謹賀新年2023年の初月曜日。
新たな年を迎えました。古い年のつづきですが、古い時間をスパッと切ることはできない。
社会事情や内部経済事情、構成員高齢化など問題山積みではありますが、張り切って参ります。役者の肌に触れないようにお願いします。尚、オイルを塗るのは可。
本年もどうぞよろしくご愛顧お願いします。
少数性鋭(カッコ笑い)の劇団夢桟敷より。
[誤=性→正=精]
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劇団夢桟敷「週刊月曜日」
〈第29号 2023.1.2発行〉
https://yumesajiki.jimdofree.com/
※バックナンバーを見れます。
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劇団夢桟敷は1979年6月に「ポストアンダーグランド演劇」を旗印に山南と夢現を中心(夫婦劇団?否、家族劇団?否、反社会勢力?否、霊感商法?…否否否)に東京早稲田で劇団を旗揚げしました。
当初は劇団ブラックホール(夢桟敷の前身「黒い社交場」)を名乗り1979年〜1984年7月までで実際に起こった事件(三面記事、週刊誌ネタ)を題材に虚実入り乱れた劇世界に挑戦(5年かで10本の東京公演)して参りました。
今や「乱交」をネット検索すれば「ブラックホール」にヒットします。
ー(注)虚実入り乱れの洒落であります。
リアリズムや自然主義とは逆行するシュールさを特徴とした劇作りです。
以降、1984年7月より拠点を熊本にUターン移転し第二期よりパフォーマンス性(歌やオドリ)を追求すべく摩訶不思議さを色濃く表現するに至りました。
熊本では息子娘世代の新しい世代の参入もあり、この43年間で劇団を通過したメンバーは300人を超えることにもなりました。
これまでに150本以上の公演を経験しましたが、清く正しく美しく!のモットーは空論であります。
貧しく貧しく貧しく!これも虚実入り乱れた乱交の虚実。空論の「空」。
色即是空、空即是色。
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2023年1月2日、月曜日の初夢は?
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朝目覚めるとコーヒーを飲みながら今見た夢を反芻するのが日課になって久しい。生活習慣か?職業病か?
本を読んで知力や記憶力を高めながらのインテリジェンスな生き方とは反対に、極めて感情的、ある意味、狂気に満ちた夢の反芻作業。それは想像力のリハビリか。
初夢は「夢は見ないぞ!」という今日的なものだった。
「夢は見ないぞ!」という夢である。
人の寝言に返事をすると苦海に溺れてしまう説がある。
寝言を演劇に例えると、演劇に大変申し訳ない。
申し訳ない!と客席から叫ぶ。
ところが喉が枯れて叫びは言語不明瞭な犬の遠吠えとなる。
「夢は見ないぞ!」は命令ではない。…舞台のセリフに返事をしてしまったのだ。
ブラボー!と。
更にセリフはつづく。
「カネが欲しいのか?命が欲しいのか?」
舞台上のセリフに他のお客さんも返事をする。
どちらも欲しい!と。
「戦争だったら人を殺すと勲章がもらえる。」
嵐のような客席のブラボー!に混じって、
勲章はいらん!と。
今にも消えてしまいそうなか細い声が夢を見ない夢の中で聞こえたのだった。
誰だ?
辺りを見渡したのだが劇場は無観客だった。消えてしまったのか?元々何もなかったのか?
誰もいない「夢は見ないぞ!」という夢から覚めて、
原点回帰の劇団夢桟敷は夢を放浪する。
原点は「私探し」のようで虚しいね。(笑)…山南