4月から電力自由化がされますね。
FoE Japanさんが詳しく解説してくれてる番組を配信してくれてるので紹介しますね。
2016//2/24
「電力自由化」直前!電気選びのポイント
~隠れ東電にご用心/吉田明子さん(FoE Japan)
以下は満田夏花さんのツイートを参考にさせて頂きました。
●TVとかはスポンサーの関係もあって
なかなかいえない内情を、NGOの立場から。
●民主党政権下で、電力の独占体制の見直し、
電力システム改革の路線がきまった。
自民党政権下で、原発促進にゆり戻しが…。
●小売全面自由化の市場は8兆円。
このうち家庭部門は7.5兆円 → すべて4月~自由化される
↓でも
広告をうてる大企業ばかりが目立っている。
一方で、自然エネルギーを選びたい市民が選択できる会社もあるが、
そういう会社は小さく、情報が届いていない
●ドイツでは、自然エネルギーを売っている会社の価格比較をしているサイトがある。
これらのドイツのサイトでは、
有名なシェーナウ(市民たちが原発を退けて、自然エネルギーの電力会社をつくった)、
グリーンピース・エナジーなども。
●日本で、各社の電源構成開示状況は?
電源構成を出しているところは少ない。
特に携帯電話会社は全く書いていない。
《自由化の問題点》
●電気を多く使う人ほど割安になる仕組みは問題。
すでに省エネしている人は、安くならない。
「省エネしなくてもいいや。安くなるから」ということになりかねない
また、関西電力は、原発再稼働するから
「CO2排出を減らせるし、電力料金も抑えられる」
と宣伝している。
●国全体として、原発・石炭の推進。
長期エネルギー需要見通しで、原発20-22%。これは全部再稼働させて、なおかつ10基を新増設しないと出来ない数字。非現実的。
●原発だけではなく石炭も大問題ッ!26%。これもとんでもない。
●COP21の「パリ協定」に基づいて、
各国が温室効果ガスの排出を行っていく。
この中で日本は石炭火力が乱立。(原発もセットで進めていくのでは。)
●非化石電気とは、原発と再エネを一緒にしている。
●新電力も原発エネルギーを買いたい
エネット社長は、「電力会社だけで原子力の電気を使うのではなく、
新電力も原子力の電気にアクセスできる仕組みをつくってほしい」と訴えた。
↓
価格競争の中で、安い価格を追い求める新電力も、
原発再稼働に積極的になっていく可能性も。
↓
価格を追い求めて、石炭火力にいく→CO2が増える→
国際約束を求めるために、原発に行ってしまう、
という最悪のシナリオ。
●再エネのメリット。地域や市民のオーナーシップ。
ドイツでは再エネの半分近くが、市民によるもの。庭先で発電している。
●パワーシフト・キャンペーンが重視する点…
・電源構成や環境負荷、などの情報を一般消費者開示していること
・再生可能エネルギーの発電設備(FITをふくむ)からの調達を中心とすること、
・原子力発電所や石炭火力発電所からの調達はしないこと
・地域や市民による再生可能エネルギー発電、
・大手電力会社と資本関係がないこと
●ようやく小売の受付がはじまった。
・みやまスマートエネルギー。
・そして東電管内で、「みんな電力」が。
・Looopは3月上旬にはウェブサイトオープン。
・生活クラブは6月(抽選)から、10月~一般
・うなかみの大地(パルシステム)は10月から。
・湘南電力は10月。エナジー・グリーンも。
●電気料金を払うことで意思表示できることが大事なこと。
年間で数万円にもなる。
原発や石炭を重視しているのか、再エネを重視してる会社なのか、しっかりと見極めることが大切。
絶対に慌ててソフトバンクやkddiなど2年契約をしないこと