北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

2015-7-11、北見市近郊、1時間でオオイチモンジ20♂♂観察。

2016-03-01 23:46:59 | オオイチモンジ
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2015-7-11、北見市近郊、1時間でオオイチモンジ20♂♂観察。


2015-7-11  (土) 快晴  32℃

北見市郊外、とある国道へいたる林道。

あちこちでキツネの糞などにオオイチ♂が1~3匹ずつ吸汁しており釣りの合間に少し撮影をした。

この1時間ほどの間に20頭以上の個体がこの林道で見られた。♂の発生の盛期をやや過ぎたところでしょうか。











従来、この林道でオオイチモンジを見たことはなかったのだが、恐らくオオイチモンジの時期に渓流釣りに入ったことがなかったと言うことかも知れない。

渓流の最初の橋の近くに停車すると、どこからともなくオオイチモンジ♂が飛来し車の表面にある昆虫類が激突した跡などにせっせとストローを延ばしていた。








ここは広大なカラマツ植林地の中を流れる渓流沿いであり、一般的な蝶の採集者なら決して蝶採りに入ってくることはない、とても自然度の低い場所である。

みわたしたところではドロやヤナギもなく多少のポプラ若木が見られる程度。

ヤマナラシの背の低いのがところどころにありこれらが発生木かもしれない。 

今年はオオイチモンジの不作年とされ、その激減ぶりは相当なものらしいが、それは毎年おびただしい数の蝶マニアが訪れ、トラップでの根こそぎ採集が繰り返されてきた有名採集地でのこと。

今年はブログネタにと思いオオイチモンジを念頭に私が観察したところではネットマンのみられないところではそれなりに発生しているように思われました。

撮影後、手づかみしたオオイチモンジはすべてリリースしました。




昆虫もオショロコマも採ればその時点では算数の引き算のとおり、その場からは減るのは当然です。

実際、自然再生産のレベルを超えて採集すれば減ってゆくのは当然かと思いますが、蝶の場合は人智を超えた理由で大発生することもある。

基本的には採集圧のみで消えることはないと考えますが、採集圧がまったく無関係ということもないと思います。




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