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2006〜2012年、北海道各地でクスサン大発生。
2011-9-9 (金) 曇り
孫の運動会で北海道深川市の多度志を訪れたおりクスサンの異常大発生に遭遇した。
夜遅く、明日の運動会のために買い物にでかけた深川市のスーパービックハウスの玄関などにも大発生中のクスサンが集まっていた。
おびただしい数のクスサンが水銀灯の周りを乱舞し、スーパー外壁や床にまるで落ち葉のようにびっしり張り付き、自動販売機にも多数のクスサンが止まっていて気味が悪いほどだ。
2011-9-10 (土) 雨のち曇り のち晴れ
朝方、雨が降っていたが やがて止んだ。
娘と妻は 朝4時に起きて弁当を作ったようだが不覚にも昨晩酔った私はぐっすり寝ていた。
雨がまた降らないか心配だが結局、屋外で多度志保育園の運動会をやることになった。
保育園の水銀灯下にも夜集まってきた新鮮なクスサンが沢山とまっていた。
私は野外でクスサンを見るのは初めてであったので、せっせとデジカメ撮影。
クスサンに触れたりすると大きく羽根を広げ、眼状紋を見せて激しく威嚇する。
♀は産卵した卵を保護するかのように卵塊に体をおおいかぶせている。
新鮮な9頭ほどを記録用にと思ってつまんで三角紙標本とした。
クスサンは開長10cmをこえる比較的大型の蛾。見ようによってはとても美しい蛾だとおもう。
2006年から2008年の三年間、富良野市演習林〜旭川市など道央を中心に食樹のウダイカンバに大発生した記録があり、2010年〜2011年も士別市、江別市 紋別市などで異常大発生、結局、道内各地で 2006〜2012年にかけて異常大発生が断続的に地域を変えながら続いたようです。
しかし北見市ではクスサン大発生は無かった。
私自身は生きているクスサンを見たのは今回が初めてでした。
従来、オホーツクでは稀な蛾です。
クスサンの幼虫は多くの種類の広葉樹を食べ広食性とされるが最も好むのはウダイカンバらしい。
その後、何故か大発生は自然に収束したようでクスサン大発生の話は2012年以降は パッタリ聞かれなくなった。
クスサンは秋に一斉に発生するが、口吻がなく羽化した成虫の寿命は交尾産卵を含めて約1週間とされる。
ちなみに繭の状態のときは食するとけっこうおいしいらしい。
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