ヤマネ接骨院鍼灸院日常記(ブログ)

京都府福知山市でヤマネ接骨院・鍼灸院を開院しております。
日々色々なことを考える場としてブログを活用しています。

人体の不思議展

2011-01-25 20:35:56 | 私思考
皆様、こんばんは。


今朝の雪には、私が積ると頭になかったため、びっくりしましたが、大した積雪ではなく安心しました。


それでも、駐車場だけは除雪をしないといけないと思い、掻き始めましたが、今日のほんのわずかな積雪では、滑りやすくするだけで、踏んでもらって解けると思い、止めました。


朝一番の患者様で車で来ていただける方もありますので、思惑通り(笑)溶かしてもらい、タイミング良く『小雨』で早い時間に雪が全くなくなり良かったです。


これでも、福知山は少ない方と思いますが、今冬はまだまだ『雪』の心配をしないといけません。



さて、先週に新聞記事になっていた話題から



~人体の不思議展~
「人体展で苦痛」提訴へ 京都の名誉教授「会場に死体、生活侵害」
産経新聞 1月19日(水)15時24分配信

 京都市左京区で開催されている「人体の不思議展」(23日まで)について厚生労働省が「標本は遺体」との見解を示している問題で、会場近くに住む生命科学が専門の大学名誉教授が、「死体が展示されているため精神的苦痛を受けた」として、主催する同展実行委員会(大阪市北区)に損害賠償を求め、20日にも京都地裁に提訴することが19日、関係者への取材で分かった。

 提訴するのは、日本科学者会議の生命倫理研究委員会のメンバーでもある京都工芸繊維大学の宗川吉汪(そうかわよしひろ)名誉教授。宗川名誉教授が原告側代理人とともに同地裁を訪れ、訴状を提出する予定。訴状によると、宗川名誉教授は、同展会場の京都市勧業館(みやこめっせ)近くに居住。昨年12月4日から同展が始まり、「会場に死体が多数あるため、平穏な生活を営む権利を侵害され、多大な精神的苦痛を受けた」と訴えている。

 損害賠償額については検討中で、原告側代理人は「今回は違法状態を世間に訴えることが目的」としている。訴状では、同展で展示されている標本を「死体」とし、解剖した死体を同展の開催時間帯以外も会場内に置いておくことが、死体解剖保存法に規定されている「保存」にあたると指摘。死体を保存する場合は、開催地の京都市長の許可が必要だが、「申請がされておらず同法違反にあたる」として、同展の開催自体が違法だと訴えている。

 宗川名誉教授は「展示されている奇抜なポーズをとった標本の場合は、死後硬直前に薬品づけにしなくてはならず、死者の尊厳を冒涜(ぼうとく)している。当初は学術的な要素が強かったが、次第に商業性が強くなり、生命倫理的に非常に問題だ」と指摘している。

 同展をめぐっては近年、輪切りにした人体や臓器などを展示する手法が問題視され、後援を取りやめる企業や団体が相次ぎ、抗議運動も活発になっている。同展実行委は19日午前の産経新聞の取材に「文書で回答する」とコメント。これまでに回答は届いていない。


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私も、大阪で開催中、大阪で住んでいた時でしたし、3回見にいったことがあります。

目的もありまして、当時鍼灸、接骨院の学校の学生だったこともあり、机の上の勉強から、『実物』を見れることもあり、ただ見るというより、『解剖学』としてという思いがあったと思います。


その時にも、かなり違和感がありまして、商売としてですからしょうがないと思い込んでいましたが、『骸骨のキーホールダーは売ったらアカンやろ』と仲間で行ったのを思い出しました。


当時は、大々的にテレビのCMもしていましたので、問題なく?開催されているもの(今回は京都のことのため詳しくはわかりませんが・・・・)、後援を取りやめになっていることも知りませんでした。


私も2度、解剖の見学実習をさせていただく機会がありました。


その時は、黙とうにはじまり、黙とうに終わる。


『解剖、医学』の為にこのような機会を与えて頂いた御遺体に敬意、感謝を持って接しました。


想像してみてください、今回のことで自分の身内や知っている方の遺体で、奇抜なポーズをとる。


単純に、何が悪いではなく倫理的に、人の気持ち、心として『商業化』されてはいけないですね。


正直、ここまで大きな記事になるまで深く考えず、『違和感』はあり気になっていた事柄について今日はブログにしました。








コメント (2)
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