タケ・タケ・エヴリバディ!

当ブログは「竹と生きる・竹を生かす」をメインテーマに、管理人の田舎暮らしの様子をお届けします。

ギブ・ミー・ア・チャンス

2024年05月01日 | 読みました!見ました!

荻原浩さんの「ギブ・ミー・ア・チャンス」(文藝春秋)を読了しました。荻原浩は「おぎわらひろし」、「はぎわら」ではありませんぞ。

ボクは彼の作品は、「オロロ畑でつかまえて」「なかよし小鳩組」「花のさくら通り」の「ユニバーサル広告社シリーズ」3部作、渡辺謙主演で映画にもなった「明日の記憶」、最近では「海の見える理髪店」などをこれまでに読んでいます。今回の「ギブ・ミー・ア・チャンス」は、「ユニバーサル広告社シリーズ」に通じるところのあるユーモア満載の作風の短編集です。

お笑い芸人を目指すフリーターを描く表題作ほか、体型のせいで尾行がバレる元相撲取りの探偵や、笑われることが大嫌いなのにゆるキャラの〝中の人〟にされた公務員など、何者かになろうと挑み続ける、不器用であきらめの悪い8人の物語。短篇の名手・荻原浩が温かく描く、笑えて、ちょっと泣けて、元気が出てくる短編小説集です。ラストチャンスにしがみつこうとする人々との努力と葛藤が面白く描かれており、どの人物の生き方や考え方も、とても面白かったかったです。

なんか「たくましく生きていこうというエネルギー」を、ボクも少しいただいたような気がします。人生はポジティブに前向きに生きなくちゃね。


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