山さんぽ花さんぽ

奥秩父や奥多摩周辺の山と花の風景を楽しんでいるデジカメ日記です

花咲く平標山と仙ノ倉山

2013年06月24日 | さんぽ


2013年6月23日(日) 曇り

火打峠→松手山→平標山→仙ノ倉山→平標山→平標山ノ家→火打峠

先週は天気が悪く山歩きは中止にした。朝までは行くつもりで身支度していたが、出発直前で取り止めてしまったわけだ。それから山欠の毎日が続き、待ちに待った今週も梅雨空だ。平標は登山口にある駐車場が有料になってしまい、気乗りはしなかったが数年ぶりに訪れてみることにした。富士山が世界遺産登録となったことで、その姿でも眺めようかと考えてはいたが、雲に隠れる確率が高いので花見山歩とした。月夜野ICから三国トンネルを抜け、苗場スキー場を横目に、今は廃校となってしまった三国小学校とスノーシェイドの脇に駐車する。丁度、バス停の会い向かいとなるかたちだ。身支度を済ませ、登山口へ向ったが、案の定、駐車場は満車に近い状態だった。この季節になるとお花畑を目的にたくさんのハイカーが訪れるのであろう。平標の観光PRだろうか、登山口で地元の方が記念品を配っていた。


<朝露のツツジ>
ここは松手山へ向かうのがお決まりのコースだ。林道歩きから始まって山ノ家から登るのもいいが、やはり花は早く見たい。しかし、稜線に出るまでは急登が続く。はじめに出てきたのが色鮮やかなツツジだ。高度を上げると苗場スキー場が良く見える。スキーシーズンになると賑わうが、今はひっそりとした高原のリゾート地という感じだ。



<稜線が見えてきた>
稜線上には絶え間なく続く登山者の行列が見える。あのゴツゴツとした山はどこの山ですかと、突然そんなことを訪ねられたが、よく見れば榛名山の山容だ。こんな所から眺められるとは、思ってもみなかった。



<ハクサンチドリ>



<ハクサンイチゲ>



<青空がほんのちょっとだけ>



<稜線に咲くコバイケイソウ>
晴れてくれるだろうと予測していたが、それほど雲は切れない。周りの山も見えないが、ハクサンイチゲが出てきた。今日のお目当てはこのハクサンイチゲとハクサンコザクラだ。山頂から下った仙ノ倉へ向かう途中の鞍部にそのお花畑がある。望遠レンズと三脚を持参したが、はやり普段持ち慣れていないと重く感じる。



<ヨツバシオガマ>



<アカモノ>
ツケモノならいいが、赤くもないのにアカモノとは…。しかし、初秋の頃になれば赤く熟した実がなるそうだ。



<山頂の周りは人、人、人>
平標の山頂は山名の看板を中心に大きな円陣が組まれていた。みなさん腰を下ろして、思い思いに食べている様子がそう感じられた。真ん中にドカッと座る訳にもいかず、このまま、ここは通過する。この先、ちょっと下った鞍部がお花畑なので、そちらでゆっくりと休むつもりだ。



<ハクサンコザクラ>



<ハクサンイチゲ>



<花いっぱい>
お花畑には休憩できるベンチがあった。そこで大休憩とした。ここまでろくろく休まず来てしまったのでザックを放り投げる感じで下ろした。まずは腹ごしらえをしてから撮るつもりでいる。しかし、天気もそうだが、ハクサンイチゲは散り掛けてしまっている。コザクラは寒いのかあまり開いていない。三脚まで持って来たが広げるほどでもないようだ。とは言ってもせっかく重い物まで準備してきたので、数枚撮って終わりにした。この先もガスって、仙ノ倉までそう花もないだろうが、念のため行ってみることにする。



<仙ノ倉への稜線>



<沢にはまだ雪渓が>



<やはり仙ノ倉の山頂から展望はない>
仙ノ倉の山頂も賑わっていた。ガスで何も見えないが縦走路を歩いて、その先へ行って見る。数名の方達が山道脇で食べていたが、下から年配の方二人が上がって来た。谷川岳から縦走して来た方達だ。昨日はオジカ沢避難小屋に泊まったらしい。避難小屋は10名程になり溢れてしまったという。幸いにもテントの方が居たので助かったようだ。水も取るのに苦労したらしく、雪渓から取ったという。



<東芝ランプ>
ここの縦走路で起きた悲しい出来事。知れば知るほど山の怖さは計り知れない。無理は禁物だ。気力も大事だが、自分の体力がそれ相応にないことに気付くべきだろう。歳も歳だし。



<仙ノ倉からお花畑に戻って>



<平標山ノ家へ>
再び平標の山頂へ戻って来た。今日は終始ガスっていて残念だった。これで下山開始だ。下に見えるベンチであんぱんでも食べながら休憩しよう。雷雨でもありそうな雲行きになってきた。苗場山の空には虹も出ているが…。



<山ノ家と三国大源太山>



<小屋から見上げて>



<平標の鐘>
小屋の周りをウロウロしたが、結局ザックは下ろさず平元新道を下った。



<平元新道>
どうしたものか、膝にいわく感が出てきた。それが、しだいに痛みに変わり、左足をかばう様になってしまった。おまけに階段が延々と続く。そういえばこのコースは木道と階段が多い。とても良く整備されている。木道は尾瀬で痛いほど味わった経緯があるので敬遠したいところだった。そんな事を言っても、たくさん花を見て、楽しんで来たくせに。そう頭の中で自問自答しながら、林道まで下った。先週、山を休んでしまったからなのか、それとも普段の行いが悪いのか、来週の山が心配だ。

2 コメント

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え~もしかして… ()
2013-06-25 21:56:15
同じ日に同じルートを歩いていましたよ~
どちらかの山頂で似ている方がいるなと思ったのですが、
雰囲気がいつもと違うし~ベージュっぽい服装でしたが?

私はいつものメンバーではなく高校時代の親友と二人、
花好きな山を始めたばかりの彼女のために選んだ山。
なのでのんびりで登山口6:20分発で14:45分着でした。
どこかですれ違っていたでしょうか?
ヤマレコにコースタイムを載せています。
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あれまぁ~! (あんぱん)
2013-06-26 05:20:06
彩さん、おはよ~う^^
ビックリです。コースタイム見ましたが、出発は私の方が30分ぐらい遅かったみたい。でも、平標の山頂では同じ位で、下山は彩さん達の方が20分程度早く下山したみたいですよ。もしかして、すれ違ったかもね。確かにベージュでしたよ。よれよれのTシャッでしたが。ホント、びっくり、あれまぁ~!です。そういえば九州に行かれたんですね。お疲れ様でした。平標はもう少し青空が見えてくれれば良かったですね。きっと、お友達も山好き、花好きになるのでしょうね。ありがと~(^^)
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