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Smart (450) Clock 不調時のチェックポイント

再ハンダで動作検証中のClock(基板)ですが、48時連続テスト?
経過後も遅れなどの症状は発生しませんので完治?です(^^)b

#わかり辛いですが、↑コレで13:15を示してます

で、今回はハンダ面の再ハンダのみでOKでした
#再ハンダというよりは再加熱で劣化したハンダの改質?の方が
#意味合い的には近いかも(^^;

というのも画像は有りませんが、表面実装のハンダの一部に
微小なウィスカー(*1)状のものが有りましたので、これが原因の
一つ?だと思われます。

*1 ウィスカーとは細い針状の金属結晶でこれがショート(短絡)
を引き起こしたりすることもあります。

#この基板では線の断線等がありませんでしたので最初は
#時計駆動部のメカ部分かなぁ?...て疑いましたが、不調は
#ハンダ(種類や質)の経年変化によるものだと推測されます。

え~と...時計屋さんの肩を持つわけではないのですが、Pbフリー
のハンダは一時期ハンダの質が悪く、回路系(設計含む)の方は
色々と苦労をしたケースも有るはずです(^^;
#σ(^^)もその一人なのですけど...(^^;

前置きが長くなりましたが、
▼Smart(450)の時計不調でチェックするポイント
わりと時計の不調の話も良く聞くのでアッセン交換の前にこの辺を
チェックすると復調するかもしれません(^^)b


●Part.1 (症状:時計が遅れる...)
↓で色を付けた部分は経年劣化でハンダクラック→接点不良に
なる可能性があるのでコテを充てて再加熱します。

念のため色付け以外のハンダも再加熱しておきましょう(^^)b

特に時計のコントロールICなどピッチの狭い部分の端子間は
ハンダでショートしてしまわないように注意しましょう(^^)b

※ハンダを新たに盛る必要は有りません。コテ先でハンダを
溶かして再融着するだけでOKです。
※コテ先の充てすぎでランド(基板)を焼いてしまわないように
注意しましょう。


表の電界コンデンサや水晶発振子の不良も考えられますが、
まずはハンダ面の経年劣化対策で再ハンダ(コテの充て直し)
を試してみましょう(^^)b


●Part.2 (症状:止まる、SW操作での挙動不審[逆転]など)
配線の結線部↓(赤枠内)が断線で動作不良になることが有ります。
#σ(^^)のはこのパターンでした。

↑の枠部分に断線の傾向が無いかを確認してください。

時計は左右に向きを変える(首振り)ことが出来る構造にも関わらず、
結線が直接基板にハンダ付けでかつ線材が固いので、経年の
応力集積で断線が起こる可能性があります。

線の被服も心材(より線)も可動部に使うには固いです。
#σ(^^)ならもう少ししなやかさのある線を使います(^^)b

断線気味の場合は一旦すべて切り落とし、被服をムキ直して
再ハンダしてください。

タコの結線はコネクタ&しなやかで柔らかい線材を使ってます。
#要するに線材の選定ミスって事ですネ~

この辺は改修されてるかもしれませんが、Smart 450の時計の
不調の場合、まずハンダ面のコテの充て直しと断線チェックをし
てみてくださいネ~(^^)b
#メカ部の不調の場合はお手上げです(^^ゞ

#シンプルな回路ですが、動作する時はなかなか正確で
#良い時計だと思います(^^)b

【関連過去記事】
昨日に引き続き.. (2010-11-05)
Clock修理の試み.. (2010-01-18)
Clock不調~(^^; (2010-01-17)
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