巨泉のOKギフト。
バンクーバーのダウンタウンで、なかなかの売場面積を誇る土産店。
うっしっし。大橋巨泉。
カオルくんとの待ち合せは「12:30ショップ前」にしたんだけど、
バスの空港到着が遅れたり、荷物の運び入れもあったりで、結局
ダウンタウン着は1時頃。カオルくんをだいぶ待たせちゃった。
しかも遅れた分があるから、休憩は40分だって。
思ったより忙しい。
再会の挨拶もそこそこに、カオルくんに時間がないことを告げる。
「じゃ急ごう、とにかく一杯やろう!」(真っ昼間ですが)
目抜き通りのロブソンストリートを急ぎ足で抜け、ブロックの角に
建つスターバックスの2階へ上がる。明るい雰囲気のレストラン。
カウンターに並んで腰掛けると、明るく元気なおネエちゃんから
メニューを渡された。
「ビールを、ピッチャーでちょうだい。グラスは5つね」
カオルくんが手早くオーダーする。
おネエちゃんの働きぶりも速やかだ。
すぐさま片手にピッチャー、もう片方に5つ重ねたグラスを持って
戻ってくる。ドンッとピッチャーを置くと「ふぇ~重かった!」と
いった様子で手首を振り、クルリと目を回して見せた。
それぞれのグラスにビールが注がれ、まずは乾杯!
「ようこそカナダへ!」とカオルくん。
1年ぶりの再会に会話が弾む。
今冬、カオルくんは愛息Pくんのスキーデビューが嬉しくて、ほとんど
まともに滑っていないけど、それがちっともストレスじゃないこととか、
それでも次の金曜日(我らのウィスラー滑走最終日)にはウィスラーに
行く予定なので一緒に滑ろう! チューブパークにも行こうよ、とか、
ロッキーも来週あたり、いい雪降りそうだよ♪ とか、
ところでやおりの結石は大丈夫なの? とか。(大丈夫だよ、たぶん)
時間は限られていたけれど、あれもこれもと話題は尽きない。
ここでおネエちゃん再び登場。「何か召し上がりますか?」
最初は「時間がないから、食べ物はいいや」なんて断ったんだけど、
おネエちゃんが簡単なものならすぐ出せるからと譲らない。
結局、おネエちゃんの勧めでオニオンリングフライをオーダー。
天高く積み重ねられたオニオンリング。カリッとしてて旨かった。
やん様とはるさんともんちとオニオンリング
ビールを飲み干す頃には、もう制限時間いっぱいになっていた。
急ぎ会計を済ませるが……、
カオルくんの顔が赤い。
サルのように赤い。
頬といわず目元といわず、顔じゅう赤い。
赤いというより
まっかっかである。
「今日は出勤してる同僚も少ないし、これといった仕事もないから」
とは言うけど、そのまま職場に戻るのはちょっと……という赤さだ。
あたし知ってる。仕事中の昼ビールって、けっこうキくんだよね(笑)
1階のスタバで濃い~エスプレッソでも飲んでったら?
冷たいお水で顔でも洗って、顔面の温度を下げたほうがいいよ。
「日焼けです」ってのはどう? 今日すごく天気いいし。
具合が悪くなったことにして、今日はこのまま帰っちゃえば?
まるで役立たないアドバイスを口々に与え、
「じゃあ金曜日、ウィスラーで待ってるね~!」
別れを告げてバスに戻る。
巨泉のOKギフト前からバスが出る。
一路ウィスラーへ向けて出発だ。