にほんブログ村にほんブログ村ミヤマカラスアゲハ Papilio maackii Menetries 1858 の幼虫の野外における食草は 北海道においてはキハダとツルシキミの2種類である。
今回、2015-6-21 に北見市日吉にて採集したミヤマカラスアゲハ1♀を北見市の我が家の庭に植栽してあるコクサギに袋がけで放して採卵を試みたところ、2015-6-21～28 の7日間に71卵を産んだ。
2015-6-21 北海道北見市日吉で採集した採卵用母蝶。
蝶友のF氏が採卵用ミヤマカラスアゲハ♀がなかなか採れないと言っていたので彼にこの♀を渡すつもりで持ち帰ったが、たまたま不在であった。そこでＫ氏のあげようとしたら彼の家のキハダはアブラムシにやられてしまい切り倒したという。我が家のキハダも同様な理由で以前に処分してしまった。それでは仕方ないからこの♀を放してしまおうかと思ったが、ちょっと気がむいて、ためしに庭のコクサギに袋がけしてみたものです。
1週間採卵用ネットをかけておいたが、採卵用ネットをはずしたところ。ミヤマカラスアゲハ母蝶はまだ生存しており、やがて飛んでいった。
きっと何も産んでいないのであろうと思いながらみると多数卵が産まれておりびっくり仰天したものです。
コクサギは北海道には自生しないが、本州では稀にコクサギでミヤマカラス幼虫が発見された記録があるという。
本来の食草ではないコクサギを人工飼育下で与えても全幼虫期を飼育しうるが発育状態はかなりよくないという。
さらにはオクエゾサイシンでミヤマカラスアゲハを飼育したという記載があるが詳細は不明。
北海道産ミヤマカラスアゲハをコクサギで人工採卵した話は聞いたことがないし、ましてやコクサギで飼育してみた話は私は聞いたことがない。
それで今回、とりあえず 採卵には成功したので今後飼育までやってみてどうなるか、その経過をこのブログでも時々ご紹介したいと思います。
蝶友のF氏が採卵用ミヤマカラスアゲハ♀がなかなか採れないと言っていたので彼にこの♀を渡すつもりで持ち帰ったが、たまたま不在であった。そこでＫ氏のあげようとしたら彼の家のキハダはアブラムシにやられてしまい切り倒したという。我が家のキハダも同様な理由で以前に処分してしまった。それでは仕方ないからこの♀を放してしまおうかと思ったが、ちょっと気がむいて、ためしに庭のコクサギに袋がけしてみたものです。まさかこんなに産卵するとは思わなかったので正直ビックリしました。
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