秋のポタリング

先日、広島国際平和マラソンの10kmの部に出場した。
広島に転勤となって、毎年参加していて今回が３回目。
結果、57分22秒．．．。毎年、2分毎、タイムが遅くなっている．．．。

まっ、こっちに来て山に登ることもほとんどなくなったし、走ることもないし、
チャリンコも通勤程度、さらに暴飲暴食の機会も増えているし．．．。
こんな生活じゃ体力が維持されるはずがない。

そんなことを思っていたら、広島に住む学生時代のツレが、サイクリングに誘ってくれた。
肉質が大きく変わった腹をさすりながら、2つ返事で「ＯＫ！」と回答したのであった。
ポタリングしたのは、広島市の北「戸河内」の辺りで決定。
中国道戸河内ＩＣ側の道の駅に車をデポし、周辺を巡るコースを作案。
久しぶりにチャリに跨るのが、とても楽しみである。



3年間、部屋のオブジェと化していた真っ白な「KLEIN」を屋外に引っ張り出す。
これまで実に哀れな境遇にさらしてしまった．．．。少々、反省．．．。

　　　　　

ツレが新しく組んだという「TESTACH」の鮮やかな青い鉄ロードが軽快に風を切る。
その後ろを追いかける。現役時代と変わらないこのポジションが情けなくも懐かしい。

　　　　　

車の少ない、太田川上流部の県道をしばらく走ると、小さなトンネルが．．．。
そこを抜けると．．．。



広島から北に伸びる「ＪＲ可部線」の廃線跡が。
廃駅の風景は何とも寂しい姿であるが、チャリでプチ旅をしている感がでます。

　　　　　

生まれ故郷の山陰にも似た農山村の風景が久しぶりのチャリの疲れを癒してくれます。
途中、村祭りだろうか？神楽の音も遠くから聞こえる。



しばらく走ると、広島北部の名湯「湯来温泉」
誰でも無料で入れる足湯に浸かること十数分。幸せです！



この足湯からは最後のプチ峠。
せいぜい100mup程度の峠だろうが、足は乳酸がたまり、尻は痛い。
予想通りにツレにちぎられ、しばらく一人旅。
久しぶりの登りは、実に辛い．．．でも、楽しい。

しかし、下りは怖い。
60kmを超えると怖くてついついブレーキレバーに手が．．．。（汗）

そんなこんなで、最後は、県の天然記念物「筒賀の大イチョウ」を


　　　　
　　　　

ロードに乗ったというには、恥ずかしいが、
季節感とチャリにのる高揚感は十分に楽しめた1日であった。