夏の思い出／コート編。

I stood on the court.
コートに立ってしまいました。

広島での休息日のこと。
平和記念公園を訪ねる前に、この旅でのわたくしの“仕事場”であり、
世界選手権会場である「広島グリーンアリーナ」に行きました。
スペインの公開練習が行われるというので、見学するためです。

NBAのスタープレイヤー、パウ・ガソルを擁するスペインは、才能豊かで
選手層が厚く、今大会の優勝候補の一つ。
（事実スペインは、この広島での予選ラウンドを5勝0敗という圧倒的な
強さで勝ち上がり、決勝ラウンドでも順当に駒を進めています）

わたくし、このパウ・ガソルという選手はけっこう好きで、実は最初から
日本よりスペインに注目していたりもして（！）、212cmとも215cmとも
伝えられるパウのその長身は、ぜひとも近くで見たいと思っていました。

試合のある日はプログラム売場を離れられず、ゆっくり試合観戦という
わけにいきませんが、せっかく発行してもらったプレスIDカード、活用
しない手はありません。


アリーナに到着してみると、
練習そのものは控えの若手中心で、20分程度で終了してしまいました。
その後、インタビューセッションが始まり…、

おぉ、パウがすぐそこまでやってきたっ。


一人たたずむパウ・ガソル。
バルセロナ生まれの26歳。
単品だと背の高さがわからないが、
ひざ下は超ロング。


エースが一人でたたずむことを、報道陣は許さない。
たちまちマイクやカメラに囲まれるが、ほとんどの
人はパウの肩くらいまでしかない。デカいぞ、パウ！


最初はプレスデスクからおとなしくコートの様子を見ていたのですが、
コートに漂うカジュアルな雰囲気に、顔なじみのＨ編集部・Ｔくんが
「ボクらも行って大丈夫じゃないっすか？」なんて言う。

ならばと、様子をうかがいながらそろりそろりとコートに歩み入り、
あたりを一渡り見回し、センターサークルにもちゃっかり立って、
囲み取材を受けるパウに接近。（デジカメ準備）

インタビューに聞き耳を立てたところでスペイン語だもん、まるで
わかんないや、などと思いながらシャッターチャンスを待っていると、
なんとパウと目が合いました。

チャ～～～ンス♪（すかさずシャッター）


「そこの小っさいアジア人チョロチョロしすぎ～」的視線。

目線いただきました。
さんきゅーパウ。
決勝トーナメントも頑張ってねん。