毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

経ヶ岳から仏果山、高取山(2021年1月13日)

2021-01-15 09:21:33 | 山日記

3日間の集中仕事を終えたし、前日の火曜日には山沿いに雪が降った。

久しぶりに雪の感触が味わえると丹沢の神ノ川ヒュッテを起点に檜洞丸を目指すことにした。青野原をすぎると道にも雪が現れ、周りの樹林もみごとに雪化粧をしている。青根をすぎていよいよ神ノ川林道にはいると、なんとキャンプ場から先は落石の危険があるという理由で通行止となっていた。

雪にはタイヤのあとがいくつも残っていて車で通行しているようだったが、あきらめて方針転換。焼山も考えたがここも登山道が崩落していて通行止が続いている。

結局、12月に計画してこのブログにもアップしてある高取山と仏果山、そしてその南にある経ヶ岳を縦走する計画を、逆に仏果山、高取山まで縦走してみることにした。

9時20分、車を田代運動公園にとめてそこから歩いて経ヶ岳をめざした。中津川の河原にはテントをはって楽しんでいる人たちがいる。今流行りのソロキャンプもいる。

橋をわたって山裾にある半僧坊勝楽寺の前をとおって登山口へむかう。国道が大きくカーブする地点から右に下るとすぐに登山口で標識も整備されている。ここで9時40分。蛭が多いらしく注意の看板と忌避剤まで置いてあった。しかし真冬の今日は心配はいらない。

たしかに蛭がでそうな暗い湿った沢沿いの道を登っていき、2つめの砂防堰堤の上から左手の尾根へと登っていく。

道は手入れがされていて歩きやすい。尾根の展望地点にはベンチがあり、平野側の木が伐採されて展望が得られる。しかし、今日はなんだか体が重い。仕事の疲れがたまっているのか、登りの足が進まない。

10時38分、標高430mで林道に出る。登山道は林道をほんの少し右手にいったところから上へと登っていく。100mほど急なのぼりが続くが、経ヶ岳から北に伸びる尾根に出るとあとは楽な尾根歩きとなる。普通ならすたすたと歩けるとこなのだが、今日はとにかく身体が重い。少し急になると階段状に横木が整備されているのだが、今日はその段々がきついのだ。ストックをだしてつかって調子を整えながら歩くことにした。

登山道にも日の当たらないところに雪が現れた。うっすらと積もっている。やがて日の当たらない北東斜面が真っ白になってきた。それでも道には1センチも積もっていない。

時々立ち止まって一服入れながら11時20分、ようやく経ヶ岳山頂に到着。丹沢の全容を見わたすことができる。山の上部が雪で白っぽくなっている。おにぎり一つを食べ、魔法瓶のお湯でカップラーメンをいただいた。

ここから半原越えをへて仏果山へと向かうのだが、体調がイマイチなのか足が重いので、気分は盛り上がらない。でも食欲はしっかりとあって食べられるので続行することにした。

直ぐに経石という岩がある。その先から急な下りだ。一旦ゆるくなるが半原越にくだるところもかなり急だ。

日当たりのよい尾根道から寒々しい半原越えに出る。三叉路になっている。ここから細野へと降ることもできるが長い舗装通り歩きでは勘弁だ。すぐに向かいの斜面を登って仏果山へと向う。すぐに煤ケ谷への道が別れ、一つピークをこえると土山峠への道が別れる。そこからひと登りで革籠石山640mだ。

そこから標高差で80mほど登るとあとはほぼ水平の道になる。しかし、道は狭まり、岩場、鎖場もあって歩きにくい。さすがに修験道の修行の場となった山だけのことはある。最後の仏果山への登りは真新しい鎖が左右にダブルで整備されていた。

仏果山747mの山頂は、12月におとづれた時変わらず静かだ。ほかには2人だけが休憩していたが、一人はすぐに高取山の方へと出発していった。今度はコーヒーを入れながら甘いお菓子をほおばる。もう一人の女性も同じように高取山へと歩き去った。

このまま下るか高取山をまわるか少し考えたが、登りでなければ体は普通に動いているので、まだ歩いていない高取山からふれあい村に降るコースを歩いててみることにして出発した。

高取山への道は、先ほどとは違ってとても歩きやすい。しかも全体的に下りなので足取りも軽くなる。高取山が近づくと前回にも注目した太いモミの木が目立つようになった。そして高取山からの関東平野の大展望は今日もすばらしかった。

先行した二人はすでに下ってしまったようだ。私も冬の傾いた日差しをあびて小休止のあとすぐに下り始めた。この道は予想以上に歩きやすくていい道だ。仏果山からの下りよりゆるやかで尾根も広々していてしかも落葉樹林が多いので日差しが入って明るいのだ。道は横木で段々に整備されているのだが、段差が小さいのでとても楽だ。次に機会があったらこのコースを利用しようと思う。

途中宮ヶ瀬ダムが見えるところなどもある。標高550m付近にふれあい村・宮沢大橋と馬場・大平との分かれ道の標識がある。しかし、馬場・大平方面にはバッテンがつけれられてる。地図で確認するとふれあい村の西の尾根をたどって馬場へとつづく破線道があるけれど、やぶになっているのかもしれない。ここは右手のふれあい村へと下る。

林道を横切って350m付近でまた分岐がある。まっすぐ行くとふれあい村へと続く。ただ、現在はコロナ禍で登山者の通行は歓迎されていない。右手に斜面を下る道は宮沢大橋の下をくぐって半原へと下ることができる。今回はこの道を使った。途中沢の反対側へと渡る道も分岐している。この道を行けば仏果山への道に合流するはずだ。

道は宮沢大橋とトンネル入口の間の車道にぶつかる。ガードレールが道をふさいでいるが、橋の下をくぐって反対側の舗装の道に出られる。あとはこの道をまっすぐに下っていけばふれあい村野外センターのバス停に出られる。私は15時25分ころにバス停について、15時41分の町営循環バスで半僧坊前(国道側)で下車し、田代運動公園の車へと戻った。運賃は100円均一だった。

 

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