北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

シャクヤク開花、リンゴシジミ発生

2018-07-09 20:14:22 | リンゴシジミ
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シャクヤク開花、リンゴシジミ発生



6月。北見ではカッコーが鳴くのを見計らって家庭菜園の種まきをする。 


シャクヤクは北見市の庭には、たいてい植えられていて、6月中旬頃、いろんな品種のシャクヤクが咲き始めて美しい。




6月の中を過ぎるとあちこちのスモモやエゾノウワミズザクラ群落でリンゴシジミがチラチラ舞い始める。
  
  



北見では各家庭の花畑でシャクヤクの花が咲く頃リンゴシジミが発生します。







このシャクヤクはリンゴシジミ(エゾリンゴ)発生地にあったもので私の庭に移植したものです。





ほぼ原種に近い感じで花構造は単純そのもの、八重咲き栽培種などとくらべると佳麗さでは負けますがエゾリンゴの発生時期標示植物として重宝しています。





















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リンゴシジミ蛹採集とミヤマカラスアゲハ♀撮影

2018-07-07 18:23:51 | ミヤマカラスアゲハ
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リンゴシジミ蛹採集とミヤマカラスアゲハ♀撮影


     

2018-6-17  (日)  晴れ


今日は珍しく孫4人のうち3人が家でヒマそうにしていたのでアルバイトを持ちかけた。


スモモの樹の下の笹やフキの葉上に鳥の糞みたいな感じで蛹化しているリンゴシジミの蛹さがし、一個50円でどうかと持ちかけるとやるやると大乗り気。


さっそく北見市郊外のスモモがたくさんある農家の庭に出かけた。




しかし、残念ながら下草をきれいに刈ってしまったあとで蛹は一個も見つからず、孫たちはブーイングの嵐。 



ふと見ると長男君の手に蛾の幼虫がついていた。普通の子ならぎゃーっとかピーッとか大騒ぎだろうが、彼は虫が大好きで、かわいいと愛でている。






親が虫を見て騒ぐと子供もそうなるとおもう。


我が家では大人たちが虫をみて騒ぐようなことがないので孫たちも、いたずらに虫を怖がることはない。






農家の庭のレンゲツツジが満開でミヤマカラスアゲハが3匹吸蜜にきているので、それを採集しようということになったが、
ジイジはちょっと待て、デジカメ撮影をすると待たせたあげく、最後は手づかみで採集してしまった。
 










レンゲツツジにきているミヤマカラスアゲハは手づかみ採集きわめて容易です。やってみてください。









ほかのミヤマカラスアゲハは逃げてしまい、孫たちは、さらにブーイング。



孫たちはおさまらず、今度は魚釣りに行きたいというので近郊の渓流へ出かけることになった。



これは父の日に届いたどら焼き。ほかには 魚の干物セット、ブランドシャツ。うれしく、ありがたいことです。



庭のサヤインゲン、モロッコは発芽・発育順調。


さきほど手づかみ採集したミヤマカラス♀をコクサギに袋掛けした。



数年前から、コクサギによるミヤマカラスアゲハ飼育実験を種々繰り返しています。




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ムラサキトビケラ Eubasilissa regina を激写

2018-07-06 21:50:56 | むらさきとびけら
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ムラサキトビケラ  Eubasilissa regina を激写






2018-7-6 (金)   曇り  夕方は9℃  寒い

朝7:00.かみさんに起こされた。今日は9時過ぎまで寝ると言っておいたのに。


居間の床を変な虫が這っているのできてくれというので仕方なく起きて居間にゆくと、30mm ほどの虫が床をもそもそと移動中。






捕まえてみると、この時期渓流釣りの折りなどよく見かける例の蛾みたいなやつだ。


日中、蝶をおもわせる変な飛び方をするやつでネットしてみると蛾かもしれないが蛾ではなさそう。



なら、なんだ。蝶でないんなら、どうでもよいとほとんど無意識にリリース。といった生き物だ。



何十年も前から、初夏から秋にかけて毎年みかけるやつで名前は今日まで知らなかったし、調べようと思ったこともなかった。


個体数は少ないとおもう。



今日は、この機会にネットで調べてみた。しかし、なかなかこの虫の画像に行き着かず、やっとこの虫の正体を知るまでには一時間もかかってしまった。正体は。



ムラサキトビケラ  Eubasilissa regina




小型のものが多いトビケラ属のなかではとりわけ大きくて開長50-60mm. 後翅表は紫色で外縁近く大きな黄色い紋が特徴。



北海道、本州、四国、九州、対馬に分布。国外では 台湾、中国、サハリンなどに分布。 近年開発などの影響で減少しつつあり 群馬県や栃木県では絶滅危惧種とされる。






幼生期は山奥の水のきれいな渓流などに棲み、小石や落葉片を綴った筒状の巣に住んで肉食性でエサは他の小型水性昆虫。



初夏のころから巣の中で蛹となり、羽化して水中から出て飛びだす。



その後、成虫は灯火に集まったり樹液に集まったりするらしい。 



この生き物の生態については詳しいことはほとんどわかっていないらしい。



今回、いろいろと撮影してみましたので画像を提示しておきたいと思います。


















画像をみているうちに、気づいたこととして最も印象的であったのは口器だ。







蝶には必ずあるストローが無い。キバもなく刺すような口器もない。




そのかわり、分節状の突起物がついていて、これで樹液などをなめるのだろうか ?。





これでは、あまり栄養はとれそうになく成虫の寿命はとても短いという。





ところで、なんでこのムラサキトビケラが我が家の居間にいたのだろう。






昨夜、かなりの雨のなか、庭のコクサギの枝を折ってきてミヤマカラスアゲハ幼虫に給餌したのだが、このときのコクサギの葉についていたのであろうということになった。



コクサギの木の10m横に街灯があり、その灯火に飛来したものがコクサギの葉裏に雨宿りしていたのだと思う。






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ジョウザンシジミ終令幼虫87匹回収。

2018-07-01 10:23:41 | ジョウザンシジミ
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ジョウザンシジミ終令幼虫87匹回収。


2018-6-29(金) 晴れたり曇ったり降ったり



2018-6-1 に北見市郊外で採集したジョウザンシジミ2♀♀に産卵させて飼育していましたが、この日 終令幼虫87匹 を回収しました。



飼育に使用する100円ショップで買った大型タッパウエアは蓋がきっちりしまらず、けっこう隙間があいていますが、これがジョウザンシジミなどの飼育によいのです。


ガタピシ隙間があるからあまり蒸れないのです。



エサが足りなくなると多少ウンコの掃除をしてエゾキリンソウを上にかぶせることをくりかえしてきましたが、そろそろ終令なので幼虫の回収にかかりました。



最初は60匹ほど回収。




食べあまった食草とウンコのぐちゃぐちゃした中から、念入りにさがすと見落としていた幼虫が、さらにけっこう見つかる。









そんなわけで捜すのを3回繰り返したら最終的に87匹の終令幼虫を回収しましたが、ここで力つきおしまい。







このあとは あまり摂食せず漸次 蛹化してゆきます。




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