「不育症そだってねっと」のみなさんの主催で横浜市保健福祉総合センターで開催された
「不育症こころのセミナー」 繰り返す流産、一人で悩まないで。に参加しました。
杉ウイメンズクリニック院長の杉俊隆先生の「不育症とは」の講演を聞きました。
杉先生は、アメリカ留学の際に、「リン脂質抗体」を発見し、血液国際学会で学会賞を受賞し、
日本で初めてヘパリン在宅自己注射療法を普及させました。
現在、治療に活かされているのはアメリカで開発された技術だそうです。
杉ウイメンズクリニックの特徴は、診察室の横にラボを作り、血液採集後は即検査を行い、すぐに
検査できないものは血漿分離後、急速冷凍し、血液中のたんぱく質を守り、検査会社に提出して
います。杉先生曰く「正確な検査と診断が妊娠を成功に導きます。また、不育症や習慣性流産の
正しい情報が少ないので、いかがわしい検査、治療などの情報に注意が必要です。」とコメントして
います。
その他、感動的な体験談、岡山大学「不妊・不育とこころの相談室」カウンセラー江見弥生先生の
講演がありました。
不育症の悩みの深さと現実を知りました。今後、不育症の理解と励ましが進むよう環境を整えていこうと
思いました。また、専門医師の育成・養成・均てん化には時間が掛かるとの事でしたが、出来ることから
進めようと思います。