みよしブログ

沖釣り大物集団舳会主宰、タハラッチのブログ。
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ギフチョウ探索10.4.19

2010-04-23 20:10:29 | インポート

春の女神と称される華麗な蝶、ギフチョウ。一昨年、50年ぶりにその飛翔する姿を見たいと思いたって探索に出かけたのですが、現状をまったく把握できていなかったため不本意な結果に終わり、遭遇することができませんでした。

D0151247_221854711  これがギフチョウ。同行してくれた友人のブログから借用しました。

今年こそはとてぐすねを引いていたところ、予定していた日の天気予報は雨模様。蝶ですから、晴れてあまり風の強くない日が最適なのです。この先1週間以上は、相棒が同行できません。急遽、前倒しして、出かけることにしました。

行き先は新潟の山手。関越道で谷川岳の真下を潜り抜けると、薄曇りながら、明るさが増しています。この陽気なら何とかなるかも。周辺にはまだたっぷりと雪が残っているにもかかわらず、きわめて楽天的ば見通しを抱いてしまいました。

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第一本命の極秘ポイントに到着すると、周囲は一面の雪原です。ところどころ雪が解けて露出している地面を探すと、食草のカンアオイがあるではありませんか。やはり本命場所だけのことがありました。この草を食べた幼虫はさなぎとなり、ほぼ1年先の春に羽化するのです。

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でもこんなに雪に覆われていては、さなぎはまだ胎動できないでしょう。まだ芽吹いていない木々の間に山桜が寂しげに咲いていて、その向こうには残雪が見えます。ギフチョウを見るのは1週間から10日くらい先まで待ったほうがよさそうな気がします。

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少し下っていくと雪は消え、道路沿いにはカタクリがいたるところで咲いています。先日、わざわざ見に出かけようと思っていて叶わなかっただけに、これを見ることができただけでも来た甲斐がありました。

せっかく新潟までやってきたのですから、次回のためにもう何ヶ所かチェックすることにしました。ひょっとしたらとの願いもむなしく、この日出遭った蝶はわずか4頭。その中にはこの春羽化したばかりのコツバメが2頭交じっていたのが慰めでした。ルリタテハとヒオドシは成虫越冬したもので、きっと翅がぼろぼろになっていたに違いありません。

ということで、次回もう一度、ギフチョウを探しに出かけてみるつもりです。