -Italy-
1月3日(第3日目・Sicilia, Palermo~Taormina)

今回は、パレルモは素通り。
目的地のタオルミーナへ向かう為、朝9時のバスに乗る為にバスターミナルへ。各都市へのバスの発着所は、鉄道のパレルモ中央駅(Staz.Centrale F.S.)の向かって左側。

バスターミナルの場所が分かっても、大型バスが沢山いて、私達が使うSAIS社のチケット売り場がなかなか見つからない!
やっと見つけたけど、2つある。とりあえず、手前のに入るが、はずれ。
「隣に行ってくれ」と言われ、そうこうしているうちに、9時のバスが目の前で行ってしまった...次のバスは1時間後...

そうそう、ついてない...

そもそも、パレルモとタオルミーナはバスも列車も直行便はなく、カターニア(Catania)かメッシーナ(Messina)経由になる。列車でも6時間の旅。そして高い。行きは、安くて早いバスを選んだ。

パレルモ~カターニアまでSAIS社(所要時間・2時間40分、14.20ユーロ/人)
カターニア~タオルミーナまでInterbus社(所要時間・1時間10分~45分、4.80ユーロ)

乗るバスが1本遅れたけど、定刻どおりカターニアに着けば元々予定していたタオルミーナ行きのバスに乗れる。不安が残る中、10時出発~

この日も朝、6時半起き。
うっぐは、バスに乗るなり爆睡


前回のモロッコのバスの旅とは違って、青々とした山景色が続く。


シチリアは、オレンジとレモンの名産地。今が旬?美味しそうなオレンジが沢山!


なだらかな道を2時間40分。カターニアに着きました。


「元々予定していたタオルミーナ行きのバスに間に合う!」
急いでバスのチケットを買いに行くが、ここでもまた1時間後のバスのチケットしか買えず...
そうは、上手くは行かないよね~

仕方なしにこの町で軽くランチを済ませることに。
バスターになるの回りは見事に何もなく...かと言ってカターニアの市内見物をする時間もない。
とりあえず、50m位離れた所にある鉄道のカターニア駅に行ってみる。

切符もないのにホームに入れるから行ってみる。
うっぐは大喜び♪

この機関車...展示するなら少し磨いてあげればいいのに...

ここから離れられなくなってしまい、結局駅のキオスクで軽くピザやアランチーニを頂く。
これがなんとも美味しい♪
アランチーニは、トマトリゾットにチーズ、ミンチ、お豆等が入れて丸めて油で揚げた物。
いわゆるライスコロッケ。
日本のおにぎりみたいな存在で、どこでも見かける。

お腹も満足したところでバスターミナルへ戻る。
「今度のバスは、イルカさんがついてるよ!」
私の影響ですっかりイルカ好きのうっぐ。ここでも「写真撮って~


今回のイタリア旅行では、うっぐは、自分から「写真撮って」と言わない限り、絶対に写真を撮らせてくれませんでした...
子供を写真に残すのは大変!

カターニアからはずっと海沿いを走ります。
オレンジの木、町、ビーチ、イオニア海...


タオルミーナの鉄道駅を過ぎた辺りでどんどん坂を登って行きます。
突然見えてきたイソラ・ベッラ島(Isola Bella)...『グラン・ブルー』の映画で使われたところ。


月明かりの中、主人公がイルカと泳ぐシーンが頭に浮かぶ。

本当に来れたんだ...なんかジーン...

やっとタオルミーナに到着。14時ごろ着く予定がもう16時半...結局1日かかってしまった。

到着したバスターミナルは、山の中腹。
タオルミーナの中心地は、徒歩でもう少し坂を登る。
しかし、私達のホテルは、実は、下の海の方...
せっかく登ってきた坂道をまた下る

30分以上は歩いただろうか...私達のホテルは、イソラ・ベッラのまん前。
早速チェックイン。通された部屋は最上階!大きなルーフバルコニー付きで、目の前の景色がこれです!


右側の岬には、やっぱり映画で使われた「Capo Taormina」と言うホテルが見えるし、もう頭の中は映画のシーンと音楽がめぐって1日の疲れも何処へやら。

海側とは反対側の窓からは、プールが見える。

ライトアップも綺麗。

もちろん、入れません。
かなり寒いです...

うっぐも別の意味でご機嫌だった。
この海岸線を線路が通っていて、時々電車が通るのだ
通る度にうっぐは、ルーフバルコニーをキャーキャー言いながら走る!
私達にはぴったりの部屋だ。

夕飯は、ホテルから徒歩1分の所にあるレストラン。


うっぐは、トマトソースのスパゲッティ。


私は、鰯とナッツの入ったリゾット、夫は、カルボナーラ。


シンプル、あっさり、私にはちょっと塩分が強いかなって感じたけど、みんな美味しく頂きました♪

まさか来れると思わなかったタオルミーナにいる。
静かな波の音も聞こえてくる、本当に綺麗で神秘的な景色。
マイナスイオンとアルファー波を感じれる

が、ホテルに戻ってまもなくすごい雨音!!
ルーフバルコニーもプール状態に...!!
タオルミーナ効果か、この雨も気持ちがいいくらい。
でも、朝には止みますように...

イタリアへの旅 (第2日目・ベネチア~シチリア島パレルモ-part 1-)

2011-01-23 00:24:06 | 旅行 -Italy-
1月2日(第2日目・Venezia~Sicilia, Palermo/シチリア島、パレルモ)

この日は、夕方のフライトでシチリア島入りする日程

ベネチアは、空港が2つありメインがMarco Polo空港、もう一つがバスで約1時間ほど離れた所にあるTreviso空港。
そして、シチリア島にも2つ空港があり、PalermoとCatania。
私達の行き先の、タオルミーナと言う町に行くのに都合がいいのは、Marco PoloとCataniaのコンビだけど、格安チケットを選んだ結果、TrevisoとPalermoのコンビに...

しかも、チケットをとってから、Terviso空港だと知り、「トレビソ?どこそれ?ベネチア中心地からどうやっていくの?」とちょっとパニック。日本のガイドブックには載ってないし...
でもインターネットのお陰で確認、ベネチアのローマ広場からトレビソ空港行きの直行バスが出てることも分かり、一安心。便利な世の中になったものだ。
しかも、この飛行機の乗る場合は、何時発のバスに乗ればいいとまで記載してある。助かる~

ベネチア、ローマ広場~トレビソ空港行きのバス(所要時間、1時間10分/金額5ユーロ):ATVO社
チケットは、ローマ広場のATVO社のブースで買える。


そんな訳で、第2日目は、14時までベネチアを楽しむ
1日目は、サン・マルコ広場とリアルト橋付近を散策しただけだったので、2日目は、私達の泊まったホテル側の島を散策する事に。

朝は、気持ちのいい目覚め。
窓を開けひんやりした空気が入り込む。鳥の声、そして、近くの教会の鐘の音...

うっぐも「写真、撮って~」と。


朝食は、通りを挟んで向かいのホテルのレストラン。

朝、聞こえた鐘の音は、この教会から。

朝食は、コーヒー、紅茶、ホットミルクなどのホッとドリンクと、種類豊富なパンとスライスチーズとハム。うっぐがハムを気に入り、何枚も何枚も食べる...
私も、自分が用意しなくていい朝食タイムをまったりと過ごす。

ホテルをチェックアウトしてから、まずは、ジューデッカ運河(CCanale Della Giudecca)へ。ホテルからわずか50m足らず。
シーバス、ヴァポレット(Vaporetto)の停留所、「ザッテレ(Zattere)」が目の前。

1日目は、我慢してたのかな...急に「ボート乗りたい~!」と言い出す。


うっぐの気持ちを思えば自然ななりゆき。
なんたってうっぐは、生まれた頃から運河沿いを散歩して来たわけだし、シーバスも何度も乗ってたし...
夫も、東京のうちの近所を思い出していたみたい...

乗せてあげたいのは山々だけど、「また戻ってくるから」となんとか説得。
そう、今回の旅行の最後、またベネチアに戻ってくるからその時に乗ろうという計画だったから。

こうして、運河沿いをひんやりとした空気の中を散歩してるのは、本当に気持ちがいい。
やっぱり車が走っていないのが断然いい!
空気が美味しい。
そして、アドリア海...




調度お昼。
うっぐが気に入ったヴァポレットのザッテレ停留所が目の前に見えるカフェでランチ。

ここで食べたマルゲリータ味のニョッキが本当に美味しかった♪
身体も暖まったし。

14時。どこを見ても絵になるベネチアを散策しながら、トレビソ空港行きのバスに乗る為にローマ広場へ向かいます。
今度は、「Piazzale Roma」の看板を見ながら。




うっぐは、ベネチアの事を何故か「ベレンチア」と言います。
スペインの「バレンシア」と「ベネチア」がごっちゃになったのか。
確かにスペイン語とイタリア語は似たところがあるから、分からなくもない。
同じように「ciao!」と言うし、「グラシアス/gracias!」と「グラッチェ/grazie!」、「por favor/ポルファボール」と「per favore/ペルファボーレ」。
私は、スペインに戻ってから、「グラシアス」が中々出てこなくて、しばらく「グラッチェ」ばかり言ってました...


「ベレンチア、いっぱい鉄橋があって楽しいね~♪」と。

ローマ広場、15時。定刻どおり出発。
リベルタ橋を渡る時に、バスの横を走る列車を見て、「イタリアのrenfe(スペインの列車)だ~!」としばらく大騒ぎ。


気がついたら、深い眠りに付いてました...


約1時間15分、ベネチアの更に北ののどかな田舎を久すら走り、ようやくトレビソ空港に到着。
小さな空港だけあって、中は人、人、人でごった返している。

トレビソから約1時間半のフライト、夜19:30にシチリア島、パレルモに到着。
パレルモ空港~市内まで約35km、5.80ユーロ/人。
市内直行の「Prestia & Comande社」のバス乗り場に行くも、バスの回りに人の山!!並ぶって事しないの?!

これじゃ乗れないと判断。地下に市内方面行きの列車の駅があったから行ってみる。
残念ながら、市内の手前までしか行かないみたいで、結局次のバスを待つ事に(空港バスは朝5時~23時まで30分に1本)。

でも初めて間近で見るイタリアの列車。1両の上、傷だらけで電気も着いてない...ちょっと怖い感じ。
電車好きのうっぐも、さすがにこれには乗りたいとは言わない。
でも記念に写真だけ。


夜の21:30過ぎにパレルモのホテルに到着。
ホテルは、家族経営のこじんまりした宿。人の家にお邪魔している感じ。でも綺麗で目が行届いている。
夕飯がまだだった私達は、ホテルのおじいちゃんに近くにいいところはないかと聞いて紹介してもらったレストランに行く。

ホテルのカードを見せてお店に入ると「Oh! Marco!」とホテルのご主人の名前をいい、歓迎してくれる。
釜焼きのピザとシーフードリゾットを頼む。
でもね...うっぐが限界...写真すら撮れず、急いで食べて退散。

ホテルに着いたら、マルコおじいちゃんが待っててくれて、食事に出る前に翌朝早朝にチェックアウトしてタオルミーナに向かうんだと話したので、その途中のカターニアまでのバスの時刻表を打ち出してくれていた。

なんて親切なんだろう~

北イタリアと南イタリアでは人種が違うと言うけど、シチリア島は、そのどちらにも属さないと言う。世話好きで、暖かい。本当にそうだ。
知らない土地でも安心してぐっすり眠れました

イタリアへの旅 (第1日目・ベネチア-part 1-)

2011-01-22 00:08:32 | 旅行 -Italy-
モロッコ旅行から戻って来て、まだ興奮がおさまらないまま今度はイタリアへ
中3日。新年が明けて3時間あまりで家を出発。

今回のイタリアの旅は、ベネチアとシチリア島のタオルミーナが目的。
ベネチアは夫が行きたい所。タオルミーナは私。私の一番好きな映画『グランブルー』の舞台となったシチリア島のタオルミーナの町にいつかは行ってみたいと思っていて、念願叶うことに

いつもそうだけど、行き先は決まってもいかに効率よく、お財布にも易しく行くかで旅路が大きく旅程が変わってくる。
結果、今回はこんな忙しい、超~ハードな日程になってしまった…

1日目:マドリード→→ベネチア・マルコ・ポーロ空港→→ベネチア本島泊
2日目:ベネチア本島→→ベネチア(トレビソ)→→シチリア島・パレルモ泊
3日目:パレルモ→→タオルミーナ泊
5日目:タオルミーナ→→パレルモ泊
6日目:パレルモ→→ベネチア・トレビソ泊
7日目:ベネチア・トレビソ→→ベネチア・メストレ泊
8日目:ベネチア・メストレ→→ベネチア・マルコポーロ空港→→マドリード

...と移動ばかりの旅。ひと時も気が抜けない。


2011年1月1日(第1日目・Venezia/ベネチア)

朝の3時。
外はまだお祭り騒ぎの余韻が残っていてパーティ帰り等の人たちで賑わっていた。
そんな中、タクシーをひろい空港へ。

朝7時定刻どおり出発。機内では3人とも熟睡...ふと目を覚ますと霧のベネチア!

イタリア本島とベネチア本島を結ぶリベルタ橋(Ponte della Liberta)と霧の中に浮かぶベネチアがいかにも幻想的。
マドリードから2時間20分の旅。時差なし。

空港~ベネチア本島入口にあるローマ広場(Piazzale Roma)までバスで行く(30分,3ユーロ/人)。
ローマ広場からホテルまでは、ホテルの地図とホテルの近くにあるアカデミア橋(Ponte dell 'Accademia)の看板を頼りに冬のベネチアを歩き始める。
私は、ベネチアはこれで3回目。1回目は小学生の頃。2回目は卒業旅行の時。そして3回目。冬のベネチアは2回目。
本当に寒い!!

それでもバスを降りるなり、いつものように走り出したうっぐ。
橋を見つけては登っていって、「あーボート!!」


迷路のような細い道をちょっと行くとまた橋、そしてボート。


うっぐにはたまらなく楽しいらしい。


そしてカラフルな、ベネチアングラスのショーウィンドー。

うっぐも「キレイだね~」

なんとか無事にホテルに到着。

右側の黄色い建物が今回のホテル。
こちらは部屋だけで、受付やラウンジなどは、向かい側にある別のホテルと兼用...
チェックインにはまだ早い為、荷物を置かせてもらい早速、街に繰り出す。

まずは、アカデミア橋を渡りサン・マルコ広場を目指す。


途中いくつもの橋を越え、その橋の下をくぐるボートやゴンドラを追いかけ、


ある広場の教会から、綺麗なマンダリンの音が流れてきて、うっぐがその音楽に誘われる様に教会に入っていってしまい、慌てて追っかけて行く。
そこでは、調度マンダリンの展示会をしていた。


うっぐは、マンダリンの工場らしき展示に「すごいね~。あ~やって作るんだって。」ってママに教えてくれる 


綺麗なマンダリンの音に、寒さも少し和らいだところで、再び、サン・マルコ広場を目指す。




迷路の様な路地でも主な観光スポットへは、こうした看板が出ているから迷う事はない。


そしてサン・マルコ広場に到着。
ゲーテやカサノバが常連だったと言う、創業1720年の「カフェ・フローリアン」でお茶でもと思ったけど、かなりの行列。
この寒さの中、じーっとしていられないと写真だけ。


鐘楼はいつもながらの迫力です。


そして、サン・マルコ寺院は、いつ来ても修復中...縁がないのかな...


正門は、クリスマスデコレーションされていて白い壁と金色の装飾が映えます。


イタリアきに来て最初の食事は、カルボナーラスパゲッティとマルゲリータのピザ
寒さと空腹の為、すっかり写真を撮るのを忘れてしまった...
さすが本場!美味しい~!うっぐもパパのスパゲッティをガツガツ食べる。

体が温まったところで、サン・マルコ広場から運河に出てみる。
ベネチアらしい景色が広がる。


次に目指したのは、リアルト橋(Ponte di Rialto)。
ここからの景色もいかにもベネチアらしい。


うっぐはと言えば、寒さのあまり、いつも以上に走る。意味もなく行ったり来たり、行ったり来たり。


橋の上でもこんな調子でぴょんぴょん飛び回る。


「運河に落ちたらどうするの?」と言っても私の手を払っては、走り続ける...
こんな調子だから、街の人に私は何度も怒られた...
私もうっぐと手をつなぎたいんだけど...

夕方17時には暗くなり始めて来る。
とりあえず、ホテルにチェックインをしに戻る。

うっぐは、もう寒いし、眠いし、走り疲れたしで、「抱っこ~!!」と1歩も歩かない

さすがにもう重い...
モロッコ旅行の頃から急に重く感じるようになって来て、腕が痛い...

そんな中、私が適当に思いついた店の看板探しゲームをしながらだましだまし歩かせる...
「あ、お日様!」「こっちは何かな~?」なんて言いながら。

本当は、私が写真を撮りたかっただけ?って話もありますが...



ホテルは、古いけどまあまあ。なんたって部屋が暖かい!!
夕飯も近くのレストランで軽く済ませ、早めに眠りにつきました...