友人Ｎと真飛聖サマの料理

　今日はウチに、友人Ｎがやってきた。
　彼女は二年前、愛知県日進市にやってきたベルばらの全ツを見に行っており（過去記事→ココ）、なんと「ツアーバッグ」をお買い上げしたのだった。今日は律儀に、その懐かしきベルばらツアーバッグを携えて登場いたしましたよ。

　その友人Ｎ、面倒見がよくていいところもたくさんあるんだけども、少々口が悪くて何にでも難癖をつけたがる性格。彼女とは15年以上の付き合いですが、生意気娘Ｋも15年間会うたびアレコレ嫌みを言われているのだった。「負け犬の遠吠え」で一躍有名になった酒井順子が、どっかのエッセイ（どの本か忘れた・・・）の中で「女の意地悪は嗜好品」と書いているのを見たとき、わたしの頭には真っ先に友人Ｎの顔が浮かんだもんね。それでもなんでかずーーっと友人なんだけど。彼女のこと嫌いかと言われると、そんなことないし。（ただ客観的に、性格わるいなーと思う時がある・・・）友情にもいろんな形があるのだ。

　その友人Ｎと未来のダンナ様（←来年挙式予定）のために昼食を準備することになり、生意気娘Ｋは考えた。

　「これは難しいぞ。あまりにもフツーのものを作ると、ダシの取り方がどーのと基本の差異を指摘されそうだし、凝ったものを作りすぎても、Ｋちゃん見栄張ったのね、なんて嫌みが飛んでくるに違いない。ホメられようとは思わんが、彼女が『生意気娘Ｋもちゃんと料理してるんだな』と思う程度のものを作らねば！」

　そこでフト思ったのよ。

　真飛聖サマのあの料理・・・。なんか友人Ｎが好きそうな味だし、煮込んでるから時間はかかってるし、ありふれてないし、あれイイんじゃないの！？
　
　かくて生意気娘Ｋは、ゆうべタマネギ切っててついでに切ってしまった指に絆創膏を巻き巻きしつつ、がんばって夜なべして鶏手羽先を煮たのです。また五時間。
　※↑鶏手羽先煮るだけだから指は関係ない。

　友人Ｎが彼氏を伴って現れ、パスタ（←これがあまりうまくできなかった・・・。ううう。）、サラダ（←見栄をはって手製ドレッシングにしたところ、友人Ｎに「そんな油多いもの食べてイイの？」と嫌みをあびた）、そして鶏手羽先をポーカーフェイスで提出。友人Ｎは、視線をやり「これは・・・」という顔になった！

　ふっ・・・宝塚ファンの底力を、思い知ったわね！ふふん！（←？）

　と思ったけど、顔には出さず。
　しばらく鶏を食べていた友人Ｎは、しばらくするとためらいがちに、

「これ・・・どうやって作るの？」
（↑決して「おいしい」とは言わないのがポイント）

　おおおおーーーーーーっ。これは、友人Ｎの最大の賛辞だぞ！！すごいよ、真飛サマっ！！

　生意気娘Ｋはもちろん、
「手羽先を数時間煮て、鶏ガラスープの素を入れて、最後に塩こしょうをね・・・」
　と、さも自分の料理であるかのような得意顔で説明しておきましたことよ。
　ホントはトップスター様の料理だけど！宝塚グラフでゆうくんがしゃべってただけの料理だけど！

　真飛聖さまありがとうーーーー！
　おかげさまで生意気娘Ｋは、ひさしぶりに友人Ｎにホメられたよ！