毎日が山のこと

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榛名神社から榛名湖へ紅葉の森を歩く(2020年10月30日)

2020-11-23 18:54:04 | 山日記

このコースは、2019年6月に電車とバスで来て、榛名神社から榛名湖、掃部ヶ岳から杏ヶ岳とまわって神社まで周回した時に、機会があったら誰かを案内したいと思ったコースである。その時は、新緑のまっ盛りでハルゼミの鳴き声が世界を満たしていて、どこまでいっても抜け出せないと感じたものだった。北関東の山々は広葉樹林に包まれていて、きっと秋もいいだろうと思ったのだ。

今回は、妻とその妹さんをつれて、その中から榛名神社から榛名湖までを歩き、バスで榛名神社に戻るという計画だ。だれでも歩ける楽なコースだ。

11時すぎ、車を榛名神社の町営駐車場に留め、参道を神社へと歩く。土曜日で紅葉の季節とあって結構人が出ていた。

神社への参道は、石畳の道を谷にそってゆっくりと上っていく。その谷全体が秋の色に染まっている。

石畳の道が階段に変わる頃から左手の斜面に岩壁が現れてきた。こうした岩壁が神の宿る場所として信仰の対象となり、榛名神社が祀られることになったのだろう。

社殿は改修工事中で覆いに覆われていたが、お参りをすませ、さっそく奥の山道へと入っていった。すぐに、大きな堰堤があらわれ、その上から九折岩(つづらいわ)という名の奇妙な形の岩が顔を覗かせている。

道は谷底から斜面に移りながらゆるやかに登っていく。杉林の中で道が分かれている。そのまま登っていくと車道に出て、神社裏のバス停になる。

私たちは右に下る道をたどって谷底へとおり、やがてふたたび落葉広葉樹の中の道になる。日差しが明るく暖かくなる。日当たりがよくて少し広くなったところで昼食にした。

標高も1000mを超えて、榛名湖の外輪山をなす天神峠が近づくと木々の色づきも鮮やかさを増してきた。

やがて、峠が近いのだろう、谷の反対側の斜面が目の前に迫り、華やかな彩りの斜面を大きく広げている。日を一杯に浴びている。

峠は駐車場にもなるらしい広場になっていて、それを囲む木々のなかにモミジの鮮やかな赤が混じっている。それそろ神社へと下るための1時間に1本のバスの発車時刻が迫ってきたので、湖畔には下らずに峠のバス停から13:30に湖畔を出発するバスに乗ることにした。湖畔の景色は、帰りの車を伊香保周りにすることで楽しめる。小春日和の天気の中、のんびりと秋を満喫したハイキングだった。

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