北海道北部晩期発生のエゾヒメギフ個体群を撮影。
20XX-5-21 (日) 晴れ 強風
朝6時30分に北見市を出発。遠路、雄武町の晩期発生エゾヒメギフチョウ撮影に出かけた。
この時期、北見界隈ではエゾヒメギフの盛期は過ぎ、汚損した個体しか見られないのだが雄武町では、発生時期がかなり遅いために今日あたりが最盛期になる。
この時期、国道横の湿地の水芭蕉群落の奥に続く小規模なエゾノリュウキンカ群落を丁寧に見て歩くとたいていエゾヒメギフが吸蜜に来ている。
エゾノリュウキンカの花に吸蜜にきているエゾヒメギフをデジカメで撮影した。
花は満開。ここでは7-8頭の蝶がいて盛んに吸蜜しているのをせっせと撮影した。
日差しが強く、影にいれて撮影したいのだが影にはいるとすぐ逃げてしまいうまく行かない。
それでも2頭を一画面に撮影などまあまあ良い写真が撮れたので満足。
近くに幌内川上流域の支流がありオショロコマがいないかと、渓流竿を持ち出して長靴で笹こぎをして川にでてさぐったが雪解けの増水で釣りにならずで中止。
引き上げる途中、急に体が変に浮いた形になり、右足一本に全体重がかかった形で体が回転した。このときバスンと右足ふくらはぎ上部で大きな音がして、足の力が抜け、立っていれなくなった。
歩こうとすると激痛で動けずしばらく転がっていたが、その後這うようにして林道にもどった。重症だ。右ひふく筋の内側靱帯損傷だとおもう。
地面に転がっていると美しいシラネアオイの花がたくさん咲いているのに気づいた。
車の運転はなんとか可能だが、もう渓流のオショロコマ調査は無理だ。
最後に奥サンルの国道沿いにあるエゾノリュウキンカ群落を見てまわって帰路についた。ここではエゾヒメギフ4-5匹が飛んでいた。
このポイントは旭川の蝶愛好家の中では人気があるようで、前述のごとく旭川、浜益、北見あたりの産地では5月上旬にはエゾヒメギフの盛期は過ぎているのに、5月下旬になっても新鮮な個体が多い産地だ。
交尾後、交尾嚢をつけたメスがエゾノリュウキンカで吸蜜中。
ここでは旭川の顔見知りの蝶やさん二組が来ていた。エゾノリュウキンカが途切れるあたりではエゾエンゴサクに吸蜜する個体もみられた。
また、えんえんと走って夕刻、北見の我が家にもどった。
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