先週は、120時間の視聴が許されていた「アナトミートレイン筋膜解剖〜骨盤への深いダイビング〜」に集中していました。
トッド・ガルシア氏の卓越した技術は、人体の複雑で密集した世界へ分入るための道案内のようです。
後方からはトム・マイヤーズ氏のガイドと、それを的確に日本語に置き換えてくださる谷佳織さんの通訳。
おかげさまで、観ているものは安心して深い構造への旅をすることができます。
今回は
- 骨盤と股関節を取り囲む筋肉群
- 腹腔と腰椎骨盤
- 骨盤底と股関節、仙腸関節、骨盤底の靭帯
などなど
貴重な示唆に富む、構造間の連結とその関係性に引き込まれました。
解剖視聴では、隣り合う構造すべてが結合組織を介して影響し合う様子に、いつも目が釘付けになります。
深筋膜と筋外膜、またその間のファシアが取り去られると、途端に張力を失う筋組織。それを孤立化して鍛えることへ疑問。
深筋膜と皮下組織の関係から感じられる、表層の組織の重要性。
そして、細部・深部の構造へと分入るほどに、動きにおける全体性の大切さという、相反する気づきを得られるのが面白い。
さらに、骨盤底に関して、第3の骨盤底とも言えるような子宮周囲の靭帯・間膜の繋がりや、骨盤隔膜と内閉鎖筋等との関連性はとても興味深かったです。
腹腔を取り囲む構造、脚と骨盤との連結などから、骨盤底の健康のために何をどのように動かすべきなのか、動きを考えるヒントをたくさんいただくことができました。
おかげさまで、今回も貴重な学びを得ることができました。
トム、トッド、佳織さん、キネティコスの皆様はじめ関係者の方々、ありがとうございました!
【「スーザン」さんと「リチャード」さん。(尊敬の念を表すためにトッドがつけたお名前です)
この場をお借りして、このような貴重な機会を提供してくださった生前のご意志に深く感謝申し上げます。】
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