県政のどまん中!   佐々木正行日記

公明党の神奈川県議会議員(相模原市中央区)が日々の活動を綴ります。

6月1日 心臓拍動現象簡易シュミレータ開発!

2012年06月01日 | 実績・政策

国立循環器病研究センターと理化学研究所は、東京大学、滋賀医科大学との共同研究で、複雑な心臓拍動現象を簡易表現できるシミュレーションシステムを開発したと米オンンライン科学誌「PLoS ONE」に発表した。

従来手法が、スパコンなどの大掛かりな計算や時間的課題があることに比べ、この心臓モデルは、心筋細胞を7116個に分離し、CG技術も応用して局所領域を変形させ、ノートPCの性能で、リアルタイムに心臓拍動を計算して可視化することを可能にした。

同研究グループでは、致死性不整脈の危険予測や慢性心房細動に対するアブレーション治療のシミュレーション研究などを行っている。

さらに、このシステムは、心筋梗塞など、仮想的な病気の心臓も作り出せるため、患者への説明だけでなく、医師患者間コミュニケーションや医学部の教育支援などへの応用も視野に入れている。

この新しい数理モデルで生体機能の原理を発見し、検査や治療にどれだけ応用できるか注目される。