6月下旬、ホソバヒョウモンの撮影で思うこと。
2020-6-26 (金) 曇り のち雨 17℃
常呂川源流域のとある支流に渓流魚調査に入ったが、この渓流は暴れ川で相当に河川環境が悪化しており渓流魚に関してはほとんど死の川のようになっていました。
この時期、この林道沿いには北海道特産種のホソバヒョウモンが少ないながら見られて、特にウツボグサの小群落があるとたいてい吸蜜にきている。
紫色の花にホソバヒョウモンが吸蜜するのは色コントラストも最高で私が大好きな撮影チャンス。
しかし、この日はウツボグサの花をみつけるたびに注意深くさがしたが、とうとうホソバヒョウモンは見つからなかった。
かわりにエゾスジグロチョウがウツボグサに吸蜜しているのを撮影できた。ウツボグサにエゾスジグロチョウというのも、まあ悪くはない感じです。
林道の出口が近づき、最初の橋の上に何かに執着しているホソバヒョウモンを発見。
あまり飛ばずすぐとまってくれるのでせっせと撮影した。
やがて雨が降り出し、ホソバヒョウモンもどこかへ飛び去った。
数十年前、オホーツクの森は至る所カラフトヒョウモンばかりでホソバヒョウモンはごく稀にしか採集されなかった。
近年、それは完全に逆転しカラフトヒョウモンは 種の指定 がなされるのではないかというほどに激減し、ホソバヒョウモンは増えて、普通に見られる蝶になった。
理由は不明。
羽化したばかりの昼飛性蛾ヒメキシタヒトリ♂がひっそりとフキの葉にとまっていました。
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